パフ代表の徒然ブログ「釘さん日記」

尿管結石を再発した日

2013年3月25日 (月曜日)

いやー、まいった。

「天災は忘れたころにやってくる」とはいうが、まさかこんな突然やってくるとは思わなかった。

尿管結石の再来である。

昨日の朝、桜の花が咲き誇る皇居周辺(とくに千鳥ヶ淵あたり)を気持ちよく走ろうと思って早起きした。

でも朝起きると、なんだかいつもより、ちょっとだけ体がだるい。

「まだカラダがちゃんと目覚めてないんだろう。走っていれば調子よくなるさ」と軽く考えて、走り出した。

15分ほど走ったところ(八丁堀付近)で、お腹が痛くなってきた。便意を催す痛みだ。

しょうがない、公衆便所のあるところまで引き返すか。ということで、新川まで引き返して道路沿いにある公衆便所に駆け込んだ。

便は出るには出たが、それでもまだ調子が悪い。お腹の鈍い痛みは治まらない。

無理は禁物。ということで、皇居までのランニングは諦めて自宅に引き返すことにした。お腹の痛みのせいか、曇り空のせいか、なんだか気分がすぐれない。走るペースも7分/kmと、超スローペースだ。

家に戻って、再度トイレに入った。出すものを全部出しきって、すっきりしようと思ったのだ。

すると前方から意外なモノが排出された。。。

 

血尿が出てしまったのだ。それも真っ赤っか。

 

実は血尿が出るのは(僕にとって)さほど珍しいことではなかった。特にハードな練習をした後など。昨年の夏、炎天下10km走った時などによく出ていた。

でも昨日は5kmくらいしか走っていない。しかもゆったりペース。

だから、「あれ?このくらいの走りで血尿が出るなんておかしいな…」とは思ったのだが、これがあの忌まわしい症状の前触れだとは気が付かなかった。

その後、シャワーを浴びて朝食をとる。走った後にしては食欲はイマイチだった。やはりお腹がすっきりしないのだ。

そして食後。自室でテレビを眺めていたら、腹痛が激しくなってきた。しかも横腹。「あれ?この痛みは、まさか…」。そう思ったときには遅かった。痛みは背中にも回り、包丁で腹から背中を刺されたような激痛に襲われた。

ま、まずい。

必死に台所まで這うように歩いていき、カミさんに水をもらった。コップ2杯をごくごくごくと流し込む。

ぜんぜんダメだ。痛みは増すばかり。

いよいよ立っていられなくなり、廊下に突っ伏して「水、みず、ミズ…」と呻くのみ。

「病院に行って来れば?聖路加は救急やってるでしょ…」というカミさんの冷静なアドバイスも虚しく、僕は身動きできず、喘ぎ声も絶え絶えになっていった。

とにかく応急措置で思いつくのは大量の水を飲むことのみ。

どれだけ時間が経っただろうか。次第に痛みが消えていくのが分かった。

激痛に襲われていたのは、実はたいして長い時間ではなかった。でも、僕にとっては長い長い、地獄のような時間だった。

その後は、大量の水を胃に流し込み、トイレに何回も行くことで、痛みをなんとか封じ込めることができた。

ひとまずやれやれだが、石が排出されたわけではないので、これからしばらくの間、いつ襲ってくるか分からない激痛の恐怖と戦わなければならない。

考えてみたら、このところ食事量も酒量も増えていた。特に発症前の金曜日は、ちょっと飲みすぎた。飲んだだけならまだしも、深夜の帰り道にラーメンまで食べてしまった。

そして前日の土曜日は、家でワインを1本空けてしまっていた。本当は1日に水を2リットル飲まなきゃいけないのに、代わりにアルコールを2リットル飲む日が続いたのだ。こりゃ石もできるわけだ(汗)。

 

ところで僕が「尿管結石デビュー」を果たしたのは、いまから4年半前。そのときは(激痛の原因が尿管結石だと分からなかったので)真面目に死ぬと思った。

その時のことを、僕は日記に克明に書いていた。

久々に読んだが、これはなかなか面白い(苦笑)。⇒ 夜を、救命救急センターで過ごした日

 

ということで本日はいったん出社したあと、泌尿器科のある病院に行って診察してもらうことにする。

そしてカバンにはいつも、水のペットボトルを入れておく。1日2リットルの水を欠かさず飲まなければ。

では、発症しないことを願いつつ、行ってきます!