30km走破したのはいいけれど
2012年10月29日 (月曜日)
昨日の日曜日。意を決してランニングをスタートした。
目指すは皇居。
月島の自宅から皇居まで約5km。往復で10km。別に「意を決する」ほどの距離ではない。いつものランニングと同じ距離だ。
しかし、昨日はいつもとは違う。
皇居を4周しようと考えていたからだ。
皇居は1周5km、4周で20km。皇居までの往復を足すと、計30kmである。
つまり昨日は、30kmを走るつもりでランニングをスタートしたのだ。
僕がこれまで経験した最長距離は、ハーフマラソンの21.0975km。
ハーフはこの2年間で計4回走った。いずれも「もうこれ以上は走れない!」というのが、走った後の感想だった。
そんな僕がホントに30kmも走れるのだろうか。
そういう不安を感じながらも、しかし、11月25日に迫ったフルマラソンを走るためには30kmくらいでビビっていては始まらない。どの本にも、フルマラソン本番前の30km走は欠かせないと書いてあるし。
しかし、案ずるより産むが易し。
この数か月のトレーニングの成果だろうか。20kmくらいまで(つまり皇居3周まで)は、比較的楽に走ることが出来た。
20km過ぎたくらいから、膝に少し痛みが出てくる。足もちょっと重くなった気がする。
が、まだまだいける。皇居4周めに突入した。
4周を走り終わったところで25km走破。
膝の痛みは本格化し、足もかなり重くなってきた。
しかし残りわずか、5km。なんとかなる距離だ。
皇居を離れ、月島の自宅方面にコースチェンジ。自宅まで約5km。自宅到着と同時に30kmを走破することになる。がんばれ自分!
このとき空からは試練の雨が降り始めてきた。大粒の雨だ。カラダが冷える。
そして痛みは膝だけでなく、足の裏側と腿と腰にも広がってきた。カラダ全体もずっしりと重くなってきた。
そんなわけで、この残り5kmは、ずいぶん長く感じたのだが、どうにかこうにか無事30kmを走破。
いやあ辛かった。でも走り切った後の達成感は、なかなかのものだった。風呂上がりのビールも最高だったし。
しかし困ったことがある。
それは今。
歩けないのだ。
膝と腿を中心に痛くて痛くて。腰と背中にも痛みは広がっている(涙)。
一方で、この痛みは「成長の痛み」だと言われている。痛みが取れるころ、30km以上をカンタンに走れる筋肉がつくのだそうだ。
考えてみれば本番では、さらに12.195kmを走らなければならないのだ。
今のこの痛みは、42.195kmを完走するための痛みだと信じて、喜んで受け入れることにしよう。
では、痛みに感謝しつつ足を引きずりながら(途中でタクシーに乗るかもしれないけど)行ってきます!