職サークルを科学した
2015年4月23日 (木曜日)
昨年の秋から、「職サークル」の目玉企画であった「社会人100人訪問プロジェクト100×10チャレンジ」の効果検証を科学的に行ってきた。
といっても、社内には科学できるようなスタッフはいないので、外部の専門家グループに委託していた。
その委託先とは、企業の人事採用担当者であれば一度は聞いたことがあると思うが、横浜国立大学の服部泰宏准教授が主宰する「採用学プロジェクト」。
このほど、その調査結果がほぼまとまった。
昨日、調査分析にあたってくださったプロジェクトメンバーの方々から、分厚い調査報告書をもとに詳しい説明を聞いた。
ふむふむ。なるほどなるほど。は~、そうなんですか~。あー、やっぱりねー……。
と、僕の非科学的な反応では何も分からないですね(笑)。
サマリーだけ抜粋してみよう。
・「学習する力」「思考する力」「行動する力」「協働する力」のそれぞれについて、「職サークル」の効果があります。
・キャリア意識の向上にも効果があります。
・平均すると7社に訪問することで就職に興味を持つ企業1社に出会うことができています(訪問数が20社以下の受講者では3社訪問で1社となります)。
・説明会や短期インターンシップと比較して、企業や社員の働き方に関する理解を深めることができています。
この調査結果は、6月上旬に開催される「HRサミット2015」で服部先生に発表していただく段取りになっている。さらには7月中旬に計画している「職サークルシンポジウム」でも、服部先生に講演していただこうと考えている。
「職サークル」の効果(学生の成長や協賛企業の採用に資する効果)が、科学的に検証されたことで、来シーズンは協賛企業集めにも迫力が出てくること間違いなしだ(頼むぜ営業マンたち!)。
研究者からの科学的なお墨付きを得たことで、これから「職サークル」が多くの企業と学生の間に広がっていくことを大いに期待したい。
さて、実はいま大阪のビジネスホテルにいる。明日の夜まで大阪に滞在しているのだ。これから夕方まで一仕事したのち、夜は大阪の企業で働いている職サークルOBとの会食だ。天満の焼きトン屋さんを予約してくれたらしい。
では、夜を楽しみにしつつ、行ってきます!