カッコイイおとなたち
2010年10月7日 (木曜日)
朝7時半より「政策意見交換会」という会合に参加した。定期的に行われている会合らしいのだが、僕は初めて参加させてもらった。政治家をゲストとして招いて、まさにそのときどきの政策に関して意見交換するというもの。
昨日は、前法務副大臣で先日の組閣時に内閣総理大臣補佐官に任命された加藤公一氏がゲストだった。
実は僕は、加藤さんとは11年ほど前に一緒に食事をしたことがある。そのとき加藤さんはまだ、政治家を志してリクルートを辞めたばかりのころ。共通の知人が何人かいて一緒に飲もうということになったのだが、当時はまだ選挙に出られるかどうかもわからず、収入もほとんどなく、たいへんだった時期だ。
しかしその後、あれよあれよという間に出世し、昨年の政権交代では副大臣に就任し、今回はなんと総理大臣の直属の部下という役職だ。
昨日の話の内容は詳しくは書かないが、久しぶりにお会いして、そして見違えるように立派になって、(昔から二枚目でカッコよかったのだが)質実ともにさらにカッコよくなっていて、なんだかとても嬉しくなってしまった。「若者の雇用問題に関するご意見、ぜひお待ちしています」ということだったので、今後もいろんな接点を持たせていただきたいと思う。
その後、港区の大学に移動し、学生向けのパネルディスカッションのコーディネーターを行う。90分×2回のダブルヘッダーだった。1回目は金融業界(銀行、信託、証券など)で働く4社・4人の現場社員たち。2回目は空輸・ホテル・鉄道・旅行で働く4社・4人の現場社員たち。
いやー、みんなカッコよかったな。なんたって皆さん、自分自身の仕事に誇りを持ってらっしゃる。学生は2回あわせると500~600名ほどが参加していた。これから自分の進路を考える上で、かなりの参考になったのではないかな。
大学のパネルディスカッションが終わるともう夜。実はもうひとつビッグイベントが昨日は用意されていた。
ライフネット生命の出口社長の講演会である。
出口さんは生命保険業界に風穴をあけるべく同社を創業した。知る人ぞ知る業界の大物である。もう62歳なのであるが、考え方や行動力は、まだまだ若者に負けていない。
実はこの講演会を企画したのは、パフのヨシカワ。参加者はパフの若手社員たちとパートナー企業であるガイアックス社の若手社員だけという贅沢な講演会だった。なぜこのような会が実現したかと言うと、これも10年前のとある出会いにまで遡る(説明すると長くなるのでまた今度)。
「日本の競争力」と題して、実に興味深い話を聞かせていただいた。日本の大企業の採用姿勢についても一刀両断にしていた。いやー、スカッとさわやかだったな。
ということで、昨日は朝から晩まで、カッコイイおとなたちの話を間近で聞きまくった一日だった。自分もカッコイイと思われるオヤジになるよう、もっと精進しなきゃだな。