パフ代表の徒然ブログ「釘さん日記」

採用担当者向けセミナー。パフだけに限らず、世の中の採用支援会社や就職情報会社が毎日のように開催している。特に今年は、経団連の「指針」によって採用時期が大きく変更となったため、「対策セミナー」的なものがこの時期になっても頻繁に開催されている。

巷のセミナーには、かなりグレーであざとい手法やノウハウを提供するものが多いので、とてもではないがその内容を、学生や大学の教職員に伝えることはできない。もちろん入場はお断りだ。

ところが、昨日のパフが開催した採用担当者向けセミナー。タイトルは、【伸びしろのある学生を発掘する新採用手法「Bizオーディション」紹介セミナー】というものだったのだが、なんと二人の学生が潜入していた。

いや、潜入していたというのは冗談で、二人とも正々堂々と事務局に、「自分たちはまだ学生なんですけど、企業がどのような採用をやっているのか学びたいので、参加させてもらえないだろうか」と問い合わせてきて、許可をもらった学生だったのだ。

二人とも職サークルの会員学生ではなく、たまたまFacebook(知人の採用コンサルタントがFacebookでこのセミナーを紹介してくれていた)で、このセミナーを見つけたのだという。

で、昨日のセミナーは僕も見学者でヒマだったので、この二人の学生の対応役を引き受けた。

この二人、実は立教大学三年生の現役野球部員だった。一人は福岡の高校から、もう一人は静岡の高校から六大学野球に憧れて東京にやってきた若者たちだった。

「自分たち日ごろ練習ばかりでなかなか就活できないんっす。できるだけ動けるときに動いておこうと思ったんっす。参加させてもらってありがとうございます。今日も夕方から練習なんっす」と言っていた。

約90分のセミナー。彼らは実に熱心に、ノートにメモを取りながら、うんうん頷きながらセミナーを聞いていた。

「いやー、よかったっす。勉強になったっす。採用担当者の方々もこうやって勉強していることが意外だったっす。裏側も知れてよかったっす。なんか頑張ろうって思えてきたっす。今度は職サークルの学生向けのセミナーにも参加したいっす」

と、終了後、実に嬉しそうに語ってくれた。

そして二人とも、昨夜のうちにお礼のメールを僕に送ってくれた。なかなか可愛い奴らだ(#^.^#)。

僕らが開催する採用担当者向けセミナーは、学生に見せてもなんらやましいことは一つもない。これからも希望者には、積極的に見学してもらうのもいいかもしれないな。

さて、ではそろそろ朝食。そしてマッサン後、行ってきます!