苦しみを理解してくれる恩人に感謝の日
2009年6月15日 (月曜日)
あんまり詳しく書けないんだけど、タイトルのとおりである。
苦境を打ち明けながら、あるお願いをしたら、
「わかった。大丈夫だ。苦しいときはお互い様だからさ」
にこやかに、ひとことだけ、そう言われた。
逆の立場だったら、自分は果たして、そう言ってあげられるだろうか……。
いろんな意味で感慨深い日であった。
人間の凄さに感心した日
2009年6月14日 (日曜日)
国際ピアノコンクールで優勝した辻井伸行さんのニュースに魅かれた。今朝のニュース番組で、その演奏の一部を聴いただけなのだが、とても胸を打つものがあった。
もっと聴いてみたい。そう思い、Youtubeで検索してみた。
なんて便利な世の中なんだろう。
ものの数分もせぬうちに、コンクールで優勝した時の演奏が画面に映し出された。
いやあ凄い。
辻井さんの演奏が凄いのはもちろんだが、音楽というやつは凄い。
人間の大発明じゃないか。
いや、発明っていうのとは違うかな。
自然に生み出され、変わらぬもの、進化するもの、それぞれに分かれて脈々と受け継がれてきたものだ。
言葉も文化も思想も超えたところにあって、我々の心の中に溶け込んでいく。
辻井さんの演奏を聴いていてそう思った。
優勝した辻井さんは全盲だった。そのことで、このような大きなニュースになったのは間違いないことだろう。僕も最初はだから興味を持った。「全盲なのに凄い」と。
でももし、辻井さんが何の障害も持っていなかったとしたら。世界大会で優勝するようなピアニストになっていただろうか……。
そんなことは誰にも分からない。でも、ひとつ言えることがある。
それは、他人から見たら「不幸」なことであったとしても、人はそれをバネにして、「幸せ」を求めることができるということ。
音楽というやつは凄い。でもやっぱり凄いのは、それを生み出した人間のほうだな。
床屋のマスターとビデオを観た日
2009年6月13日 (土曜日)
前回の社会人向けメルマガのコラムでも書いたのだが、松下幸之助さんは、2週間に一回は床屋に通っていたとのこと。
経営の神様の習慣。僕もそのくらいは真似できると考え、前回の床屋からまだ2週間しか経っていなかったのだけど、きょうは朝から三田の(以前も日記に書いたことのある)床屋さん に行った。
実はきょう、床屋のマスターと約束していたことがある。
それはMSP515ライブのビデオ鑑賞を行うということ。
マスターはライブを観に行きたかったということなのだが、お店の都合もあり、当日間に合わなかった。
「じゃあ撮影したビデオがあるんで今度持っていきますよ。一緒に観ましょう♪」ということになっていたのだ。
お店にはテレビがないので、ノートPCを持ち込んだ。
それにしても愉快なマスターだ。僕のライブビデオを喜んで観てくれる。
こういう床屋さんだから、2週間に一回通うのも全然苦にならない。というか、むしろ楽しみだ。
今回はノートPCの調子が悪く(ファイルが重すぎて)、途中までしか再生できなかったので、ファイルを軽量化したうえで、続きはまた2週間後に鑑賞することにした。
床屋のマスター、次回まで楽しみに待っててね♪
MSPを支えてくださった方々への感謝祭を催した日
2009年6月12日 (金曜日)
感謝祭なんて書くと大げさだけど、今夜、MSPプラス助っ人3名のバンドメンバー6名が再集合。そして僕ら6名のバンドを裏側から支えてくれた、M社の社長室メンバー(KurashimaさんとHamaちゃん)とP社の社長室メンバー(スギヒラ)とP社のインターン・オオハシを「ねぎらう会」を催した。
全員が顔をそろえたのは約1か月ぶり。
「もう1か月」なのか、「まだ1か月」なのかよくわからないが、MSP515ライブが、なんだかずーっと昔の出来事だったような気がする。
ホントにあれは現実だったのか?夢の中の出来事だったんじゃないか?
なんて、考えることもある。
最初は冗談から結成されたバンドだったのだが、いつの間にか実現に向かっていった。不思議なパワーに後押しをされたような気がする。
その「後押しパワー」のひとつが、まぎれもなく、きょうの「ねぎらう会」に参加したメンバーである。
夜8時過ぎから始まった会で、1次会が終了したのが午前零時(手元にある伝票に、退出時間00:08と印字されているのでたぶん間違いない)。
カラオケ付きの個室だったので、皆がそれぞれに唄を歌った。後半よく覚えていないのだが、MSPライブのときの唄をたくさん歌っていたような気がする。
「ねぎらう会」だったはずなのに、なんだかこちらがたくさん楽しんで(はしゃいで)しまった(苦笑)。
朝、目が覚めると、僕はなぜか都営新宿線の大島駅のホームに一人でいた。すでに朝7時だった。2次会と3次会は渋谷だったので、大島は沿線でもなんでもない。なぜそんなところにいたのか不思議だけど、まあ、それだけ楽しかったということなんだろう。
次回のライブも、この素敵なメンバーたちと一緒に企画したい。少しずつ進化もさせてみたいな。
さだまさしがデパートの屋上で歌った日
2009年6月11日 (木曜日)
さだまさしがデパートの屋上でミニコンサートを行った。
場所は池袋の東武百貨店。
いや、仕事を抜け出して見に行ったわけではない(笑)。ニュースを見て知っただけだ。
僕は(実は)、さだまさしがグレープとしてデビューしたころからの隠れファンなのである。
僕が中学2年生の頃、「精霊流し」でデビューしたときから、あの歌声と音楽と詞とギターとバイオリン、すべてに好感を持っている。もうひとつ、さだまさしを気に入っている点は、「喋り」が秀でているところ。いつも感心する。
そのさだまさしが、デパートでミニコンサートとは、さすがだ。売れない演歌歌手ならまだしも、あれだけの大御所が平日の昼間に、おばちゃま相手にデパートで歌うとは。
デパートの屋上は、僕らが子供のころの憧れの場所。いまの子供にとってのディズニーランド以上の存在だった。
しかし、百貨店はいま、その昔の輝きを失い、生き残りの時代に突入している。僕の知人も銀座の百貨店の責任者をやっているのだが、その凋落ぶりを嘆いていた。
そんななかでの、さだまさしのデパートでのミニコンサート。僕はとても価値があると思う。
願わくば、池袋の東武だけじゃなくって、全国の主要都市のデパートを、すべて制覇してもらいたいものだ。
さだまさしだけじゃなく、デパートを応援したいと(きっと)思っている僕らくらいの世代のミュージシャンは皆、「デパートがんばれキャンペーン」を張ったら面白いんじゃないかな。
MSPのライブも、次回はデパートの屋上でやってみる?
小火(ボヤ)騒ぎが起きた日
2009年6月10日 (水曜日)
朝10時ころ、事務所の非常ベルが、「ジリリリリリリリ~ン」と、けたたましい音で鳴り始めた。
「なんだなんだ?」と一瞬社内がざわめく。
僕は、きっとどこかの階で、誰かが間違って作動させてしまったのだろう、と思っていた。
少ししたらベルは鳴りやんだ。
やっぱり何かの誤動作だったんだな、と思った。
しかし、しばらくしたらまた、「ジリリリリリリリ~ン」と鳴り始めた。
ったく、いい加減にしてくれよな。うるさくて電話もできないじゃないか。なんてふうに、皆も思っていた。
ところが!
本当にボヤが起きていたのだった。わがビルの地下1階で……。
消防車のピーポピーポの音が、ビルの前でとまったときにはビックリした。
幸い火はすぐに消し止められ、何の被害もなかったようなのだが、もし火が広がっていたらと、ぞっとした。
と同時に、自分たちの危機意識の低さにも反省させられた。
まずは「非常ベル=きっと誤作動だろう」なんていう、ノー天気な思い込みを捨てるようにしなきゃいけませんな。
入社2年目の爽やかビジネスマンがやってきた日
2009年6月9日 (火曜日)
3年前から2年前にかけて、パフを通じながら就職活動をしていた(当時の)学生のT君が、きょうの夕方、パフに立ち寄ってくれた。
T君は、「うまれよ塾」をきかっけとしてパフとの接点を持ってくれた。以来、就職活動の要所〃〃で、(あるときはパフのイベントで、あるときは顧客のセミナーで、そしてまたあるときは、T君の出身大学での講演で)会う機会がたくさんあった。
僕にとって、とても印象に残っている学生のひとりだ。
当時のパフは、いろんなことでゴタゴタしていたため、新卒採用活動を控えていたのだが、もし採用活動を行っていたとしたら、真っ先に首に縄を巻きつけたかった優秀な奴である。
結局T君は、縁もゆかりもない大阪本社の会社に就職することになった。
グローバル企業なので、本社が大阪だからといって大阪が勤務地になるとは限らなかったのだが、昨年の入社後配属されたのは、やっぱり大阪だった。
T君は就職後も、僕に近況を報告してくれていた。僕のこの「釘さん日記」もチェックしてくれており、「ライブに参加できなくてすみません!」なんていうメールも律儀にくれたりしていた。
けさ、そのT君から、僕の携帯宛てに突然連絡が来て、嬉しい再会となったわけである。
一年半ぶりに会うT君は、とても立派になっていた。
清々しさと、逞しさと、爽やかさが、絶妙にバランスされていた。
たまたま僕は、月に2回のメルマガ原稿を書き終えたばかりで、その内容というのは、奇しくも、T君の会社の創業者(故人)Mさんのエピソードの紹介だった。
僕は創業者Mさんが残した数々の言葉やエピソードに、最近とても興味を持っていたこともあり、T君との“よもやま話”では、当然そのことが話の中心となった。
コンパクトにまとめられた「社内限」の冊子を見せてもらったのだが、理念や社是や社訓や行動原則などのなかに、創業者Mさんの発した言霊(ことだま)が溢れていた。
毎朝の朝礼では、この創業者の言葉を、部署の社員全員で唱和しているらしい。なんだか僕は、T君の会社の創業者になったような気分で、とても嬉しかった。
あ、いかん。脱線してしまった。T君の会社の創業者の話ではない。T君自身の話だった。
この日記でもよく書いていることだが、社会に巣立った若者が、元気な姿を見せに、こうやって少しの時間でも立ち寄ってくれるというのは、本当に嬉しいことなのである。
まさに、「マジックドラゴンPuff」になった気分である。
T君、きょうはホントにありがとう。おまけに、お土産まで頂戴しちゃって。恐縮です!!
今度はぜひ、夜ゆっくりできるときに遊びに来てください。きょうのお土産のお返しに、寿司でも一緒に食べに行こう♪