内定式で「うまれよ塾」を行なった日
2011年10月4日 (火曜日)
昨日は、来春入社予定者の内定式を行なう会社が多かったようだ。
僕も、とあるお客様(T社)の内定式に「お呼ばれ」されて参加してきた。ただ参加しただけではない。「うまれよ塾」の講演を行なったのだった。
T社の内定式には、昨年も招いていただき、やはり「うまれよ塾」の講演を行なった。2年連続で声をかけていただけるというのは、嬉しいものだ。そして、初々しい内定者たちと接せられるというのが、さらに嬉しい。
今年は、82名の内定者たちが出席していた。
講座のあとは大懇親会。立食形式のパーティーだったのだが、そこにも参加させていただいた。この懇親会では、大ビンゴ大会が行なわれたのだが、実はその企画運営を、パフのヨシカワが手伝っていたのだ。
手前味噌になってしまうが、なかなか工夫された、みごとな大ビンゴ大会だった。会場は大盛り上がり。単に盛り上がっただけでなく、82名の内定者に一体感が生まれると同時に多くの交流が生まれていた。同期意識が一気に高まったのではないだろうか。
僕も何人かの内定者たちに声をかけられた。「先ほどの講座、とてもためになりました」と言われて、その内定者が無性に可愛く思えてしまった。僕も相当に単純な奴なのだが、やっぱり直接そう言ってもらえるのは、とても嬉しいものだ。
T社の内定式。来年も、ぜひまた「お呼ばれ」されたいと思える、実に清々しく気持ちのいい空間だった。
昨日は、この懇親会が終わって帰社後、懐かしい来客があった。12年前、パフでインターンをしていた、かつての大学4年生。名前をノグチという。彼は大学卒業後、大手人材派遣会社に就職し、現在は、とある公的機関でキャリアカウンセラーの仕事をしている。
パフの仕事のことで相談があり、わざわざ仕事帰りに寄ってもらったのだ。
そしてもうひとり。ノグチと同じく、12年前パフでインターンをしていたかつての大学3年生、ウエスギもやってきた。某大手証券会社の管理職になっているウエスギは、かなり遅れて、9時半ころの合流だった。
かつての大学生も12年も経てば、立派なオッサンだ。体重もかつての倍くらい(は言い過ぎだけど)になっている。と同時に、とても頼もしくなっている。
「俺からさんざん怒鳴られていたお前らが、こんな立派なこと言うようになるとはなあ…」と、感慨ひとしおだった。
昼間の某社の内定式での大学生たち。夜の(かつての大学生だった)元インターンたち。成長の軌跡を1日で見たような気がする。
さて、今夜も30名程度の現役大学生とのイベントがある。とても楽しみにしていたイベントだ。詳細は明日の日記で書くことにしよう。
あ、時間がなくなってしまった。そろそろ出なきゃ。
では、秋晴れの本日。元気に行って来ます!
さあ、秋だ!
2011年10月3日 (月曜日)
いよいよ10月だ。秋である。
食欲の秋、読書の秋、実りの秋、収穫の秋、スポーツの秋、文化の秋…etc. いろんな形容詞の似合う季節である。要は、人間にとって、最も活動しやすい季節だということだろう。
就職活動を控えた学生諸君は、そろそろスタンバイモードに切り替える季節だ。
来春卒業の学生諸君は、社会人となるための心構えを固め始める季節だし、進路が未確定の諸君は、(そうはいってもまだ卒業まで半年あるので)就職活動に一層力を入れ始める季節だ。
社会人にとっても、秋は仕事に集中できる季節だ。暑くもなく寒くもないこの季節は、頭も冴え、カラダも軽快に動きやすくなるはずだ。
我がパフ&マジックドラゴンでも、この季節、「実りの秋」と「収穫の秋」となっていくことを切に願う。めいっぱい収穫して、厳しい冬を乗り切らないとね。
プライベートでは、「スポーツの秋」だ。いよいよマラソン大会が近付いてきた(いびがわマラソンは11月13日)ということもあり、この10月はトレーニングを本格化しつつ、コンディションを整えなければならない。
そういえば、昨年のいまころは、「文化の秋」だった。新潟のささかみでのライブを控え、いつも週末は練習に明け暮れてたっけな。
その他、今年は、「読書の秋」も実践しようと思っている。専門書、ビジネス書のほかに、哲学書や漫画にも手を伸ばしたい(すでにONEPIECEは、12巻目に突入したし、笑)。
ということで10月の実質的な活動初日。まずは「スポーツの秋」を実践すべく、ウォーキングをしながら会社まで行って来ます!
株主総会が終わり、第一四半期も終わる日
2011年9月30日 (金曜日)
早い。きょうで2011年度の半分が終了する。この4月に社会人デビューした諸君は、半年が経過するわけだ。パフ&マジックドラゴンは7月1日が期の始まりだから、本日で四半期が終了することになる。
体制変更、新会社(マジックドラゴン)の設立、事務所移転などなど、いろいろあった第一四半期だが、終わってみれば、あっという間である。
昨日は、株式会社パフの第15期定時株主総会だったのだが、温かな株主の皆様のおかげで、(委任状含め)圧倒的多数で全議案を承認可決していただいた。
毎年のことだが、株主総会の季節(つまりパフにとっては9月末)になると、自分自身の責任の重さを痛感する。180名もの株主の皆様のおかげで会社が成り立っているということにカラダが痺れてしまう。
特に昨日来られた、とある大株主の方には本当に頭が下がる思いだ。厳しい意見を言われてもしょうがない状態なのに、株主さんから出てくるのは、応援と信任の言葉ばかり。本当に痺れてしまった。
このような応援してくださる株主の皆さんに、きちんと恩返しすることが自分の大きな役目のひとつなのである。日頃は、ほとんどお会いする機会のない株主の皆さん。特に一般社員たちにとって、株主の存在と言うのは実感が湧かないかもしれないが、株主の皆さんの支えがあってはじめて会社が成り立っているということを、肝に銘じさせなければと思う。
さて。本日は朝から夕方までインプットの日である。著名な経営者たちが登場する、とあるセミナーにご招待いただいている。グローバル社会を戦ってこられた超大手企業の経営者たちのお話をじっくり聴かせていただける貴重な機会である。きちんとインプットし、今後に活かしていきたい。
では、第一四半期の最終日。いつもどおりウォーキングで行って来ます!
職学校とお疲れ様の会だった日
2011年9月29日 (木曜日)
昨日は、僕の母校である明治学院大学でのタイアップイベント。その名も「職学校」。
そう。パフが14年前の創業時から運営しているWebやLiveの企画名称と同じなのである。「職」を学ぶ場ということで付けた、極めてシンプルな名称なのである。もう5年くらい連続で、毎年この時期に行なっている。
昨日がその第一回目と二回目。10月末まで全10回開催する。1日2回のダブルヘッダーなので、午後イチから夜まで大学に張り付きとなって実施している。
1回あたり各業界の各企業から4人の先輩社員(明学出身とは限らない)が登場し、後輩の学生たちに仕事のリアルを語る。学生は学年不問で多いときには400人超の参加が見込まれている。僕は先輩社員たちのリアルを引き出して(突っ込んで)参加学生たちに分かりやすく伝える役目を担っている。
体力的にも精神的にもなかなかシンドイ仕事なのだが、恩義のある母校のためであり、可愛い後輩たちのためでもある。今年も頑張って行こうと思う。
昨夜は、大学での職学校を終えたあとすぐ有楽町に急行した。
M社の皆さまの「お疲れ様会」が開催されていたのだ。M社6名、パフ4名、総勢10名が参加しての大きな会だった。
「お疲れ様」には二つの意味合いがあった。
ひとつは2012年春の新卒採用が無事終了したことへの「お疲れ様」。そしてもうひとつは明日9月末付けでM社を退職する塚原さんへの「お疲れ様」である。
塚原さんは昭和19年生まれの67歳。旧満州で生まれ、終戦後、お母さんと命からがら日本に引き揚げてきた。ご実家は熊本県ということもあり、僕との共通項もたくさんある。僕より16歳も先輩なのだが、常に謙虚で、M社の部員の方々はもちろんのこと、パフのスタッフたちにも(まるで自分の子供や孫であるかのごとく)優しく接してくださっていた。
上の写真は、うちのイワサキから塚原さんへ、お疲れ様のプレゼントを手渡しているシーン。イワサキはM社のバックオフィス担当で、塚原さんとはいつも連絡を取り合っているイチバンの仲良しなのだ。
塚原さん、長い間お世話になりました。これからは少しゆっくりして、奥様と一緒に趣味の畑仕事にも汗を流しながら、新しい生活を楽しんでくださいね。
さて、本日は緊張の日。年に一度の株主総会の日なのである。今年は180名の株主のうち何名の方が参加されるのであろうか。始まるまで分からないのが、いちばんの緊張なのである。さまざまに変化している環境下での株主総会。節目の日でもある。緊張も良しとして臨もうと思う。
そして夜は、「釘さんの部屋」と名付けられたUST中継がある。本日がその第一回目。
毎回、職サークル協賛企業の方々をお呼びし、僕が黒柳徹子のように、インタビューすることになっている。
以下、告知文をコピペしておくので、興味のある方は、どうぞご覧ください。
では、本日もそろそろ行って来ます!
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┣★┫【6】UST番組 新卒採用の真実を語る「釘さんの部屋」放送開始!
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◆WEB上でOB・OG訪問しよう!◆
【株式会社カネカ「BtoB企業の採用活動の真相に迫る!」】
パフ代表・釘崎が職サークル協賛企業をお招きし、インタビューを行う番組。
初回は、株式会社カネカの採用担当・小野さんがゲスト。カネカといえば、
「カガクでネガイをカナエル会社。」という知花くららさん出演のCMで有名
な企業ですね。消費者として直接製品・サービスに触れることのない、い
わゆる「BtoB企業の採用活動の真相」に迫ります!
・「化学メーカー」という、BtoB企業に入社した理由とは?
・採用担当として、学生の何を見ている?
・採用活動の目的・ゴールとは?
などなど…学生さんの目線で気になる質問をズバズバ聞いていきます!
PCの前から、動画を見ながら皆さんもtwitterを通して質問できます。
WEB上でOB・OG訪問!この機会をご活用ください。
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【日時】9月29日(木)19:30~20:00
【視聴するには下記のURLをご覧ください】
http://www.ustream.tv/channel/%E9%87%98%E3%81%95%E3%82%93%E3%81%AE%E9%83%A8%E5%B1%8B
☆当日、以下のソーシャルメディアからもリンクをお送りします!
こちらもぜひチェックしてみてください。
twitter: http://twitter.com/#!/shokucircle
facebook: http://www.facebook.com/shokucircle
【WEB上で社会人に質問しよう!】
当日使用するハッシュタグは #kugi です。
オヤジたちの明日を語る会だった日
2011年9月28日 (水曜日)
昨夜は八重洲北口から日本橋に向かう途中の超狭い路地にある「隠れ家」で、オヤジたちの「明日を語る会」を開催した。
6名のオヤジたちが集合したのだが、序盤から異様な盛り上がりをみせた。
僕は全員のことを昔から(平均すると10年くらいのお付き合いかな?)良く知っているのだが、なかには初顔合わせの方々もいた。にもかかわらず、全員が旧知の仲のように盛り上がったのはなぜだろう。
「オヤジ」と一口で言っても年齢差は結構あった。最年長のオヤジは56歳。最も若いオヤジは46歳だっけかな。あ、ちがった。最年少は女性オヤジの33歳。
この年齢差が絶妙だったのかもしれない。最年長のオヤジは序盤から言いたい放題で、それにつられて、年少のオヤジたちも次第にエキサイトしていったのだった。
いい店だった。料理も酒も美味しかったのだが、雰囲気が最高に良かった。オヤジ向きの佇まいなのだ。
僕と同年代(まったくの同学年)の方が経営しているお店なのだが、本当に隠れ家なのだ。ふらっと入れるような店ではない…というか、まず見つけることが出来ないだろう。ひとに隠れてしみじみ飲みたいときなど、また行ってみたい。晩秋の日暮れが似合うかも。そんな店なのだ。
いやはや、それにしても、ちょいと飲み過ぎたかも。終盤の記憶はほぼない。まだ酒が残っているような気がする。
オヤジたちに明日はあるのか?
うん、あった。
「二日酔い」という明日が(苦笑)。
さて、本日は午後から、とあるイベントの初日である。二日酔いだなんて言っておられない。
ということで、朝食をしっかりとって、酔いをさまして、行って来ます!
【お知らせ】来週の人事向け特別セミナーは藤沢久美さんが講師を務めます
2011年9月27日 (火曜日)
職サークルでは、二か月に1回の頻度で、 『特別講師セミナー』を人事担当者向けに開催している。
人事向けのセミナーは、他の人材関連事業者でも数多く開催されているのだが、多くの場合は、自社の商品やサービスと関連したもので、いわゆる「売り込み」が開催の目的となっている。
しかし、職サークルが運営している『特別講師セミナー』は、純粋に、人事の仕事(採用に限らず)に携わる皆さんに、役立つ知識・情報や刺激を得ていただくために開催している。
そしてこのセミナーは、職サークルに参画している企業だけではなく、一般の企業の皆さんにも開放している。
職サークルの取り組みといえば、「学生向け」という印象が強いかもしれないが、実は、企業向けに割いている時間とパワーも相当なものだ。
「よりよい就職とよりよい採用」を実現するためには、高い志と幅広い知見を有した人事担当者の存在が不可欠であるからだ。(不遜な言い方になって申し訳ないが)そういう人事担当者を育てるのも、職サークルの役割のひとつだと我々は考えている。
8月に開催した第一回目の特別講師セミナーは、マングローブ社長の今野誠一さんにお願いした。
そして次回、第二回目の講師は、藤沢久美さん(シンクタンク ソフィアバンク副代表)にお願いしている。
藤沢さんには、つい先日、学生向けのリレー講座でも講師を務めていただいたばかりなのだが、今度は人事向けセミナーの講師として連続の登場となる。
開催は来週の木曜日。10月6日の18時から。テーマは、経営者が人事担当者に期待する真の役割~1000人の社長インタビューから得た、経営者のホンネ~ というもの。
この10年間、ラジオ、テレビ、雑誌等で、数多くの経営者と本音の対談を繰り返し行なっている藤沢さんならではのお話だ。
講演そのものは90分なのだが、その後、ザックバランな情報交換会も行なう。講師の藤沢さんはもちろんのこと、他社・他業界の人事の方々ともぜひ交流していただきたいと思う。
※お申し込みは以下のページから受け付けています。定員になり次第締め切りますので、どうぞお早めにお申し込みください。
⇒ http://puff.weblogs.jp/corp_seminar/2011/09/sseminar-vol2.html
親父の命日に、頑固オヤジのメルマガを転載してみる(3)
2011年9月25日 (日曜日)
「暑さ寒さも彼岸まで」という言葉の通り。先週末からめっきり涼しくなってきた。先週の前半までの、あの往生際の悪い残暑が嘘のようだ。
この週末は、オヤジの墓参り(20年前のお彼岸に亡くなったのだ)に行ったり、学生のイベントに参加したり、走ったり、ワンピースを読んだり、床屋に行ったり、その他、人に言えないこと(?)をしたりしていた。
ところで、先週の日記で忘れていたことがある。
頑固オヤジのコラムの転載だ。
そういえば、うちの死んだ親父は頑固だったのだろうか。
一緒に暮らした時間は短かったが、少なくとも僕は頑固だと感じたことはなかった。
恐かったし威厳もあったが、子供には温厚な父親だった。
でも板前という職業のせいか、履物はいつも下駄で、服装は割烹着で、首には必ずタオルをぶら下げていた。
墓参りをしたときに久々に写真を見たが、いい笑顔だった。
僕もあと10年ちょいで親父が死んだ年齢に到達する。親父が死んだ年に生まれた僕の娘が、もう成人なんだもんな。早いな。中島みゆきじゃないが、巡る巡るよ時代は巡る、喜び悲しみ繰り返し…なのである。
では、板前の親父が、きっと言っていたであろう今回の頑固オヤジのコラム「食わず嫌いはイカン!」。以下、転載します。
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食わず嫌いはいかん。好奇心を持て!
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おい、みんな元気か? 頑固オヤジの釘さんだ。
今週からこのメルマガが届き始めた奴。俺が誰だか分からんだろうから、ま
ずはこれを読んでくれ。
⇒ http://puff.weblogs.jp/message04/2011/07/vol3.html
お前は、好き嫌いはあるか?
まあ人間だれしも、大好物があるいっぽうで、どうしても食べられない苦手
な食べ物があるのは仕方のないことかもしれんな。
でもな、俺の勝手な観察データによると、仕事で成功を収めている奴には、
好き嫌いの激しい奴はおらんように思う。
これも俺の勝手な言い分だが、好き嫌いの激しい奴とは、一緒に仕事をした
いとは、なかなか思えん。
どんなものでも「美味しい、美味しい!」と言ってくれる奴と、一緒に飯を
食いたい。あ、いや、一緒に仕事をしたい。
ましてや、「食わず嫌い」など、もってのほかだ。
(中省略)
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┣★┫【6】職学校校長・釘崎のコラム「オヤジから最愛の娘&息子たちへ」
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(メルマガ冒頭からの続き)
好き嫌いのない奴というのは、基本的に、まずはなんでも(一見不味そうに
見えるものであっても)食べてみようとする。
食べたあとに、本当にそれが不味いかどうかを判断する。
そして、大概のものは受け入れて、「これ、意外と美味しいねっ♪」と言っ
て、ニッコリ笑ったりする。
これは、ちゃんとした研究によっても実証されていることなんだが、仕事を
成功させているビジネスパーソンには、「なににでも好奇心を持つ」という
行動特性があるそうなんだ。
不意に降りかかってきた仕事や、誰もやりたがらないような不人気な仕事で
あっても、「意外とこの仕事、やってみたら面白いんだよね♪」と、自分な
りの面白さを発見し(あるいは面白さを自分でつくりだしながら)、その仕
事に取り組むんだ。
☆☆☆
「食べ物と仕事の話とを、いっしょにするな!」という文句が聞こえてきそ
うだが、人間の行動特性や癖や習慣というのは、仕事でも日常生活でも案外
つながっているものなんだ。
たとえば、飯を食うスピードの速い奴っていうのは、喋るのも、歩くのも、
本を読むスピードも、速かったりする。
買い物で、あれこれ迷わずにすぐに決められる奴というのは、仕事における
判断も早い。メニューのたくさんある居酒屋に行っても、仕事のできる奴ほ
ど、「私は、これとこれっ!」という感じで、注文をすぐに決められる。
さらに、買い物をしたあとに、「あ、やっぱりあっちの方が良かったかも」
とか、「あ、あっちのほうが安かった。しくじった!」とか言って後悔ばか
りしている奴は、仕事をしていても大成しない奴が多いのだが、同じものを
買ったとしても、その良さや魅力を存分に引き出して満足しているやつは、
だいたい仕事においても成功を収めるものなんだ。
☆☆☆
これは、仕事選びや会社選びでも、同じなんだ。
これからお前は、いろんな仕事や会社のことを調べることが増えてくるだろ
う。
すべてを好きになれとは言わないが、せめて食わず嫌いだけは止めてくれ。
その仕事や会社の面白そうなところはどこなんだろうと、好奇心を持って見
るようにしてみろ。
きっと新しい世界が見えてくるぞ。
そのうえで、本当に嫌いなのかどうか、自分に問いかけてみろ。
そして、何かの理由で、「キライだ、イヤだ!」としか思っていなかった会
社や部署でしか、仕事ができないことになったとしよう。
それでも、覚悟を決めて(最初は我慢しながらでも)、精一杯その仕事に取
り組んでみろ。ひょっとしたら、今までは見えていなかった面白さや楽しさ
が発見されるかもしれんし、案外、その仕事がお前にとっての「天職」にな
る可能性だってある。
要は、なんでもやってみなきゃ分からんし、やるなら中途半端にやってみて
も分からんものなんだ。
☆☆☆
で、また話を食べ物のことに戻すが、いままで嫌いだと思いこんで食べてい
なかったものを、思い切って食べてみることを勧めるぞ。
本当に不味かったら、それでいいじゃないか。それ以降、食べなきゃいいだ
けの話だ。でも、もし美味しかったりしたら儲けもんだぞ。それだけでお前
の人生は少しだけ豊かになるわけだし。
俺も32年前、東京に出てくるまでは、納豆がどうにもこうにも食えなかった
んだが、賄い付きのバイト先で、ご飯のおかずが納豆しかないことが続いた
んだ。
我慢して食べていたら、3日めからはへっちゃらで食べられるようになった
し、いつからか大好物に変わっていったぞ。
ちょっと大袈裟かもしれんが、いまでは「納豆のない人生なんて」と思える
くらいになったぞ(笑)。
どうだ?まずは食べ物からお前の行動を変えてみんか?
じゃ、また来週な!