パフ代表の徒然ブログ「釘さん日記」

 

この週末は、いろいろなエピソードがあったが、そのうちいくつかを記録しておこう。

 

まずは、書道。

土曜日の朝から会社に行き、書道用品を机の上に広げた。

墨、硯、筆、文鎮、半紙、下敷き……。

30分ほどかけて硯で墨を磨った。こんなことするのは、高校のときの書道の授業以来のことだ。

書いた字がこれ。

忍 

10枚くらい書いたかな。なにせ35年ぶりの書道。最初は、なかなか思うように書けなかったが、最後の方はまともになってきた。小手先でうまく書こうと思わずに、心で書くのが大事なんだな、きっと。

これを会社のエントランスの目立たないところにこっそり飾った。ある方から教わったのだが、こうすることで会社の運気が高まるのだそうだ。よし。運気、高まれ高まれ!

 

土曜の夜、豊洲の映画館まで、『コクリコ坂から』を観に行った。

金曜日の夜、映画関係者の方と映画談議をしているとき、「この映画は、釘さん向きの映画だから、観た方がいいですよ」と言われていた。その少し前にも、某協賛企業の大御所であるフタバさんからも、「これは絶対観るべきだ!」と言われていた。

なるほど!

清々しく、甘酸っぱく、切なく、ほろ苦い少年の頃が蘇ってきた。

それにしてもジブリが描く少女というのは、いつもホントに魅力的だ。胸がキュンとする。

この映画、主題歌もなかなかのものだ。youtubeからアップしておこう。

 

 

そして、昨日、久々に読んだマンガがこれ。

ワンピース 

金曜日の夜の映画談義の際、このワンピースの話題が中心だったのだ。談義のお相手は、このワンピースのアニメを制作している東映アニメと、映画を配給している東映の方だったのだ。

僕が未だワンピースを読んだことがないことを言うと、まるでこの世の人間ではないかのごとくビックリされ、すぐに読むことを奨められた。

このワンピース。調べてみると、週刊少年ジャンプでの連載が始まったのが1997年。今年で丸14年。考えてみたら、パフと同じ歴史を有するんだな。

さっそく、有楽町の三省堂書店で1巻から3巻まで買った。全63巻もあるらしいから全部読むには相当な時間がかかりそうだ。じっくりゆっくり、楽しみにしながら読んでいくことにしよう。

 

最後にランニングのこと。

最近、平日はウォーキングだけにしている。しかも会社までの往復1時間だけ。

ちょっと物足りないこともあり、昨日はかなりの距離を走った。

まあ、かなりといっても7km程度ではあるのだが、それでも十分きつかった。

揖斐川マラソンの本番まであと2カ月。本番では、昨日の3倍の21kmも走らなければならない。徐々に負荷を大きくしていかなきゃな。

 

さて、蒸し暑い日が続いた週末。今週もこの蒸し暑さは続くらしい。でも、これがこの夏、最後の残暑かな。行く夏を惜しみながら、そしてもう一汗かきながら今週も行って来ます!

面談が続いている日

2011年9月9日 (金曜日)

昨日と本日は社員面談のピーク。

パフでは年に2回(上期が終わった翌月と、通期が終わった翌月)、社長が全社員と1対1の面談を行なうことになっている。社長から社員に対して、半期の評価のフィードバックを行なうとともに、日常の仕事にまつわる諸事についてのヒアリングをしながら、これから先の期待などを話すことにしている。

6月が期末だったので、本当は7月には面談を終了していなければいけなかったのだが、今年は新会社の設立や体制の変更や事務所の移転などがあったので、2カ月遅れとなってしまった(まるで、倫理憲章に配慮した、大手就職サイトのオープン時期のようだ、苦笑)。

社員面談は、かなりのパワーと時間を使うのだが、社長の役目として止められない。また、(日頃あまり突っ込んだ会話をする機会のない)パート・アルバイトの皆さんとの貴重なコミュニケーションタイムでもある。

ということで、本日もがんばって面談に行って来ます!

 

昨日は、リレー講座 「ニッポンの若者に会わせたい一流の社会人」の第五回目。昨日の講師は、多数の就職&キャリア関連の著書で知られる常見陽平さん。全8回中、最年少の講師である。

最年少なのだが、その熱さ、毒舌ぶり、激しさ、不規則さ(?)は、群を抜いていること間違いなし。

昨日の講演も予想どおり過激なものだった。まず講演のタイトルからして過激。「くたばれ!就活エリート」というタイトルだったのだ。

そして、講演開始前のBGMも過激。ヘビメタよりも過激なデスメタルを大音量で流していた。会場は講演が始まる前から異様な雰囲気に包まれていたのだった。

講演の前半は常見さんの生い立ちを紹介してくれた。僕も初めて聞く話があり、「そうか。そうやって現在の常見陽平はつくられていったのか…」と、あらためて納得することしきりだった。

後半は常見さん流のキャリア論。若者には「こうあってほしい論」。激しくも、厳しくも、裏側には優しさと愛が隠れていた。

リレー講座常見さん

講演も過激だったのだが、そのあとのQ&Aがさらにヒートアップ。もう誰にも止められなくなってしまった(笑)。

結局、その後のプログラムとタイムスケジュールを大幅に変更することにしたのだが、これがやっぱりLiveの面白いところだね。我々主催者側はハラハラしどおしだったが(笑)。

常見さん、期待を裏切らぬ、いや期待を遥かに上回る講演をありがとうございました!

 

そして、リレー講座終了後は番外編。

わざわざ中部地方(愛知県と岐阜県)と台湾から、リレー講座の見学に来た同業仲間たちとの情報交換会。

名古屋からは、名大社の山田社長、ジオコスの伊藤社長。岐阜からはNPO法人G-netの秋元代表。そして台湾からはパフの元インターンであるモリヤマ。

この4名と僕との情報交換会だったのだが、その後、ジョブウェブの佐藤孝治社長も合流。実に面白い情報交換となったのだが、特に終盤は面白かった。

何が面白かったかというと、秋元代表の「チューしてもいいですか?」の問いかけである。彼は、人への感謝と敬意の記しとして、「チュー」を迫ることを信条としているらしい。すでに数十、数百という経営者や政治家と、チューをしたのだという。

そして以下の写真。

とりぷるchu

秋元代表と、佐藤孝治社長と、僕との、「トリプルチュー」の模様である。

まあ、はっきりいって、バカだね(笑)。

しかし、こんなバカなことを一生懸命やることが大事なんだと思う。

就職活動も、仕事も、バカなことを一生懸命マジメにやることで初めて、見えてくるものがあるのだ。

さて、では本日も、そろそろ行って来ます!

昨日のお昼前。11時過ぎだった。

臭うのだ。

焼き魚のニオイ。

「誰だ? 早弁なんか食ってるのは!」と思って執務室を見まわしたが、誰も弁当など食べていない。

もっとも執務室から僕の席のサーバールームまでは距離があるから、弁当のニオイがいかに強烈でも、こんなにプンプン僕の席が臭うことはない。

ニオイの発生源が室内ではないとすれば室外だ。

お昼に外に出て、僕が座っている席にもっとも近いビル(パフが入居しているビルの裏側に、隙間が50センチもないくらいに密着して建っている)に回り込んでみた。

 

なるほど。

 

すぐ裏のビルの1Fには韓国料理のレストランが入居していたのだ。しかもランチ時。焼き魚や炒めもののメニューが並んでいた。

 

午後1時過ぎ。来客があった。おやじバンドMSPのMこと、盟友マングローブの今野社長だ。今野さんは、わざわざ移転祝いのお花を持ってきてくれたのだった。

部屋の臭いは、ますます酷くなっていた。

「なんか臭いますよね?」と今野さんが言う。

裏手に韓国レストランがあることを今野さんに伝え、「ちょっと見てみましょうか」と、僕の席の裏側にある非常ドアを開けてみた。

すると……。

 

うわ! 

 

ぶわーっと焼き魚の煙が部屋の中に吹き込んできたのだ。一瞬、部屋の中が白く霞むくらいだった。

非常ドアを開けたすぐ下が隣のビルの換気扇で、焼き魚の煙がすごい勢いで排出されていたのだった。

泣きそうになった。

肌や服に焼き魚の臭いがべったりとくっついたようだった。部屋中にも染み込んでしまったみたいだ。

今野さん、せっかく来てくれたのに、魚臭くしてしまってゴメンナサイね(苦笑)。

 

夕方5時半ころ。そろそろ臭いにも慣れてきていた。

今度は僕の兄がやってきた。

「なんか臭うな」と兄は言う。

確かに。

でも昼間の焼き魚のニオイとは違う。

今度は、ニンニクと玉ねぎを炒めたニオイである。

夕飯時。空腹を刺激するといえば刺激するのだが、仕事や打ち合わせをしながら嗅ぐようなニオイではない。

もう恐くて非常ドアは開けられなかった。

 

いやー、まいったなあ。

ビルの管理会社さんが明日、状況を見たうえで対策を立ててくださるとのことだが、しばらくは、焼き魚とニンニクと玉ねぎの臭いに包まれて、仕事をしなければならないようだ。

昔、ユーミンの唄に『やさしさに包まれて』という名曲(「魔女の宅急便」の主題歌としても使われていたな)があったけど、僕の場合は、『焼き魚に包まれて』なのである(笑…えない)。

 

ということで、焼き魚とニンニクと玉ねぎの臭いに敢然と立ち向かうべく、本日も行って来ます!

あ、本日は夕方から、第五回目のリレー講座。今回はお楽しみの常見陽平さんの回だ。ある意味、ニンニクや玉ねぎの匂いより刺激的な話が聞けるかも。

来場のみなさん、お楽しみに!!

数年前から、「朝活」というのが社会人の間で流行っているらしい。

会社で通常の勤務を開始する前に、勉強会を開催したり、お稽古ごとに通ったり、ジムに通ったりと、自己研鑚に励む社会人が増えているのだという。

一流のビジネスマンや経営者というのは、だいたいが「朝型」らしいから、この傾向は日本経済の発展にとって好ましいことなのかな。

 

ところで、この「朝活」。社会人だけではない。学生も早朝から頑張っている。

昨日、朝7時半から、東京駅に隣接するビルにある某大学のセミナールームで、「うまれよ塾」を行なったのだ。

参加した学生は70名。セミナールームが超満員になった。この大学は関西にある大学で、学生たちは、日曜日の夕方にバスに乗り込んで一晩かけて東京までやってきたのだ。東京に着いたのは早朝4時過ぎで、江戸川区の東京健康ランドでひとっ風呂浴びて、セミナールームに集まってきたのだ。

すごい。恐るべし関西の学生たち。

みんな真剣な表情。僕の話を、一生懸命(でも、素敵な笑顔で)聞いてくれた。僕の講座のあと、学生たちは、東京都内の会社で働いているOB・OGたちのところにそれぞれ出かけていった。

がんばれ、学生たち!

 

朝が早いとやっぱりいいね。会社に戻ってもまだ10時前。

会社に到着すると、次から次へと、アレンジメントフラワーや観葉植物が運ばれてきているところだった。

事務所移転とマジックドラゴン設立を祝って、取引先の方々が贈ってくださったのだ。

茅場町引っ越し_贈り物の植物類 

上の写真(エントランス)に写っているのは一部で、この他にも応接室や執務室にも置かせてもらっている。

設立時を含めて4度目の事務所移転なのだが、過去最高の贈り物の数だ。嬉しい。有り難い。大感謝である。

 

夜は全社員集合しての9月度キックオフ会議。新しい会議室(兼セミナールーム)は、全員が余裕で座れる広さがあった。なかなかいいね!

このセミナールームを利用して、これからはさらに頻度高く、学生向けの少人数イベントを開催していきたい。

昨日の朝、関西の学生に実施したみたいな「朝活版うまれよ塾」でもやってみる?

さあ、心機一転。応援してくださる多くの支援者のご期待に添えるよう、パフ&マジドラ、グループ一体となって成果をあげていきたい。

ということで本日もウォーキング通勤。行って来ます!

 

この週末は引っ越し三昧だった。

金曜日の夕方、怒涛の勢いで残っていた荷物を段ボールに詰め込んだ。もう、思い出や感傷に浸っている暇はなかった。

そして夜。段ボールへの詰め込み作業が終わったあと。

築地最後の日を見届けようと、パートナー企業であるGX社の上田ブラザーズ(社長とお兄さん)とさべさんと出向中のタカタの4人がやってきた。

最後の晩餐(?)のためである。

晩餐の場所は、築地の事務所のすぐそばにある本格的中華料理屋。何が本格的かというと、従業員が(たぶん)全員中国人。味もボリウムも本格的。そして値段も、ここは中国かと思わせるくらいに安い。なんたってボリウム満点の料理に、ビールや紹興酒が飲み放題で、ひとり2,980円ぽっきりなのだ。

ほどなくして、すべての片づけを終えた他の社員たちも合流した。

そして全員で茅場町の新オフィスを見学したあと、銀座に繰り出した。

ふだん我々が行かないような高級なお店でカラオケ大会(僕はほとんど寝ていたが…)。全員で10数名いたと思う。上田お兄さんの粋な計らいだった。お兄さん、ありがとうございました!

 

翌、土曜日は業者さんが築地からトラックで大量の荷物を茅場町に運んでくれた。大型トラックで何往復もしたんじゃないかな。

11時過ぎに様子を見に行ったのだが、足の踏み場もないくらいのたいへんな騒ぎだった。

その後、所用を済ませて、再度夕方4時ころ事務所を覗く。

すると、あらびっくり。

机、椅子、会議室のテーブル、キャビネ、本棚、電話、パソコン(LAN配線含む)、その他什器類すべてが、図面通りに整然と並べられ、あとは我々が段ボールを開梱するだけの状態になっていた。さすがプロだ。

システム担当のマツモトさんが撮影してくれた写真を載せておくかな。

茅場町引っ越し_段ボール
茅場町引っ越し_会議室撮影する釘
茅場町引っ越し_応接

茅場町引っ越し_会議室

茅場町引っ越し_エントランス

そして翌、日曜日。

社員たちが三々五々集まってきて、自分の段ボールを開梱し、月曜日からすぐに仕事が出来るように、準備を始めた。

僕も世界陸上のマラソンを見終わってすぐに事務所に行き、自席周辺の整理を開始した。

僕の席は、サーバーや通信機器が詰め込まれた部屋の中にある。

いままでもそうだった。僕のPCのディスプレイは、サーバーメンテナンス用のPCと同じ。僕が使っていた机はサーバー設置用の机だった。おかげでA4の書類も置けないほどの狭さだった。

しかし、今回は違う!

なんと自分専用の机が出来たのだ。いやー、嬉しいな。自分の机があるというのがこんなに嬉しいものだとは思わなかった(笑)。

茅場町引っ越し_社長室

1名だけの来客時の応接や、社員との面談・打ち合わせなどは自席でできるだけのスペースも確保できた。みなさん、どうぞいらっしゃいませ。

 

さて、本日から正式な出社。30分かけて徒歩通勤する。

が、実は初日の今日は、朝、会社にはいかない。会社を通り過ぎて東京駅に隣接したビルに、これからすぐに行かねばならない。

このビルには、神戸の某大学のサテライトオフィスがあるのだが、約70名の学生が夜行バスで早朝やってくる(もう着いたころかな)。そこで僕は早朝の講座を行なうことになっているのだ。なんと、朝7時半から……。早い!

では、ぼちぼち準備をして行って来ます!

 

築地最後の日

2011年9月2日 (金曜日)

宇宙人が築地に攻めてきて、市場や本願寺が粉々に破壊されてしまう…という意味のタイトルではない。

パフ・ザ・マジックドラゴンが、築地に棲息する最後の日、という意味だ。

いよいよ移転まであと1日。築地での仕事は、泣いても笑っても本日でおしまいなのだ。

昨日は、昼ご飯抜きで、ずっと周囲の片づけを行なっていた。

いちばん時間がかかったのが、年賀状や手紙の整理。

なにせ10数年分の手紙とハガキである。2千通以上ある。

要る・要らないの判断を瞬時に行なわないと、1日がすぐに終わってしまう。

そこで、DMや宣伝もどきのハガキや手紙は、無条件にすべて捨てた。年賀状も、(とても辛かったけど)一部を除いて、ほとんど捨ててしまった。

「一部を除いて」と書いたけど、ぜったい捨てなかったのは、手書きのハガキと手紙。

手書きの手紙に出くわすと、ついつい仕分けの手を止めて、じっくり読んでしまった。「そういえば、こんなのもらってんだな~」と、懐かしい思い出が込み上げてくる。

なかでも懐かしかったのが、大昔のイベントや就職相談や「うまれよ塾」で出会った学生からのお礼の手紙。

いまでは手紙でお礼を出してくれる学生はほとんどいなくなったが、10年くらい前までは、メールでのお礼よりも、手紙でのお礼のほうが多かったような気がする。

面接に通過したあと、内定が出たあと、会社選択を決心したあと。それぞれのタイミングでのお礼の手紙があった。1文字1文字に感謝の気持ちがこもっていて、いま読んでもとても嬉しい。

これら手書きの手紙は、おそらく(僕が生きている限りは)半永久的に大切に保存されるはずだ。

そりゃ捨てられないよねー。これがアナログのいいところなんだろうなあ……。

 

日本人は、年に一度、年賀状を書く風習がある。

とてもいいことだと思うのだが、実は僕は、ここ数年あまり書いていない。ついに今年は、いっさい書くのをやめてしまった。

というのも、この数年間は書くことが義務になってしまっていたからだ。感謝の気持ちを十分に込めて出せていなかったのだ。社交辞令のためだけに書いている年賀状もたくさんあった。社交辞令で義務感だけの年賀状だったら、書かない方がマシだろう…なんて思っていた。

とはいえ、罪悪感を感じていたのも事実。

来年の年賀状はどうしようかなあ……。手書きでもらった手紙やハガキの束をみていて、思案を巡らせたのであった。

 

さて、本日は昔の手紙を読みながら思い出に浸っている時間は、もう残されていない。

18時までにすべての荷物を段ボールに詰めなければならないのだ。

心を鬼にして(いや、感情を無にして)、「要らない」ほうの段ボールに、ポンポンポンと放り投げなければならない。

と、いいつつ、やっぱり「思いで迷子」になってしまいそうな予感もしている……。

ともあれ築地最終日。一歩一歩踏みしめながら、行って来ます!