パフ代表の徒然ブログ「釘さん日記」

大学職員も悩んでる。

2015年11月24日 (火曜日)

この3連休は、ライブの個人練習、全体練習、100×10チャレンジ冬のガイダンス実施、100×10チャレンジ秋の学生訪問受け入れ・・・だけで終わってしまった。

なんともまあ、味気ないというか、あっというまの3連休だった。

ということで本日は連休中のことではなく、先週末の金曜日のことでも書き残しておこう。

 

20日(金)は、午後から大学職業指導研究会の会議(研究会)に参加させていただいた。

大学職業指導研究会とは?

ホームページにはこのように記載されている。

 

大学職業指導研究会は、首都圏を中心とした私立大学の就職支援業務に携わる担当者が、業務に関わる共通課題について研究、協議するとともに、情報交換などを交え、学生の就職活動を支援することを目的として1969(昭和44)年に設立されました。主な事業は、研究会、研修会、講演会、情報交換会などの開催、各種調査及び資料の編纂などを行い、活動の主軸として第一から第四までの分科会を設置しています。各分科会はそれぞれ年4回から6回の研究会を開催し、研鑚につとめています。
2015 年度は、統一テーマを「変化に対応した就職・キャリア支援」として、学生に対する的確な就職(進路)支援とキャリア支援、就職・キャリア支援業務担当者の資質向上、業界・企業研究及び担当者間での情報交換などにつとめています。各研究会の活動のほか、本研究会主催の会として、新任者研修会(8月)、賀詞交歓会(1月)、定時総会(3月)を開催します。 2015 年度の会員校は119 校となります。

 

なるほど。今年のテーマは「変化に対応した就職・キャリア支援」なのか。

金曜日の研究会に参加していた大学は、第二分科会の76大学83名のキャリアセンターの職員の皆様方。

首都圏にはこんなにたくさんの大学があるのか…と、あらためてびっくりした。

 

ところで、奇しくもこの研究会が開催されていた同時間帯に、次のニュースが流れてきた(時事通信より)。

 

来年の就職活動で経団連が面接などの解禁時期を6月に早める方針を打ち出したことについて、大学や短大などでつくる就職問題懇談会(座長・吉岡知哉立教大総長)は20日、前倒しする場合は学業に十分な配慮を求めることを決めた。
 吉岡座長は記者会見し、「授業や試験などへの影響は大きく、受け入れにはためらいがある。ただ、最終的には企業が決めることだ」と事実上容認する考えを示した。
 今年の就活日程は、学生の学習時間確保や留学促進を目指す政府の要請で、解禁時期が4月から8月に繰り下げられた。だが抜け駆けする企業が相次ぎ、就活の長期化も招いたため、経団連は1年限りで見直しを決めた。
 吉岡座長は「解禁前に採用を始めた企業が多く、4年生のほぼ1学期が活動期間になった」と指摘。学生や企業の混乱や負担増を認めた上で「開始時期が守られない状況では、繰り下げが原因かどうかの検証もできない」と述べた。
 6月変更による混乱や授業への影響は大きいとしながらも、「大学側が企業に強制する手段はなく、対立しても学生のためにならない」と言及。授業や試験、教育実習と重複する場合は学生の求めに応じて面接などの日程を配慮する▽土日や平日夕方の活用なども検討する▽経団連加盟企業だけでなく他の企業にも学業優先の趣旨や配慮の実施を徹底することが必要、とした。

 

ついに・・・か。2017採用は、年明けから急激に慌ただしくなりそうだ。

夜の懇親会では、多くの職員の皆さんと名刺交換をしながら情報交換を行ったのだが、やはり皆さん悩んでおられた。学生と親と教員の板挟みになっている現状も切実だ。

就活時期の問題に振り回されるのではなく、もっと本質的な課題に向けての取り組み。大学と企業とが一体となった産学連携の就職支援、キャリア支援の取り組みの必要性を感じた一日なのであった。

さて、では、いつもの「あさ」後、久々の茅場町に行ってきます!