パフ代表の徒然ブログ「釘さん日記」

いまいちばん気に入っているCM

2013年9月18日 (水曜日)

朝っぱらから面倒な仕事をやっていたら日記を書く時間がなくなってしまった。

ということで、本日の日記は手抜き。

いまいちばん気に入ってるCMをご紹介するだけにしておこう。

いやあ、このCMは抱腹絶倒。ぜひたくさんのひとに見てもらいたいのだが、万人受けはしないのかな?

それはこれです。

⇒ http://www.onsenkenoita.com/cm/index.html

そこはかとない哀愁が漂っているのだ。

※いちばん見てほしいのは、画面いちばん左下の【予告編】の映像だ。もう涙が出てくる。

みなさん、ぜひ見てみてください。中身はあえてここでは説明しませんので。

では、おんせんけんおおいた!

 

この3連休の後半(日曜日の夜から昨日いっぱい)、なんと不覚にも寝込んでいた。

治りかけていた風邪がぶりかえしたのか、別の菌が侵入してきたのか、扁桃腺が腫れてしまい39度近い熱が出てしまった。

幸か不幸か、台風が関東を直撃したことで、昨日の予定がすべてキャンセルとなり、丸一日、家の中で休むことができた。

で、床で横になりながら、最近読んで感動した小説を二度読みすることにした。出張中に読んで、新幹線や飛行機のなかで涙を流してしまった小説だ。

その小説とはこれ。

海賊

 

マラソンのライバルだった(最近の僕は戦線離脱気味なので過去形です苦笑)名大社の山田社長が、以前(5月中ごろ)、ブログに書いているのを見かけて「へー読んでみようかな…」と思っていたが、なかなか買うまでにはいたらなかった。

ところが8月中旬、山田さんのブログ記事も忘れかけたころ、ある人物から、「クギサキ、この本読んでみろ!」と、わざわざ僕に読ませるために書店から買ってきたというこの本を、手渡されたのだった。

この本の書評はいろんなところで書かれているので、僕なんぞが駄文を連ねる必要はないのだが、それでもやっぱり書いておきたいことがある。

小説の主人公である国岡鐵造(出光興産創業者の出光佐三)が、けた外れにスゴイ人物であることは言うまでもない。

が、この国岡鐵造の周りにいた男たちの存在が、国岡鐵造をして、スゴイ人物に成長させていくのだ。

僕は読んでいて、そこに感銘を受け、感動した。

 

いちばんは、国岡鐵造に、財産を売り払って作った六千円という大金(いまの貨幣価値で約1億円)を、独立資金として惜しげもなく差し出した日田重太郎。融資でも投資でもない。本当に「あげた」のである。

「国岡はん、六千円は君の志にあげるんや。そやから返す必要はない。当然、利子なども無用。事業報告なんかも無用」

「ただし、条件が三つある。家族で仲良く暮らすこと。そして自分の初志を貫くこと。ほんで、このことは誰にも言わんこと」

重太郎は、家に戻ってそのこと(財産を売った金を鐵造にやると約束したこと)を妻に告げた。

妻は、「はい」とだけ答える。

拍子抜けした重太郎は、妻に「怒らないのか?」と聞く。

妻「あなたがそれほどの人と見込んでのことでしょう」

重太郎「国岡はいずれ立派なことを為す男だ」

妻「はい。それはいつごろですか?」

重太郎「そうやなあ。何十年も後のことかもしれんなあ。もしかしたら、そのときは、わしはもうこの世にはおらんかもしれん」

妻は「それでもいいではありませんか」と言って、おかしそうに笑う。重太郎もそんな妻を見てにっこりとほほ笑む。

う……。このくだりを書き写すだけでも涙が出てくる。自分の創業のときに、何も言わずに出資してくれた知人・友人たちの顔が浮かぶ。しかも、まだなんの恩返しもできていない自分を恥じる。

のちに国岡商店(出光商会、のちの出光興産)を日本を代表する大企業に育て上げた鐵造は、重太郎の晩年の生活を手厚く保護する。亡くなった際には重太郎の故郷の淡路島で、大きな社葬を執り行っている。まちがいなく鐵造の大恩人であり、日田重太郎なくしては、国岡鐵造(出光佐三)が世に出ることはなかった。

 そしてもう一人(というか一社)。あまり書評にも出てこないのだが、二十三銀行(現在の大分銀行)の支店長と頭取である。国岡商店(出光商会)は、大正十二年の関東大震災のときと、昭和二年の金融恐慌のときに倒産の危機に瀕した。それを救ったのが、二十三銀行の気骨溢れるバンカーたちだったのだ。

関東大震災の折。多くのメガバンクが取引先からの融資を引きあげていた。国岡商店も第一銀行(現在のみずほ銀行)から突然25万円(現在の数十億円)の返済を迫られていた。二十三銀行の支店長は「国岡鐵造という男は立派な男です。国岡商店もまた立派な店です。できれば、われわれが支えてあげたいと思います」と、第一銀行が引きあげようとした金額と同額の莫大な融資を肩代わりしたいと頭取に申し出た。

頭取は、「君がそこまで言うのなら、そのとおりにすればいい」と言った。支店長はびっくりして「本当によろしいのですか」と確認した。支店長は「銀行家は立派な商人を援助することが使命です。話は終わりです」と言った。支店長はまるで自分が融資を受けたように喜びを感じ、「ありがとうございます!」と頭取に頭をさげた。

う……。泣ける。

金融恐慌の折にも(そのとき二十三銀行は合併によって新体制になっており、支店長も頭取も交代していたのだが)、やはりそのときの支店長と頭取が、国岡商店を体を張って助けた。

新体制となった二十三銀行の審査部は国岡商店への過大な貸付金を不良債権と見なし、融資引きあげの指示を当時の支店長に命じた。しかし、支店長は引きあげを拒んだ。「まことの銀行家ならば、国岡商店のような会社にこそ、援助すべきと私は考えます」と頭取に直訴。支店長のことばを受け、頭取は国岡鐵造と二人だけで会談する。そして翌日の重役会議で「国岡商店への融資回収の方針は撤回する。いや、さらに融資の枠を広げても良い」と発言し、重役たちを唖然とさせた。

もし、震災や金融恐慌の際、鐵造がこのような真の銀行家と巡り合っていなければ、国岡商店(出光興産)は今ないはずだ。一説には、震災の折の融資引きあげに際して、鐵造は憔悴しきっており、「自殺も考えていたのではないか」と言われているくらいだ。

 

ということで、ずいぶん長く書いてしまったけど、かくのごとく、英雄と言われる人物の陰には、その人物を支えた傑物たちが大勢いるものなのだ。

日田重太郎や銀行家のことだけ書いたが、さらにスゴイ魅力的な人物がこの小説にはたくさん登場する。

経営者、投資家、バンカーはもちろんのこと、21世紀を支える多くの若者たちにも読んでもらいたい本なのである。

国岡鐵造と重ねるにはあまりに器の違いすぎる僕だが、やはり日田重太郎のような人物に支えられながら生きてきた。この本を、「クギサキ、読んでみろ!」とプレゼントしてくれた人物は、さしづめ僕にとっての「日田重太郎」なのである。

 おっと、ちょっと時間をかけすぎた。そろそろ出なければ。

熱は下がってきたようたが、まだ扁桃腺は腫れている。早目に出かけて会社の裏のクリニックで診てもらうことにしよう。情けないけど、本日はタクシーを使って行ってきます!

本日はゆっくりした朝だ。確信犯的に寝坊した。ちょっとした束の間の休暇モードである。

先週から今週にかけては、土日含めて昼夜ともにスケジュールが詰まっており、さらに風邪までひいてしまうというオマケつきで、実はかなり体力的にヤバかった。

最高の山場が昨日のバスツアーだったのだが、それが昨日の夜8時半をもって滞りなく終了した。

「休むなら今しかない!」ということで、本日は午前中の予定をキャンセルし、いま福岡のホテルでのんびりしている、というわけだ。

 

それにしても、昨日のバスセミナー(正式名称は【大分しんけんいいで!おおいた企業をまるごと知る・学ぶ 県内企業魅力発見バスセミナー】)が事故もトラブルもなく、終始順調に運ぶことができてよかった。ホっとした。

地元大分に、多少なりとも貢献できたかな、と思う。

 

いままでの経緯を、ちょっと自分の日記で振り返ってみようか。

 

まず、今回の大分県の企画をやろうと決意したのが、この日。

わが故郷の仕事をやろうと決めた日 (6月7日の日記)

 

ここから企画書づくりを開始して、県の入札に参加し、正式に発注が決まったのが6月20日。その翌日には、大分に飛び打ち合わせを行っている。そういえば、この企画書づくりはたいへんだったなあ……。

飛行機は離陸するのか、着陸できるのか? (6月21日の日記)

そうだそうだ。ちょうど台風が来ていたのだ。飛行機は飛んだんだけど、県庁まで行く道でずぶ濡れになったんだった。

 

そして、この企画を成立させるためには、県内の有力企業の協力を得なければならない。そのための営業活動を、この日から開始した。

どぶ板営業in大分が始まる日 (7月23日の日記)

この営業活動を経て、昨日ご協力いただいた県内企業が10社。10月5日に第二回目を開催するのだが、そこにご協力いただく企業を合わせると、のべ20社ということになる。

 

この事業は、(学生の募集、バスの手配、ツアーの組立一式は特に)福岡のパートナー企業である就職エージェント九州さんにお願いしながら進めてきた。

もちろん県の担当者も、僕らの至らないところを細やかに、そして力強く支援してくださった。

それから忘れてはならないのが、帝国データバンク大分支店調査課長Iさん(昔の同社の採用担当者)の存在。大分に単身赴任しているのをいいことに、このプロジェクトに無理やり引きずり込んでしまった。企業との折衝から、事前セミナーの講師、当日のコーディネートまで、いろんなことを手伝っていただいた。今回の事業を成立させた影のキーマンが、実はIさんだったのだ。

ということで、本当に皆々様に感謝!なのである。

 

と、ここまで書くと、すべて終わったかのような錯覚をしてしまうのだが、実はもう1セット。9月20日の事前セミナーと、10月5日の第二回バスセミナーが、まだ残っているのだ(あれ?考えてみたら、事前セミナーまであと1週間だ)。ゴールまでもうひといき。次回も、みんなで頑張りましょう!

 

最後に、大分のプロモーション用に県が作ったという(世界にひとつしかないという)小道具とともに撮った写真をアップしておこう。

おんせん県おおいた

 

おんせん県おおいた!

なのである。

では、夕方には東京に帰ります。

なんと明日は早朝からオヤジバンドMSPと助っ人たちが一堂に会しての大練習。

頭を切り替えて、こちらも頑張りましょう!

 

そして大分へ

2013年9月12日 (木曜日)

現在、博多の駅前のホテルにいる。

あと1時間もしないうちに、大型バスがやってくる。それから、このバスに乗り込む約30名の学生がやってくる。

そして午前7時半。バスは大分を目指して出発する。

そう。本日は、6月から準備を進めてきた大分県事業である『県内企業魅力発見バスセミナー』の第一回開催日なのだ。

こちらが、このバスセミナーを告知している大分県のホームページ ⇒ http://www.pref.oita.jp/site/ooita-j/bus250823.html

大分の企業を3社訪問(うち2社は工場見学)する。ランチタイムには、ホテルに8社の企業(人事や経営者)がやってきて、交流会も開催する。

博多に戻ってくるのは夜の8時過ぎ。盛りだくさんのプログラムなのだ。

とにかく安全第一。道中、怪我や事故がないようにしなきゃね。

ではでは充実した一日となりますように。

行ってきます!

 

 

そして福岡へ

2013年9月11日 (水曜日)

昨日は福井で一日を過ごした。午前中は福井城址にある福井県庁にお邪魔した。

立派な建物だった。

fukuiken

お濠や橋に歴史を感じた。福井には過去10数回も足を運んでいるのに県庁に行ったのは初めて。

これから地方の県庁所在地に行ったらできるだけ県庁舎に足を運んでみようか。その地方を感じるに最も相応しい場所なのかもしれない。

 

午後は、福井商工会議所での講演。約30名の中小企業経営者や人事担当者の方々が参加しておられた。2年前に参加しておられた女性採用担当者の方もいらっしゃったり。その方はそのときの僕の講演をもとに自社の採用を変革されて成功をおさめておられるとのこと。久々にお会いできて嬉しかったな。

風邪で鼻詰まりがひどく、またのどの痛みがぶり返してしまったため、声量を十分出すことができず。2時間の長い講演だったのだが、最初から最後まで(不本意ながら)マイクに頼ってしまった。ホントは地声のほうが気持ちが伝わるんだけど。ちょっと残念。

残念と言えば、残念な忘れ物をしてしまった。

PCのワイヤレスマウス!

商工会議所の方が気が付いて電話をしてくださったのだが、ちょうど米原行きの特急に乗車した直後だった。うーん、残念。しばらくはマウスなしで(うまく動かせずイライラするんだけど)PC操作をしなきゃ(苦笑)。

 

昨夜はこの福井から、特急と新幹線を乗り継いで東京に戻ってきたのだが、本日はまた福岡に飛ぶ。

福井の次は福岡……。

福がダブルで縁起はいいのだが、移動が多いとやっぱり疲れるな。なにより風邪を早く治さなきゃ。

ではでは、羽田の前に、(早朝会議があるので)まずは茅場町まで行ってきます!

あまちゃんは福岡で(夜の再放送を)観ることにしよう。

 

福井は快晴なり

2013年9月10日 (火曜日)

下の写真は、ただいま(朝6時半ちょうど)の福井駅まえの風景。宿泊しているホテルの部屋から撮ったものだが、青空がとても気持ちいい。

fukui

昨夜、東京駅19時半発の新幹線に乗り、米原を経由して、福井にやってきた。ホテルに着いたのは、もう夜中の23時半。約4時間の大移動だった。

きょうはこれから福井市内で研修講師のお仕事。本職ではないのだが、13年ほど前からずっと声をかけていただいている福井商工会議所さんから依頼されたお仕事なので、無条件にお引き受けしている。

それにしてもいい天気だ。

実は先週の後半から風邪をひいており、治りそうで治っていない。さほど熱はないのだが、鼻水のせいで頭の重い日が続いている。おかげで、週末から朝ランもできずにいる。

でも、この青天。なんだかもったいない。

走るのは無理だけど、仕事前にちょっと散歩でもしてこようか。そうすれば、頭が重いのも治るかもしれない。

うん、そうしよう。

では、ちょっくら行ってきます!

 

MSPライブのチラ告知

2013年9月9日 (月曜日)

オリンピックは4年に1度のビッグイベントである。

対して、わがMSP(知る人ぞ知るオヤジコミックバンド)のライブは2年に1度のお騒がせイベントである。

2009年5月にデビューライブを開催した。

2年後の2011年5月には2回目のライブを東日本大震災復興へのチャリティコンサートとして行った。

そしてついに、第3回目のライブがこの秋、開催されることになった。

11月14日(木)の夜7時から。場所は、四谷三丁目にあるカッチョいいライブハウス四谷Lotus

こうみえてもMSPは本業で忙しい日々を送っているのだが、それでも、どうにかこうにか調整しながら集まって練習することにしている。

先週末の土曜日の夜も練習だった。

全部で11曲ほど演奏することに決まったのだが、7~8割は(MSPにとっての)新曲だ。

どんな曲が登場するか。行ってみようかな~と思ってくださる皆さん、ぜひお楽しみに!

 

さて、今週はまたも出張ウィーク。

今夜から福井に行く。

明日の夜いったん東京に戻り、明後日から週末までは九州(福岡&大分)だ。

涼しくなったのはいいけれど、風邪で鼻が詰まってしまっている。「唄歌い」としては失格だな。早く治さなきゃ。

ではでは、大急ぎで出張の準備をして、あまちゃん後、行ってきます!