パフ代表の徒然ブログ「釘さん日記」

就職情報会社のテレアポ

2016年9月8日 (木曜日)

昨日のお昼過ぎのことだった。

「採用担当のヒラハラさんいらっしゃいますでしょうか?」という電話がかかってきた。

電話の主は、楽●が運営する「み●就」の営業マン。

「み●就」は、いわゆる就活の掲示板サービスで、一時は知らない学生はいないほど有名なサイトだった。

電話を受けたキムラが「どうしましょうか?」というので、「出てみるよ」ということで、育休中のヒラハラに代わって僕が出てみた。

以下、だいたいのやりとり。

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み「キャリタスさんのインターン合説に出展される皆さんにお電話させていただいております」

釘「ほう、そうでしたか」

み「あの、み●なの就職活動日記のことはご存知でしょうか?」

釘「もちろん、よーく知ってますよ。当時、まだ早稲田の学生さんだった彼が運営していた頃から知ってますよ」

み「・・・あ、あ、そうですか」

釘(あれ?知らないのかな?)

み「それで、実は弊社も新卒採用やインターンシップのサービスを提供しておりまして…」

釘「ああ、そうですよね」

み「いちど、そのサービスのご案内でお邪魔させていただければと思うんですが」

釘「いいですけど、うちが何をやってる会社だかご存知ですか?」

み「あ、い、いえ」

釘(なんだよ、知らないのかよ…)「だったら、一度うちの会社のこと調べたうえで、もう一度お電話いただけますか?お会いすることは吝かではありませんので」

み「は、はあ…」

釘「私は代表のクギサキと申しますので」

み「は、はい、失礼しました」(ガチャっ)

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事実、僕と「み●就」の創業者たち(二人だけですが)とは、旧知の間柄だ。楽●が買収してから数年間は彼らも移籍していたので、ビジネスとしてのお付き合いもしていた。多いときは年間1,000万円以上の広告を出していたこともある。

もう10年以上も前のことだが、営業マンならそのくらいの取引履歴は調べてから電話をしてほしいものだ。

しかも、昨日はその後、電話がかかってこなかった。

せっかく「調べたうえで電話をかけてくれればお会いしますよ」と言っているのに、もったいない。

まあ、み●就の営業マンのほうが、「こんな会社の社長に会うのは時間の無駄だ」と思ったのかもしれませんけどね(苦笑)。

ということで、昨日の営業マンさん、よかったらもう一度お電話くださいね(^_-)-☆。・・・絶対、こんな日記読んでないと思うけど(笑)。

と、笑っている場合ではない。我々も、これを「他山の石」としなければ。

過去の取引経緯を知らずしてテレアポなどしては絶対ダメ。

「うちは何をやってる会社だか知ってる?」と問われて、何も答えられないのはもっとダメ。

みなさん、気を付けましょう!

 

では、雨が降り出す前にウォーキングで行ってきます!

 

ミスター牛丼

2016年9月7日 (水曜日)

いろんなところで言っているし、この日記のネタでもしばしば使っているが、僕は大の牛丼ファンである。

初めて牛丼と出会ったのは、中学を卒業したばかりの15歳のとき。高校に入学する寸前の休みを利用して、兄が住む東京に初めて遊びに来た時だ。

千代田線の根津駅のすぐそばにあった吉野家の牛丼を食べたときの衝撃はいまだに忘れられない。

「早い、安い、うまい」の看板通り、注文してから出てくるまでのスピード、(当時)300円で牛肉をたっぷり食べられるという安さ、ツユたっぷりの牛肉に覆われた白飯の旨さに感激したものだ。

高校を卒業して東京に移り住んでからも、牛丼は僕の心強い味方だった。当時僕は予備校生でお金がなかった(バイトはしていたが翌年の大学受験料や入学金を貯めていた)。1か月の生活費は3万円程度。普段の食事はスーパーから買ってきたモヤシを塩コショウで炒めたものを自分で炊いたご飯にかけた「モヤシご飯」。

でも、育ち盛りの18歳男子である。「肉を食べたい!」という欲望が出てくる。

そんなときは吉野家に駆け込み、牛丼を食べることにしていた。

1週間に2~3回は食べていただろうか。牛丼を食べる日は(生活費を維持するために)銭湯に行くのを我慢したりもしていたが、それでも300円で、あの美味しい牛丼を食べられる幸せを噛みしめていたクギサキ少年だったのだ。

前置きが長くなったが、この吉野家の中興の祖で「ミスター牛丼」と呼ばれる安部修二さんが、今月の「私の履歴書」の執筆者だ。毎朝楽しみに読んでいる。

安部さんは僕より11歳年上。高校卒業後ミュージシャンを目指して上京するもまったく芽が出ず、当時アルバイトとして働いていた吉野家に社員として誘われ入社する。

今朝の「私の履歴書」ではまだ吉野家のバイトはしておらず、音楽活動の傍ら、ビルの外窓拭きや土木解体の肉体作業で生計を立てているころの話だ。奥さんらしき女性(ディスコクラブで唄っていた安部さんのファンだったそうだ)と出会った時の話しには、ちょっとキュンときた。

僕は安部さんとはお会いしたこともないし何の接点もないのだが、勝手にシンパシーを感じている。学生に「キャリア」の話をするときも、必ず引き合いに出している。

でも、細かなことは存じ上げていなかったので、今回の「私の履歴書」は本当に楽しみ。

安部さんがどのように牛丼と出会い、社長までの道を歩んでいくのか。そしてBSE問題のときの「牛丼販売停止の決断」の背景には、どんなことがあったのか。ドキドキしながら毎朝の新聞を読むことにしよう。

ということで、本日の昼ご飯はやっぱり牛丼かな(笑)。腹を空かすために早歩きのウォーキングで行ってきます!

昨日の日記で、メガネが壊れたことを書いた。片方のフレームがポキッと折れてしまったのだ。

大昔に使っていたメガネがあるにはあったのだが、それをかけて歩いていたら10分もしないうちに頭がクラクラして吐き気がしてきた。

こりゃアカンわ……ということで、ビックカメラ(有楽町店)に駆け込んだ。

ビックカメラは、言わずと知れた大型家電量販店。

でも販売しているのは家電製品だけではない。お酒、薬、スポーツ&健康用品、寝具、楽器、文房具、靴、鞄、時計などなど、いろんな生活用品を扱っている。

メガネやコンタクトレンズもそうだ。有楽町店だと6F に売り場がある。

ビックカメラの宮嶋社長とは旧知の間柄(学生時代いっしょにリクルートで、どぶ板営業の仕事をしていた)ということもあり、僕のビックカメラ利用頻度はものすごく高い。個人消費の大半はビックカメラ有楽町店なのだ。

ということで、困ったときはビックカメラ。ダメもとで、壊れたメガネを持ち込んで「本日中になんとかなりませんか」と泣きついた。

対応してくれたのは、まだ若い女性の店員さん。

「それは困りましたね。ぴったり同じものが見つかるか分りませんが、なんとか応急処置できるような部品を探してみますね。お時間大丈夫ですか?」と言って、店員さんは倉庫に出かけて行った。

待つこと30分くらい。

「これでどうですかね?型番は違いますが、同じメーカーのものなので、なんとかなるかも…」

「はい、それでお願いします!」

そして出来上がったメガネがこれ。

biccamera

 

いやあ、素晴らしい!

もうこの女性の店員さんが神様のように思えてきた。いや、女性だから女神様かな(*^^)。

ますますビックカメラが好きになった。

昨日対応してくださった店員さん、本当にありがとうございました。

これからも、どうぞよろしくお願いいたしますm(__)m

ということで、よみがえったメガネをかけて行ってきます!

気がつけば9月に突入している。

オリンピックや高校野球や台風が連続でやってきたせいだろうか。いつもの月よりも、あっという間に過ぎた気がする。

昨日は9月最初の日曜日。

ずっと部屋の中に引き籠っていた。

平日は時間がなくて読めなかった新聞や雑誌の記事をまとめ読みしたり。

それから、「SPI対策本」を買い込んできて、あらためて勉強していた。

そうしたら夜中、ふっとメガネを外した瞬間、メガネのフレームが折れてしまった(‘_’)。

 

SPI3

 

ちょっとショック。いや、かなりショック。

実はこのメガネ、遠近両用でわりと高かった。丸いフレームも気に入っていた。

あーあ。はやく眼鏡屋さんに行かなきゃ。

ところで、なぜ僕がSPIの勉強をしていたのか。

それはまた今度、明らかにしましょう。

メガネがないとPC操作もツライ。しばらくは日記も手抜きかな☺

では車に気を付けて、行ってきます!

採用担当者へのメッセージ

2016年9月2日 (金曜日)

日経産業新聞への寄稿も本日で終了。最終回の本日は、僕から採用担当者へのメッセージを載せた。

1,000字以内でまとめなければならなかったのだが、書きたいことを書いていたら、いつのまにか2,000字を超えてしまった。

それを泣く泣く削りに削って出来上がったのが、本日の紙面。

nikkeisangyou0902

拡大しても読めないですよ…。

 

でも、せっかく書いた原稿がこのまま誰にも読まれずお蔵入りとなるのも忍びない。

ということで、もともとの原稿(2,000字超だったものを1,600字までスリム化したもの)を以下残しておこうと思う。


三回にわたって「勘弁してほしい」採用担当者のエピソードをご紹介してきましたが、最終回の本日は、私から採用担当者の皆さまへ、愛あるメッセージをお届けいたします。

【採用を費用と捉えてしまっていいのか】

採用担当者は人事部というコストセンターのなかで仕事をしています。コストセンターは、いかに費用を最小限に抑えることができるか、ということが至上命題なのですが、はたして採用を費用として捉えてしまってよいのか。生み出す効果にさほどの違いを生じない材料を調達するのならそれでもよいのでしょうが、人材の調達(採用)はそういうわけにはいきません。優秀な人材とそうでない人材とでは、そのアウトプットに何倍もの差が生じます。その差は入社年次を重ねるごとに広がる一方です。赤字を垂れ流すだけの人材もいれば、一人で何億円もの利益を生み出す人材もいます。

【採用担当者は経営視点を持った投資家であってほしい】

然るに多くの採用担当者の優先順位は、効果よりも効率(コスト)。そして、リスクよりも安全。実績があり安価で効率的な施策に流れてしまいがちです。限られた予算の中で決められた人数の採用を成功させなければならないわけですから、そうなるのも致し方のないことかもしれません。しかし会社の将来を考えたときに、「それで本当にいいんですか?」と問いたくなります。採用を費用ではなく「投資」。数年後、何十倍何百倍ものリターンを生み出すプロフィットセンターであると捉えれば、優先順位も取るべき施策も、大きく変わってくるのではないでしょうか。そのような考え方は、心ある経営者には必ず響くはずです。

【誰を採用すべきか考えてほしい】

「どんな人材がほしいですか?」の問いに、多くの採用担当者は「我が社で活躍できる優秀な人材です」と答えます。しかし、どんな能力や志向性・価値観を持った人材がそうなのか明確に答えられる担当者は多くありません。抽象度が高かったり、どこの会社でも活躍しそうな人材の条件が出てきます。「優秀さ」の定義が曖昧であるがゆえに、結局は分かりやすい学歴や、志望度の高さや、面接での応答の善し悪しで採否を決めてしまっているのです。さらに問題なのは、採用した人材が落とした人材よりも本当に優秀だったのかということを、誰も証明できないということ。だから「分かりやすい優秀さ」に採用担当者の関心が集中してしまうのです。「自社が採用すべきは誰なのか」ということを、いまいちど考えていただきたいと思います。

【変化・成長にスポットを当ててほしい】

20代前半の若者は、置かれた環境や働きかけによって大きく変化・成長するものです。今は優秀でなくとも2~3年後(ある条件のもとで)優秀になる可能性を持つ人材は、たくさんいます。逆に、入社時は優秀だったのに数年後マイナスの方向に変化して、会社をダメにしてしまう人材もいます。私たちが採用すべきは、言うまでもなく将来プラスの方向に変化・成長していく可能性を持った人材です。そして、その人材が変化・成長するための環境や仕組みを、教育担当者と協働しながら整えていくことも、採用担当者の大切な仕事。採ったら終わりなのではありません。注目すべきは「今」ではなく、採用した後の「変化・成長」なのです。

【気骨ある採用担当者であってほしい】

近年の日本の就職と採用は、規制やルールによって自由度を失ってきました。学生も採用担当者も、つきたくもない嘘をついています。本音と建前を上手に使い分ける者だけが得をし、正直者が馬鹿を見るような就職と採用。どう考えても健全ではありません。採用は、多くの若者を社会へと誘(いざな)い、彼ら彼女らに将来を託すための重要な仕事。採用担当者の皆様には、手足を縛られたままの小さな仕事ではなく、規制やルールから自らを解き放ち、経営者と大いに議論し、よりよい未来を創造するための大きな仕事をしてほしいと強く願います。


 

さて、今夜は天下国家のことを365日ずっと考えている方との久々の会食。楽しみだ。

僕も大きな仕事をするために、早朝の涼しいうちにウォーキングで行ってきます!

 

日本経済新聞社の回し者ではありません(笑)。

でも、今朝の日経産業新聞の1面と明日の同紙最終面(の、たぶん一つ前の面かな?)は、ぜひ読んでほしい。

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理由は、これ。

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きょうの一面は就職活動を控えた大学3年生と、就職活動を終えた大学4年生が、自由に今の就職・採用について語っている。ほぼ全面を割いての特集だ。

企業人事の皆さんにとっては耳の痛い話もかなり載ってる。

明日の紙面では僕が、採用担当者への提言を書いているし(かなり辛辣な内容だったのだけど、ちょっと丸い表現になってしまいましたw)。

日経電子版を契約している人であれば、追加料金を払えばスマホやタブレットで読むこともできる(ちなみに上の画像は電子版からのスクリーンショットです)。

 

では、新聞を読む時間を確保していただくために、僕の本日の日記は短めに(手抜きじゃありません……)。

秋っぽくなってきた空の下、元気にウォーキングで行ってきます!