パフ代表の徒然ブログ「釘さん日記」

恐るべき男の再来の日

2010年1月20日 (水曜日)

先日(1月7日)の日記にも登場した「29歳の恐るべき男」(某社のTさん)が、本日もパフにやってきた。

社内のHRコンサルティングメンバー8名全員が参加しての勉強会。うん。やっぱりすごい。ちょっと桁が違う。「アタマが良い」、「仕事が出来る」とは、こういうことを言うのだろうか。

27年間の職業人生のなかで、いわゆる「仕事が出来る」といわれる人のことを何人も見てきたが、ここまで僕が感心させられた人はいなかったなあ。

Tさんは極めて視点が高いのだ。その視点の高さに見合った猛烈な勉強、訓練、実践を日々繰り返しているのだ。僕よりも遥かに年下なのだが、心から尊敬してしまう。話をしていると、この50歳のおじさんのハートとアタマが活性化されるのだ。

この出会いを大切にしたい。よし、決めた。Tさんといっしょに、いろんなことを仕掛けてみよう。

午後3時。僕の50年間の人生の中でもトップ10に入るくらいの素敵な女性(なあんて書くと問題ありかな?)が久々に来訪してくださった。

H社の社長、Hさんである。

まあ、ともかくも素敵な女性なのだ。なにが素敵かというと、とにかく素敵なのだ(説明になってないな、笑)。

知り合ったのは、もう3年以上も前になる。

でも、直接ビジネスでの深い提携関係までは至っていなかった。

しかしながら、僕の中ではとても気になる存在だった。

盟友のYさんが経営する新潟の会社では、ちゃっかりコラボが進んでいて(YさんにHさんを紹介したのは僕だ!)、ちょっと羨ましかったりもした。

で、本日の打ち合わせ。

パフの新事業での協業のお願いのための打ち合わせだった。

結果はもちろん◎である。

ああ、嬉しいな、楽しいな。3年越しの思いが実ったっていう感じである。

午後6時。

男ではあるが、いちどじっくり語り合ってみたかったS社の社長Tさんが来訪。

場所を「球磨川」に移してのとことんの談義。

実は今夜は双方とも、別のお客様との大事な会合の予定だった。それがお客様の都合で双方とも流れてしまった。そこで、急きょの対談が成立したのだった。来週はTさんの会社のセミナーでの講演も予定されているし、実に絶妙なタイミングだった。

いやあ、Tさん面白い! 普通の人ではないと思っていたが、やっぱり普通ではなかった。

僕もTさんも、年頃の娘を持つ親でもある。

しかもTさんのお嬢さんは、最近パフの会員になったのだそうだ。

そしてTさんのお兄さんは、売れっ子の漫画家だったりもする。しかもTさんのお兄さんが売れっ子になったきっかけは、パフの協賛企業のK社だったりもする。

これも嬉しい縁だ。

本日は、男だろうが女だろうが、やっぱり縁というのは大切だなあ…ということを実感した日なのであった。

奥歯が痛んだ日

2010年1月18日 (月曜日)

なんと。そのまんまのタイトルだこと。

一週間ほど前からたまに痛んでいたのだが、昨夜から常に痛むようになってきた。朝起きたら、さらに痛くなっている。まずいのだ。

痛いのは右の下奥歯。

原因は分かっている。「親知らず」なのである。

この親知らず、歯ぐきの中で真横に生えている。となりの奥歯に向かって生えており、神経を刺激しているのだ。

昔から歯医者に指摘されていたのだが、「歯ぐきをメスで割いて、歯を粉々にして取り出し、最後また歯ぐきを縫合する」という大手術をしなければならないため、二の足を踏んでいたのだ。

しかし、この痛みはキツイ。手術しろっていうことかもしれない。

おまじないをかけて寝ることにしよう。

 

ちちんぷいぷい、痛いの痛いの飛んで行け~~

おやすみなさい。

早いものだ。1月3日から始まった「龍馬伝」も今夜で三回目。今回も楽しんで観た。

龍馬は、父・八平の知人で江戸行きの経験のある溝渕広之丞(ピエール瀧)と一緒に土佐を発ったのだったが、向かう途中、岩崎弥太郎が「俺もいっしょに連れて行け!」と紛れ込んでくる。

しかし弥太郎が持っている通行手形は自分で偽造したもの。ばれたら本人はもちろん同行する龍馬や溝渕の首がはねられてしまいかねない。

そんなリスクを承知の上で、龍馬は弥太郎を同行させることにするのだが……。

まあ、観てない方もいるかもしれないので、詳しくは再放送や録画したものを観てほしい。

今回のみどころは、やっぱりなんといっても、香川照之が演じる岩崎弥太郎だろう。この日記でも何回も書いているが、香川照之ってすごい役者だ。惚れ惚れする。

この弥太郎(香川)の存在が、まだ成熟していない主人公の龍馬を力強く支えている。きょうは完全に主役を上回る存在感だったな。そして、存在感がありながらも、決して主役を食っているような印象を与えていないところがまたスゴイ。

ただちょっと心配なのは、香川照之はいま急激に人気が上昇してきており、いろんなドラマ、映画、舞台に引っ張りだこであること。まあプロなので大丈夫なのだろうが、露出しすぎて擦りきれないようにしてほしいな。

ところで、龍馬伝のこの先のシナリオを読んでいるわけではないので単なる僕の推察なのだが、今回の大河ドラマは、「親と子の愛」というのが重要なテーマのひとつになっているような気がする。

第一回放送の、龍馬と母・幸(草刈民代)のシーン。先週の、龍馬と父・八平とのシーン。今回、八平が龍馬に渡した手紙を「宝」といって大切にする龍馬のシーン。その手紙を夜、龍馬が寝入った隙に、じーっと盗み見る弥太郎-弥太郎はきっと、故郷に残してきた父親のことを考えていたのだろう-。こんなシーンのひとつひとつから作者の意図が伝わってくる。

一方、弥太郎が家出同然で出て行ったものだから、おろおろして探し回る父・弥次郎(蟹江敬三)の姿がまたナイスだった。普段は家族のことなど一切顧みず、博打や喧嘩にうつつを抜かす駄目オヤジなのだが、やはり弥太郎を思う気持ちは、普通の父親そのものだ。

うん。味があるなあ……。龍馬、弥太郎、そして彼らの親たち。それぞれがそれぞれを思いやる気持ちが、役者さんたちの好演もあって、とてもじんわりと伝わってくる。

さあ、来週はいよいよ龍馬が江戸に着く。千葉道場の看板娘、佐那との剣の勝負が見られるのかな。引き続き楽しみにしたい。

きょうは今シーズン2回目のパフLiveが、前回と同じく秋葉原UDXで開催された。(前回のパフLiveは12月6日の日記に掲載しているのでこちらをご参照されたし

僕は前回に引き続き、今回もおにぎりと水の販売員として活躍しようと、やる気満々で参加したのだが、僕が持ち場に着いた時にはすでに、すべてのおにぎりが完売されていた。ヨシカワがひとりで全部、売ってしまっていたのだ。うーん、悔しいなあ。せっかく名販売員の腕を見せてやろうと思ったのに(苦笑)。

気を取り直して、各ブースの写真を撮りまくった(せっかくなので最後にすべての写真をアップしておこう)。

でも写真を撮る仕事も10分足らずで終了。本来の持ち場である就職相談のコーナーで、真面目に学生の対応をすることにした。

きょうは多数の学生の質問に答えた。10名×4コーナー×25分間。喉がカラカラになってしまい、自分で売り物である水を購入したくらいだ。

それにしても学生は間違った指導や情報や噂に振り回されている。マニュアル本や浅はかな知見しかない大人たちに吹きこまれてしまっているのであろう。

「バイトの話はありふれているので、するなと言われたのですが本当ですか?」とか、

「自己PRでは、リーダー役になった話をむりやりしなければならないと聞いたのですが本当ですか?」とか、

「志望企業が求めている人物像に合わせて、自分の志望動機をつくらなければならないのですか?」とか……。

なんてくだらないことで悩んでいるんだろう……という内容ばかりなのだが、学生にとっては大真面目な心配ごと。丹念に学生の陥ってしまっている勘違いを正していくしかない。

それにしても学生にバカなことを吹き込んでいる大人たち。いい加減に自重してほしいものだ。

では以下、本日の写真をだだーっと掲載しよう。いい記録になったかな。

CA3C0322 
CA3C0324 CA3C0325 CA3C0326 CA3C0327 CA3C0328 CA3C0329 CA3C0330 CA3C0331 CA3C0332 CA3C0336 CA3C0337 CA3C0335 CA3C0338 (2) CA3C0339 
 
 
 
 

昨日(1月14日)の朝日新聞で、「みんなの就職活動日記」が就職活動を行っている学生からデータを収集してまとめた「就職人気企業ランキング」を発表していた。

僕は、この「就職人気企業ランキング」の存在に異を唱えるもののひとりだ。

その理由はただひとつ。

学生を惑わす(勘違いさせる)元凶となっている」からである。

発表されたランキングデータだけでなく、企業がこのランキングを上げるために、「本質をはずした採用活動をおこなっていること」も学生を惑わすことに繋がっている。この裏側では、「ランキングを上げる」ということだけを目的とした採用関連業者(○○ナビのような就職情報事業者や採用コンサルタントの類)の姑息ともいえる提案活動が、企業を悪の道に誘ってしまっている(ランキングデータは操作可能なのである)。

こんなくだらないもの、やめちまえ!

と、毎年各社からランキングが発表されるたびに、僕は腹を立てている。

腹を立てるんだったら見なければいいわけだが、仕事柄そういうわけにはいかない。必ずチェックしている(苦笑)。

で、話は昨日朝日新聞で発表されたランキングである。

ランキングデータは、「やっぱり学生だね。こんなもんかねぇ」というものだった。

しかし、解説文には、激しく共感するものがたくさんあった。「うん、そう。その通り!」という感じだ。

実はこの解説文を執筆している人のことを僕はよく知っている。採用プロドットコムの寺澤社長だ。

寺澤社長は、とある大手就職情報会社の役員だったのだが、数年前(2年半前だったかな?)に独立し、同社を起業された。同社は、採用を行う企業に対して情報を提供するビジネスを行っているのだが、就職情報会社とちがって、採用を行う企業からお金をもらうビジネスモデルではない。だから企業におもねった発言をする必要がない。見方が公平であり公正なのだ。

寺澤さんは、このランキングからみてとれる学生の意識の脆弱さや知識の浅さに危惧を覚え、次のような指摘を行っている。

(日本を支える実力派企業の評価が低いことを受けて) 「景気変動により文系学生の人気が低下したことが主な原因だが、あまりに短絡的ではないか・・・(中略)・・・学生のさらなる業界研究を期待したい。」

(ランキング上位の顔ぶれを見て) 「上位に並ぶ企業はすべてエンターテインメント系。製品・サービスが面白いことと仕事が面白いことは別だと考えるべきなのだが・・・(中略)・・・学生にとって仕事が面白いこととスキルが身につくことは逆のイメージであるようだ。」

(OB訪問の回数を問う調査で、訪問ゼロの学生が全体の8割。3社以上となるとたったの6%という結果を見て) 「いかに多くの社員に接触できたかで就職の成否は決まるといってよく、学生の力の入れどころが間違っているとしかいいようがない。実際に働いている人の本音を聞かずして真の志望理由などいえるはずもない。」

そして解説文の最後を、寺澤社長はこう結んでいる。

「焦るあまり、軸もないままに『どこでもいいから内定がほしい』と手当たり次第受けまくると厳しい結果に陥ることは間違いない。悠々として急ぐ、という心境で就職活動を進めてほしい。」

さすが寺澤さん。こういう解説文(客観的な目で見た批評)がきちんとついている「人気企業ランキング」であるならば、僕も否定するつもりはない。

結局僕が恐れているのは、「人気企業ランキング」によって、学生の勘違いを増幅させることであり、姑息な就職情報事業者の提案が大手を振ってまかり通ることであり、採用担当者が採用の本質を見失うことなのである。

それらが、少しでもなくなるような形で活用されるのであるならば、就職人気企業ランキングも(いわば反面教師として)役立つのかもしれない。

1999年から2000年にかけて就職活動を行っていた(かつての)学生Mさんが今夕パフに遊びに来てくれた。Mさんは、超就職氷河期と形容されるほどたいへんな時代に就職活動を行った世代。当時のパフのイベントにも来てくれ、僕ととても仲の良かった採用担当者のいる協賛企業にも内定をもらった、とても優秀な女子学生である。

「遊びに来てくれた」と書いたが、正確には、お礼の食事にお招きしたのだ。

Mさんは現在、パフと同じ人材業界にいる。領域はパフとは微妙に違うので競合になることはない。このMさんが2年前、パフにお客様を紹介してくれた。とても優良なお客様だ。パフとの取引額も大きくなった。

「お礼しなきゃ」とずっと言っていたのだが、なかなか実現できずにいた。

それが今夜やっと食事にお招きすることが出来たのだ。

直接お会いするのは6~7年ぶり。懐かしい。

10年前の学生時代の話や、現在の仕事の話でも盛り上がった。びっくりしたのはMさんの会社の社長のことを、僕は以前から間接的に知っていたこと。まさかあの人が社長だったとは。。。点と点が線になったのだった。

いろいろとあって詳しく書けないが、なにしろ世間は狭い。Mさんと組めることは、もっともっとたくさんありそうだ。

こうやって、かつての学生といっしょに組んで仕事が出来るというのは、とても嬉しいし喜ばしいことだ。

氷河期のころの学生たちはいま、就職活動で苦労した分、社会で大活躍している世代なのだ。