東北の地震を心配した日
2008年6月14日 (土曜日)
昨夜、遅くまで飲んでしまったこともあり(結局、床に就いたのは明け方だったこともあり)、今朝は朝食の時間に起きることができなかった。
朝9時少し前、カミさんが僕の部屋にきて、「東北で大きな地震があったみたいだよ!」と教えてくれた。
「なに!」といっぺんに目が覚め、テレビのスイッチを入れた。震度6強で被害が各地で出ているであろうと報道している。仙台もかなり揺れた様子だ。
心配だ。慌てて、仙台に本社とお住まいのあるS社のS社長の携帯にメールを打ってみた。
他にも仙台には何人か知人、友人が住んでいるのだが、携帯メールが分るのは、S社のS社長だけだ。
ほどなくS社長から返事があった。たしかに揺れは激しかったようだが、幸い、大きな被害は出ていない様子だった。まずはホッとした。
しかし、テレビでは詳細な報道が続いている。道路が寸断されたり、新幹線や高速道路がSTOPしたり、土砂崩れや落石などで被害に遭われた方々も多いようだ。
先日の日記で『地震、カミナリ、火事、オヤジ』と書いたばかりだった。
特に地震は突然、なんの前触れもなく襲ってくる。自然には逆らうことができないのだが、せめて地震が襲ってきたときに、冷静に判断し、行動できるような自分でありたいものだ。
S社長の行動は冷静そのもので、まずは仙台の本社事務所や工場、それから東北各地の営業所の無事を確認した。そして、全国(一部海外)の営業マンに連絡をとり、取引先に対して、一斉に会社や工場はすべて無事であるという速報を流したそうである。それらすべて、午前中の行動である。すごい。さすがである。やはり人間の真価というのは、有事になってはじめてわかるものなんだなと感じた次第である。
ともかくも、今回の地震で被害に遭われた方々に、心よりお見舞い申し上げます。
昼も夜も深夜も、求人情報誌業界一色だった日
2008年6月13日 (金曜日)
パフが加盟している求人情報メディアの業界団体に、社団法人全国求人情報協会という団体がある。
ホームページから以下抜粋。
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(社)全国求人情報協会は、求人情報媒体が読者の職業の選択と安定した職業生活に役立つことなどを目的に、昭和60年2月、労働大臣の許可を得て、公益法人として設立されました。 これらの目的を実現するために、自主規制のための掲載基準を作成したり、読者からのさまざまなご相談に応じたり、また、求人情報のあり方についての調査・研究などを行っています。
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きょうはこの団体の、年に1回の総会だった。全国から約50社の加盟会社の代表者が集まった。
会計報告や各種決議や役員の選出などなど。発足から23年にもなる団体なので、きちんと真面目に厳かに行われた。
総会後は、沖縄の加盟会社、冒険王の佐和田社長の講演と、リクルートの中村副社長の講演が行われた。
冒険王の佐和田社長は、もともと僕をこの団体に誘ってくださった方だ。6年程前に沖縄から(当時月島にあった)パフの事務所を訪ねてくださり、一緒にもんじゃを食べたこともある。僕よりも少し若いのだが、すごくできた方である。講演の内容も、佐和田社長の人柄がにじみ出るような講演で、とても温かい気持ちになった。
リクルートの中村副社長とは、25年ほど前から面識がある。ずいぶん昔だが、僕が大学生でありながらもリクルートで働いていた頃の、若手(入社3年目だったと思う)最優秀営業マンだった。当時から、隙のない「デキル」人だった。講演内容は、さすが業界のリーダーとしての風格があり、為になるデータが満載だった。
その後は、場所を宴会場に移しての懇親会。ここからは加盟各社の代表者だけではなく、各社の社員や行政の関係者も参加していたので、かなりの人数だった。全部で150~200人近くいたかもしれない。
冒険王の佐和田さんやリクルートの中村さんとも久々にお話しできたし、その他にも多くの同業者の代表の方々とお話できた。中途採用の求人情報メディアを運営している方々が多いのだが、皆さん、昨年の夏くらいからの景気の減速感を切実に語っておられた。この業界は、もともと景気動向に左右されやすく、しかもネットの出現によって、メディアのあり方や、カスタマー(求職者)の行動様式も変化してきている。今後、業界の大きな動き(変化)は、避けられないだろう。
宴たけなわながら、懇親会を中座して、夜、会社に戻った。
会社では、大手就職ナビの勉強会が、Mナビを運営しているM社のH部長と、入社4年目のTさん(とっても可愛い!)をお招きして行われていたからだ。
勉強会のあとは、皆で歌舞伎座のすぐそばにある居酒屋で懇親会を行った。H部長もTさんも愉快、愉快。とても楽しい懇親会だった。
その後、ちょっと飲み足らず、H部長とTさんを「のろ」にご招待。静かに情報交換しながら一献傾けるつもりだったのだが、30分もしないうちに、パフの女性軍団5名も合流してきて、賑やかなカラオケ合戦になってしまった(苦笑)。
が、これはこれで楽しいひととき。気がつけば、深夜2時を回っていた。
ということで本日は、昼も夜も深夜も、求人情報誌の同業の方々と、まじめに楽しく過ごした一日(1.5日?)だった。
(写真左は、パフの野獣ヒラハラとナガサキに囲まれて悲鳴をあげるM社のTさん。写真右は、壊れるまえのM社のH部長とパフのムラカミです)
内定者が宣誓した日
2008年6月12日 (木曜日)
パフには来春入社予定の内定者が(現在のところ)3名いる。その3名が今夕、築地の事務所に集合し、全社員の前で宣誓した。なにを宣誓したかっていうと、パフで覚悟して働く ということ。
オオノアヤ、コンヤスハル、ツチダアユムの3名。
#現在応募してくれている学生の中から、さらに1~2名が加わる可能性もある。
入社は来年の4月からなのだが、すでに出社して営業の仕事をしながら世の中の洗礼を浴びているものもいる。就職活動をしているときとは全然違う、世の中の厳しさを身にしみていることだろう。
また、彼らには入社までの間、大きなミッションを与えている。そのミッションが達成されたなら、大きなご褒美も用意されている。
残された学生生活を有意義に過ごしながらも、社会人としての心の準備と体の準備を、着々とすすめてほしいと思う。
<追伸>
盟友、就職エージェントの下薗社長のブログでも、この内定者の宣誓のことが書かれていました。あわせてどうぞご覧下さい。⇒ ~風は南から~
『いちゃもん』をつけられて迷惑した日
2008年6月11日 (水曜日)
『いちゃもん』というのは、どうやら関西弁らしい。いま辞書を引いて初めて知った。僕の出身地である九州ではごく普通に使っていたし、いまでも日常会話で使っているので標準語(いや九州弁か?)だと思っていたが、実は違ったようだ。標準語だと、「いいがかり」とか「難癖(なんくせ)」とか言うらしい。
・・・と、そんなことはどうでもいいのだけれど、きょうの僕の身に起きたことでいうならば、 『まったく筋の通らない理解不能な要求』というふうに訳すのが適切かな。
世の中には、モンスターペアレントとか、モンスターカスタマーというような、自分の権利ばかりを振りかざす自己中心的な人たちが増えている。誠意を持って対応しようとしても、あるいは常識で議論しようと思っても、相手はモンスターなので、どこまでいっても気持ちが通じることがない。
ビジネスをやっていると、たまにこういった人種と出くわすことがある。お金を出す側に回ったとたん、偉くなったと錯覚してしまい、ムチャクチャなことを言い出したりする。挙句の果ては「お金を払わない」と言い出す。おいおい、お金を払わないと、「お客さん」ではなく、無銭飲食と同じ、 「ドロボー」になっちゃうんですよ、という簡単な理屈すら通じない。
僕は幸いなことに、パフを創業したあと、こういう人種にはほとんどぶつかってこなかった。10年も商売をやってきて、とてもラッキーなことだと思う。
が、本日、久々にそういう人種とぶつかってしまった。おかげで、3時間くらいは、その対応のために時間を費やしてしまった。
やれやれ、という感じであるが、筋だけは通さなければなるまい。売られた喧嘩を買うのは、あんまり好きじゃないけれど、 「屁理屈をこねれば何でも通ると思ったら大間違いだよ」 っていうことを示さなきゃ男じゃないね。
と、本日は、分かる人にしか分からない日記で失礼しました!!
2日連続で、大分舞鶴高校出身者が登場した日
2008年6月10日 (火曜日)
きょうは夕方から、パフ自身のインターンシップ受け入れ説明会 兼 選考会を実施した。
まず第一回目ということで、本日の参加は6名。男性3名、女性3名の、バランスのいい参加人数だった。
ひととおりの説明会と選考会のあと、小一時間、軽食をつまみながらの懇親会を行なったのだが、そのとき、あっと驚く偶然の事実が発覚。
なんと! 6名のうち2名が、僕と同じ大分県出身だったのだ!!
(しーん)
あれ……。 あまりビックリしませんか?
なんと!! その2名のうち1名が、僕と同じ高校(大分舞鶴高校)出身だったのだ!!!
(しーん)
これもイマイチですか。
もうひとつ。
昨日に続いて(日記を読んだ方はお分かりでしょうが)、2日連続の大分舞鶴高校Dayだったのだ!!!!
(しーん)
誰がなんと思おうと関係ない。
母校出身者が(昨日は26回生。本日は50回生)、2日連続でパフに足を運んでくれる。僕にとっては、なんだかとても嬉しいことなのだ。
やっぱり人の縁ってあるものなのだ。
それにしても、劣等生で、高校への愛着などなかったはずの僕が、これだけ母校のことで嬉しくなるとは……。
やっぱりどんなに悪ガキであっても、大人になれば、育ててくれた母には感謝するものなんだなあ。
高校時代の旧友が訪ねてくれた日
2008年6月9日 (月曜日)
僕が高校3年生のとき。文化祭で、全校生徒の前でギターを弾いて歌ったことは、いまだに僕にとって大切な思い出だ。
上の写真はそのときのもの。チューリップの『青春の影』を熱唱している。
この、僕にとっての初の「ひのき舞台」を用意してくれ、(写真にはうつっていないが)ステージの右手のほうでピアノの伴奏をしているのが、キクチという高校のときの同級生だ。
キクチは、天才ピアニストとして県内でも有名な奴だった。即興で、ジャズ、ボサノバ、フォーク、ロック、ブルースなどなど、なんでも自在にアレンジを施しながら演奏してしまう、スゴイ奴だった。
しかも、常に成績も上位で、東大にも行けるくらいのアタマの持ち主だった(実際にはドイツ語を学ぶため、東京外語大にストレートで進んでいる)。
音楽の才能もなく、成績も悪く、毎晩下宿で酒ばかり煽って、まともな通学すらしていなかった(1時間目の授業は、二日酔いでほとんど出席していなかった)どうしようもない“落ちこぼれ”の僕とは、そもそも住む世界が違う、超優秀な生徒だったわけだ。
そのキクチがなぜ僕といっしょにバンドをやろうと思ったのか……。
あ、そういえば、なぜなのかを、いままで聞いたことがなかった。なぜなんだろう???(笑)。
で、本題。
そのキクチが、きょう突然、パフを訪ねてくれた。
実はキクチとは、高校を卒業して以来、音信不通となってしまっていたのだが、僕がパフを創業して3年後くらいに(なので、今から7年ほど前に)再会したのだった。しかもキッカケは、僕が当時せっせと書いていた『パフの創業物語』がきっかけだった(キクチはこの物語にも登場している)。
7年前せっかく再会したのに、その後もまた音信不通が続いていたのだが、けさ突然、携帯に電話をかけて来てくれた。
聞くところによると、現在は千葉に住んでいるらしい。きょう日本橋方面に用事ができたので、その前後で、パフの事務所に寄ってもいいか?という電話だった。
月曜日は基本的には社内にいる僕にとって、実にタイミングのいい電話だった。
お昼過ぎに来てもらい、昼飯をいっしょに食べながら、近況を報告しあった。
彼は現在でも、音楽活動に精力的に取り組んでいる。千葉の地元(ご両親の実家)では、自治体とのコラボ音楽活動も行なっている。また、 「心の元気とポップピアノ」というタイトルで、著名な精神科医と一緒にトークライブを展開し、ストレスや心の病気で苦しんでいる人たちに向けてのライブ活動も展開している。さすがだ。
彼はMixiでも、メッセージを発信しているということだったので、僕もMixiに1年ぶりくらいにログインして検索して「お友達申請」をした。で、ついでに、この「釘さん日記」をMixiの僕のページからリンク設定してみた(早速Mixiから何件ものアクセスが来ている。Mixi恐るべし)。
それにしても、こうやって旧友が訪ねてくれるというのは、実に嬉しいものである。
僕が高校の文化祭で、舞台デビューしたのが、1978年の9月だった。つまり今年で30周年記念である(サザンと同じ?)。きょうは、その30周年記念に相応しい再会の日だったわけだ。
感謝!!
<追伸>
キクチの現在の音楽活動名(本名ではありません)は、『菊池南里(きくちなんり)』といいます。興味のある方は、Mixiなどで検索してみてはいかがでしょうか。ピアノの個人レッスンなんかもやってるそうですよ。
インターンシップのイベントに出展した日
2008年6月8日 (日曜日)
本日(8日、日曜日)は、丸1日、新宿NSビル地下のイベントホールで開催された、インターンシップイベントに参加していた。
毎日コミュニケーションズ(マイナビ)さん主催のイベントで、対象は、現大学3年生(または修士1年生)の就職活動予備軍。正確な数字はまだ報告を受けていないが、たぶん3千名くらいは来場していたのではないだろうか。
この学生を迎え入れる企業(われわれ出展企業)は、主催者の毎コミさんを入れて、全54社。各社パーティション1枚の簡易ブースを設けての対応だったのだが、あまりの学生の多さに各社少しとまどっていたようだ。
我がパフも、資料は200部も持っていけば十分だろうとタカをくくっていたのだが、あっというまに用意していた資料がはけてしまった。
内定者のツチダが、パシリとなってくれ、急きょ新宿の会場から築地のパフ事務所まで、追加の資料を500部取りに戻ったくらいだ。
結局、その500部も(1部を残して)すべてなくなってしまった。「ほー」と、ただただ感心するばかりだった。
パフの説明員は、入社7年目(実質8年目)のイトーと、4年目のヒラハラと、3年目のタカタが交代で担当していたのだが、休憩時間ゼロの19回ぶっ通しで声を張り上げながら、説明に務めていた。
我々のすぐ前のブースが、大手広告代理店の博報堂さんで、会場の中でも1,2を争う人気企業。常時100人くらいの学生が取り囲んでいる。また、説明をしていた同社の担当者の方の声が、すばらしく大きい(というか通る)。我々のブースの中まで、ビンビンに声が響いてくる。
我々は、会社の大きさや知名度では負けるものの、声の大きさだけは負けてはならない と、イトーやタカタにハッパをかけたのだが、やっぱり声の大きさでも劣勢を強いられたようだった。恐るべし、博報堂(苦笑)。
54社の中には、パフのお取引企業も何社か出展しており、説明の合い間をみて表敬訪問をしに行ったら、 「クギサキさん、こんなところで何やってんですか!?」と、ビックリされてしまった。スパイみたいに潜入しているのかと思われたのかもしれない(笑)。
すべてのプログラムが終了したのが、18時。
片付けを終えて、パフのスタッフ連中と新宿の居酒屋で乾杯したのだが、皆、相当に疲れており(飲まず食わず座らずで7時間ぶっとおしなので当然か…)、ぐだぁっとしてしまった。若い連中は体力の回復が早いのでまだいいのだが、こちとら疲れが明日に残らないか、ちょっと心配である(汗)。
さて、パフのインターンシップの本選考は、10日と18日にパフのセミナールームで実施される。
本日出会った学生の皆と、ハツラツとした顔で再会できることを楽しみにしたい。