採用力と逆求人
2017年10月26日 (木曜日)
昨日は、ダイワコーポレーションさんの「わくわくプロジェクト」のキックオフミーティングに参加した後すぐ会社に戻り、「採用力」の打合せに参加した。
そう。パフとビジネスリサーチラボさんが発起人となって立ち上げた「一般社団法人日本採用力検定協会」(略称:採検)の打合せだ。
スケジュール調整が難航して、なかなかできていなかった理事会が来週の火曜日に開催される。第一回理事会だ。
理事会ではパフの大岡が中心となってまとめた事業計画を理事各位にご説明し、議論が必要なところは議論したうえで承認を得る。そしてその後、採検の事業が本格スタートすることになる。
7月3日の設立以来、表立った活動をしていなかった採検だが、これからがやっと本番。きっと頑張る。大岡が。
その後、最近採用の世界をにぎわせているダイレクトリクルーティングについて少し思うところがあり、いろいろと研究していた。ダイレクトリクルーティングは「逆求人」とか「オファー型採用」と呼ばれることもある。
新しいサービスと思われているが、実はぜんぜん新しくない。
今から21年前。「逆求人」のアイディアを(ネーミングそのものも)求人サイトの世界に持ち込んでサービスを開始した僕が言っているのだから間違いない(笑)。
あのとき「逆求人」を商標登録しとけばよかったなと最近思う。でも当時は会社員だったので(権利は僕個人には帰属しないので)あんまり意味はないけど。
「逆求人」で検索していたら、1998年前半に作成されたであろうリンク集に行きついた。「就職活動に役立つサイト一覧」( http://www.mise.sss.fukushima-u.ac.jp/jobs/joblink.htm )というタイトルのリンク集だ。URLを見ると、福島大学のサーバーに置かれていたようだ。
このリンク集を見ていてびっくりしたのだが、僕がパフを立ち上げた直後に開設した「しゅうかん会社説明会」というサイトが上位に紹介されていた。なんとURLが、現在のパフのコーポレートサイトと同じhttps://www.puff.co.jp/ だったのだ。
そして僕が会社員時代、1995年に立ち上げた「登龍門」というサイトも、以下の紹介文とともに掲載されていた。
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22.登龍門
登龍門は、今年で、開設4年を迎える総合求人情報サイトです。新卒学生に向けた企業情報コーナー「社会人への道」、キャリアアップを目指す社会人向けの企業情報コーナー「天職への道」の総合情報。求職者の自己紹介を匿名で企業に伝える「逆求人」、学生、人事担当者など読者参加の掲示板コーナーなど他ではまねのできない特徴的なコンテンツ。豪華執筆人による、「内定の達人」、「トップインタビュー」、「就職講座」など、求職者必見の読み物。毎週届く求人情報メールサービスや、仕事を探している方にも、企業の採用担当の方にも役立つ情報満載です。
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なかなか、好意的な紹介のされ方だ。このなかにも「逆求人」という名前がしっかりと残っている。これを見て、どうだ、ざまあみろという爽快な気分になったが、「だからどうした?」と言われたら、「いえ、どうもしません」と答えざるを得ないのだけど(苦笑)。
まあ、ともあれ「逆求人」を20年以上前に発案した身として、最近のダイレクトリクルーティングが姿を変えながらも脚光を浴びているというのは複雑な気分。採用を手法論では語りたくないのだけど、理想的な採用の在り方というのは、いつまでもどこまでも追求していきたいと改めて思う。
そういう意味では、一般社団法人日本採用力検定協会が担うべき役割は重要だと思うのだ。きっと頑張る。大岡が(笑)。
昨日の夜は、採検の事業にも大きな刺激と影響をいただくことになるであろう「採用学」の4周年記念セミナーにも参加させていただいた。そして本日も、採検の理事になっていただいている人材研究所の曽和さんが講師を務めるとある会合に出席してくる。このことは明日の日記でまたご紹介することにしよう。
と、本日も盛りだくさんだけど、そろそろ行ってきます!