神田で10年ぶりの再会の日
2010年7月23日 (金曜日)
世の中は本当に狭い。人と人の縁は意外なところでつながって、もとに戻ってくる。
昨夜も、とある方(Kさん)と10年ぶりに再会したのだが、そのきっかけはパフと6年ほどまえより事業提携しているE社の社長Yさんだった。
Kさんは、10年前に大手コンピュータメーカーからIT系ベンチャー企業に転職した人事マン。僕が知り合ったのは、Kさんがベンチャー企業(いまは大企業になってしまったが)に転職されたばかりのころだった。そのときは表敬訪問をしただけで、その後とくに仕事をご一緒することはなかったのだが、なぜか、ふだんは物覚えの悪いはずの僕のアタマに印象深くインプットされていた。
いっぽう、E社の社長Yさんとは6年前からのお付き合いで、しばしば食事をともにしながら情報交換する親しい間柄である。
このYさんとKさんとが、実は飲み友達だったということがつい最近発覚し、「じゃあ一献まいりましょう!」ということになり、昨夜いっしょに会食することになったのだった。
場所は、神田の古びた焼肉屋。昭和30年代の匂いがぷんぷんと漂う店で落ち合った。
会食していてびっくり。共通の知人が、わずか数時間の会話の中で、ぽろぽろぽろぽろと出てくるのだ。
世の中は本当に狭い。とくに我々の業界内は、知り合いの知り合いの知り合いくらいまで辿ると、ほぼ全員が知り合いになるのではないかというくらいに狭い。
我々の業界では、良いうわさも悪いうわさも、あっという間に広がる。とくに最近は(ここ数年、この業界は厳しい状態が続いたことで)道徳をわきまえないような行為を繰り返す同業者の話もよく耳にする。
仕事では(いや仕事だけではないが)、仁、義、信を大切にすることが求められる。
人と人は、どこでどう繋がっているか分からない。だからこそ人生は面白い。10年ぶりでも20年ぶりでも、「おお、また繋がりましたね♪」とニッコリ笑って再会したいものである。