パフ代表の徒然ブログ「釘さん日記」

先日の日記で、CA養成講座のことを書いた

次回の講座は9月の中旬に行われるのだが、僕ら受講生は、この間、何もしないわけではない。

受講生には、「周囲の人の価値観を洞察する」という課題が与えられている。

対象者や、やり方(具体的なアクションプラン)についても、前回の講座の際にチームメンバーと一緒に話し合って決めている。

僕が、次回の講座までに実践すると約束したことは次のこと。

社員と直接、仕事以外の場で話をする機会をつくり、社員の抱えている課題(潜在的な課題も含めて)を発見する。具体的には、9月16日までに、計4回(4グループに分けて)、近場の飲み屋で飲食の場を設定する。その際、直属の上司や同じチームメンバーと一緒にならないようグルーピングを行う。

「なあんだ、単なる飲み会じゃないか」と言うなかれ。

単なる飲み会とならないよう、ちょっとした工夫を取り入れている。

本日は、この課題実践1日目。

お盆明け(まだ休暇中の社員もいる)最初の月曜日ということもあり、他の回より少ない3人だけ(僕を入れて4人)のグループだった。

しかも異色の組み合わせ。

パフ歴10年のヨシカワ、パフ歴1年のオオハシ(まだ内定者)、パフ歴1ヶ月のカトウ(インターン生)である。

これだけキャリアがバラバラだと話がまったく噛み合わないかと思いきや、逆に、とても意義のある話を、それぞれのメンバーから引き出すことが出来た。

特に、「価値観理解&共有」のために行ったワークが良かったのではないかと思う。

まだ参加していないメンバーがいるので詳細は割愛するが、これはなかなかのヒットだと自画自賛している。

日常の組織とは違うメンバー同士のグルーピングだったことも、功を奏したのではないかと思う。

全4回を終えたところで総括しようと思うのだが、第1回目の実施、まずは滑り出し好調だったということを書き記しておこう。

終戦の日に思うこと

2010年8月15日 (日曜日)

8月15日は、お盆であり終戦記念日である。

毎年この時期になると、テレビや新聞では戦争を題材とした特集が組まれる。

が、最近その分量が少し減っているような気がする。

データを調べたわけではないが(そんなデータあるのかな?)、戦後30年から40年を過ぎたあたりから、だんだんと少なくなってきたような気がする。

僕らの親の世代は皆、戦争を体験している。空襲にあった人たちも大勢いる。僕の父親などは、予科練に志願し、終戦がもう少し遅かったら、零戦に乗って米艦に突撃していたかもしれなかったという。もし父親が米艦に突撃していたら、僕がこの世に生まれることはなかった。

僕らが子供のころは、親や祖父祖母、親戚、友だちのお父さんやお母さんから、よく戦争の話を聞かされたものだ。

8月6日、9日、15日は小学校の登校日で、平和授業が行われていたりもした。

僕らは戦争を知らない世代ではあるものの、ある種のリアリティをもって戦争を感じることのできた最後の世代なのかもしれない。

しかし、いま世の中の第一線で活躍している社会人(30代~40代前半)にとっては、戦争はかなり遠い存在ではないかと思う。核家族化が進み、お祖父ちゃんやお祖母ちゃんから、昔の話を聞くことも減っただろうし。

マスコミで働く第一線の人たちは30代~40代が中心だろう。それが戦争の特集が少なくなってきている理由だとすれば残念なことだし、危険なことだ。

戦争の悲惨さを、リアリティをもって語ることのできる人たちは皆、高齢である。終戦時に15歳だった人たちは、もう80歳である。いまのうちに、もっともっと取材して、映像にして、記録に残しておかなければならないのではないかと思う。

昨夜、TBSで、「歸國」という終戦ドラマスペシャルが放映されていた。脚本は倉本聡氏の書き下ろしである。

戦争末期、南の海で玉砕した幾万もの兵士たち。その兵士のうち、あるひとつの部隊が65年ぶりに帰国した。南の海にまだ漂う仲間たちに、現在の(豊かになったといわれている)日本の様子を報告するためだ。

日本のために死んでいった英霊たちの目には、いまの日本が本当に豊かになったと映ったのだろうか。

なかなか深く考えさせられる脚本だった。

「いまの日本人は“豊かさ”と“便利”とを勘違いしている」

「便利というのはカラダを動かさないことだ。汗をかかないことだ。楽をすることだ。そんなのは豊かさではない」

ビートたけしが演じた上等兵の台詞である(記憶で書いているので正確ではありません)。

ギクッとした。

戦後我々は、便利なモノやサービスを多数生み出してきた。確かに便利になった。でも、それと引き換えに、「豊かさ」を犠牲にしてきたのかもしれない。

クルマにしても、新幹線にしても、飛行機にしても、携帯にしても、パソコンにしても、インターネットにしても、便利で便利で、もう手放せない。

企業の採用や学生の就職だってそうだ。ナビや情報誌のおかげで、便利で便利で仕方がない。汗をかかずに楽ができる。

倉本聡氏は、ドラマのホームページで、次のように語っている。

これは鎮魂のドラマであり、怒りと悲しみのドラマでもある。もう先のない僕らの世代が、一つの時代の小さな証人として遺しておかねばと思い、書き下ろしたものである

倉本聡氏は現在75歳。

この世代より上の方々には、若い世代に残しておいていただかなければならないものがたくさんある。まだまだ老兵は去ってはいけないのだ。

給与を決めた日

2010年8月13日 (金曜日)

パフは年に2回、昇給が行われる。半年間の、会社の業績、チームの成果、個人の成果、個人の仕事への取り組み(プロセス)、といった項目を総合的に評価したうえで、昇給額を(あらかじめ定められたルールを基にして)決定する。

昨日は、今年の1月から6月までの半年間の全社員の評価を確定させ、昇給額を決定し、本人に通知した日だった。

会社をつくって13年。起業前と起業後とでいちばん違うこと。それは「給料をもらう権利を持った人」から、「給料を払う義務を負った人」になったことだ。

会社の経費のなかでもっとも比率が高く重たいものが人件費。会社をひとりでやっているときは、ある意味とても楽。売上があがらないとき、資金繰りが苦しいとき、黒字を出したいとき、自分に給料を払わなければそれで済むからだ。

しかし従業員が一人でもいると、そういうわけにはいかない。従業員への給料は経営者にとってもっとも優先度の高い債務。支払わないなんてありえない。サラ金だろうがマチ金だろうがヤミ金だろうが、どこからであっても、なんとしてでも工面して、絶対に支払うべき債務なのである。

一方で、給料を払えるというのは、経営者にとって幸せなことである。「ああ、今月もちゃんと給料を支払うことができた」という、ちょっとした幸福(というか安堵かな)がある。その金額が大きければ大きいほど、幸せ度は増す。

・・・この気持ち、わかんないだろうなあ。

多くの経営者は(すべてではないだろうが)、「社員にはできるかぎりの給料を払って、いい暮らしをしてもらいたい」と思っているものだ。

かといって給料をたくさん払い過ぎて、会社を赤字にさせるわけにはいかない。もちろん潰すわけには絶対いかない。ちゃんと利益を確保して、株主や国に、配当金や税金として還元させる義務も持っている。

このバランスをどう組み立てていくか。

こういったところにも、(なかなか外からはうかがい知ることのできない)経営の思想があったりするものなのだ。

昨日、就職活動中の学生がパフの事務所まで相談にやってきた。

パフを知ったのはつい最近。お父さんに勧められたのだそうだ。

名前はK君。某大学の体育会で副委員長をやっている学生だった。

僕のイメージする体育会系の学生というのは、肝が据わっており、「押忍っ!」と大きく野太い声を出すような粗野な奴。殴ろうが蹴飛ばそうが、「ありがとうございます!」と言ってすぐにこちらを真っ直ぐ向くような奴。

ところがK君は、「おまえは手芸部の部員か?」と思うくらいの繊細な学生だった(スミマセン。「手芸部が繊細」というのも僕の勝手な先入観です)。

とにかく声が小さい。至近距離にいるのに聞き取れない。極度に緊張している。

「面接じゃないんだから、そんなに緊張しなくていいよ。そのリクルートスーツも脱いじゃえ。ほら、まずは麦茶を一杯飲みなよ」

なんとか話ができる状態になった。

話を聞くと、K君の就職活動は、体育会系専門のイベントに参加したり、体育会系専門の紹介会社から企業の紹介を受けたりしながら行っているらしい。

結果は推して知るべし。まったくうまくいっていない。

それはそうだろう。体育会系のイベントに参加する企業は、「体育会系っぽい」学生との出会いを期待しているわけなのだ。求人企業には、僕のように勝手なイメージを持っている人事担当者が多いはずだ。

K君にじっくりいろんな話を聞いてみた。

見た目はおとなしく、いまふうに言えば典型的な“草食系”なのだが、実はかなり硬派なのだ。ひとつのことを辛抱強くやり続けてきているし、後輩の面倒見もすごくいい。アルバイト先(スーパー)でも、違う世代の方々から可愛がられている。

“体育会系”というイメージと“見た目”とのギャップ。そして、実際の中身と“見た目”とのギャップ。

これがK君が、面接で思うように評価されない理由なのだろう。

これを少しでも埋めることがK君のいちばんの改善ポイントだと思った僕は、残された相談時間を訓練時間に充てた。まずは元気な声を出すことを習慣化させることだ。

「いいか、K君。とにかくキミのその声の小ささ。か細さ。それを直すぞ」

といって、声を腹から出させる練習をした。「あえいうえおあお、あいうえお」と、口を大きく開けさせる練習もした。「こんにちは!」と、何回も何回も発声させた。

結果、来たときとは比べ物にならないくらいの元気な声で会話ができるようになった。

「いいか、K君。家に帰ってからも、親と話をするときも、いつでもこんな感じで話をするんだぞ。大げさなくらい、でかい声を出すんだぞ」

そういってK君を見送った。

明日、とある企業の面接があるそうだ。昨日の練習の成果が発揮されることを祈る。K君、ガンバレ!!

先週末、twitter上で、日本の雇用システム(慣習?)のひとつである「新卒一括採用」の是非を問う議論が展開されていた。

すべてに目を通せたわけではないのだが、このことを昨日の社会人向けメルマガ「Face to Face♪」の連載コラム「どげえするんか?」のなかで取り上げてみた。

今回は、僕自身の意見はあまり書いていないのだが、twitterという(まだ全体から見れば限られた)場所だけではなく、いろんなところで、いろんな立場の方々が真面目に考えるきっかけになればいいなと思って載せてみた。

パフの社会人向けメルマガ「Face to Face♪」は、パフの社員や僕が名刺交換した方々を中心に、数千名(いまはもう一万人近いのかな?)の方々に配信されている。読者層は、人事担当者、経営者、同業者、大学の教職員、一般社会人、投資家、クリエイターなどなど、多岐にわたる。

メルマガ配信後、さっそくとある若手社会人(かつてパフを使ってくれていた志高き若者。いま一年の半分を海外で暮らしている)から、個別に熱い感想をもらった。嬉しいことだ。

ということで、本日はそのコラムを、この「釘さん日記」にも転載することにしよう。

メルマガが配信されていない皆さんにも読んでいただけたらと思います。

 

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01】釘崎の「どげえするんか?」

 第42回 批判が続く日本の就職と採用。オレたちはどげえするんか?

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  パフ代表釘崎が、現在の採用市場、就職活動、世の中のあれこれについて、

  日々感じることを徒然なるままにお届けします。

  ※「どげえするんか?」=大分弁で「どうするんだ? どうしたいんだ?」

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 2010年の夏が真っ盛りです。異常ともいえる猛暑が、7月中旬以降続いてい

 ます。

 

 私たちの業界(企業の新卒者採用を、戦略立案や、メディアや、集客や、イ

 ベントや、業務代行や、アセスメントや、システムの提供や、内定者教育や、

 場合によっては採用担当者の教育などなど、いろんなことで支援している業

 界)では、「いま」が営業活動の真っ盛り。

 そう、「いま」です。

 

 「いまは2010年。ということは、2011年の新卒者採用に向けての営業活動で

  すか?」

 

 と、この業界のことを知らない方から聞かれることがよくあります。

 答えはもちろん「ノー」。

 

 2010年夏に営業真っ盛りなのは、2012年春の新卒者採用に関わること。つま

 り、2年も先の採用にまつわる営業を行っているのです。

 でも、この時期に万一営業の成果があげられないと、丸々一年間「オマンマ

 の食い上げ」という恐ろしい事態に陥ってしまいます。

 だから我々の業界は、こぞってこの時期に、営業活動を集中させるのです。

 ☆☆☆

 

 今朝、営業リーダーたちが集まって行うミーティングに顔を出したとき、少

 し複雑な気持ちにさせられました。

 「もう2012年採用の施策は、すべて決まってしまいました」

 

 と相手先の企業から言われて、営業訪問を断られることが増えてきた、とい

 う報告があがってきたのです。

 「も、もうかよ……」

 

 たしかに、インターンシップに名を借りた新卒採用戦線の幕開けが、この8

 月からであることを考えると「もう決まってしまいました」というのは、あ

 ながち断り文句ではなく、本当のことなのでしょう。

 

 私が複雑な気持ちになったのは、営業機会がもう残り少なくなってしまった

 ということに対してではありません(もちろんそれはそれでピンチなのです

 が)。

 

 この「もう決まってしまいました」の時期が、年々じわりじわりと早く、そ

 して、短くなってきてしまっていることに対してです。

 

 そしてその原因の大部分は、私たちの業界が長年にわたる競争の中で生み出

 してきてしまった「自責」であるからです。

 

 「早くしないと優秀な学生は逃げてしまいますよ」

 

 「同業の○○社さんは、こういう企画のセミナーを実施して優秀層を早期か

  ら囲い込むそうですよ。御社でもその前にぜひ」

 

 という囁きをしている営業マンの姿が目に浮かぶようです。

 ☆☆☆ 

 

 最近、識者(と言われている方々)の間からも、日本の新卒採用システムに

 対する批判がよく聞かれるようになってきました。

 

 その中でも「新卒一括採用」に関する議論が、先週末、ブログやTwitter

 なかで沸き起こっていました。

 どうやらきっかけは、この記事からだったようです。

 

 「大卒2割、就職も進学もせず…10万人突破」(2010年8月6日 読売新聞)

  http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20100805-OYT1T01175.htm

 

 この記事に対して、脳科学者の茂木健一郎さんがTwitter13回連続でご自

 身の意見をつぶやいていました(13連続ツイートの文字数は、もはや「つぶ

 やき」の範疇を超えていますね)。

 

 茂木さんは、13連続ツイートの締めくくりを、このようにまとめています。

 

  『新卒一括採用で、他社に遅れると優秀な人材が確保できないと思ってい

   る人事担当のみなさん。それは、おそらく幻想です。本当に優秀な人材

   は、そんな決まり切ったレール以外のところにいます。そろそろ、御社

   は、世に先駆けて新卒一括採用をやめてみませんか?』

 ※茂木健一郎さんのtwitterアカウントはこちら

  ⇒  http://twitter.com/kenichiromogi

 

 そしてこの茂木さんの意見に対して、さまざまな方々が持論を展開されまし

 た。私とも親交のある常見陽平さんは、ご自身のブログ「試みの水平線」で、

 

  『就活や採活の茶番ぶり、新卒一括採用の問題や、それに付随する企業や

   大学、学生、官庁などの問題は現場の最前線で誰よりも強く認識してい

   るが、逆に「安易な新卒一括採用批判」が横行していることに危機感を

   持っている。中央公論でも論じたが、それでは学生を結局救うことは出

   来ないのではないかというのが私の問題意識だ。』

 と論じています。

 ※全文はこちら

    http://blog.livedoor.jp/yoheitsunemi/archives/51143679.html

 

 また、『街場の教育論』などの著作でも有名な内田樹(うちだたつる)さん

 は、ご自身のブログ「内田樹の研究室」で、

 

  『現行の就活は、「優秀な人材の登用」よりもむしろ、日本の若者たちを

   「組織的に不安にさせること」を結果として生み出していることを、企

   業の人事担当者はもう少し自覚して欲しいと思う。』

 

  『「支援すれば、大きく花咲く可能性」のある若者たちを「支援し、激励

   し、国力の底上げをする」という事業に日本のエスタブリッシュメント

   はさっぱり関心を示さない。』

 

  『私はいまの雇用システムでは、「きわだって優秀な人間がそれにふさわ

   しい格付けを得られない」ことよりも、「ふつうの子どもたちが絶えず

   査定にさらされることによって組織的に壊されている」ことの危険の方

   を重く見る。』

 と論じています。

 

 ※全文はこちら

  ⇒ http://blog.tatsuru.com/2010/08/06_1028.php

 

 他にも、企業の採用の現場におられる人事担当者の皆さん、人材業界(特に

 就職情報事業者)の皆さん、当事者である学生の皆さんからの意見も多く見

 られました。

 ☆☆☆

 

 大学(教育者)の立場から、企業(人事)の立場から、就職・採用事業者の

 立場から、学生の立場から、それぞれの主張や言い分の違いはあります。目

 指す社会や前提条件が異なるのだから、いろんな意見があって当然です。

 が、共通するのは、「やっぱりこのまんまじゃマズイよね」ということです。

 そして大切なのは、

 「じゃあどうすんのよ?」「誰がどこから変えていけばいいのよ?」

 「あなたはどうすんのよ?」

 ということだと思うのです。

 

 私は長年この就職と採用の業界の中で仕事をしてきた人間として、日本の新

 卒採用システムを、よりよいかたちに変えていく責任があると思っています。

 冒頭に書いたように、日本の就職や採用を歪なものにしてきた責任は(すべ

 てとは言いませんが)、私たちの業界にあると考えるからです。

 

 そして、変えていくための手段として、かつてこのコラムでもくどいほど触

 れてきましたが、問題意識を持った企業の経営者や人事担当者の皆さんと一

 緒に、「職サークル」の輪を広げていきたいと思っています。

  http://www.puff.co.jp/business/shoku_circle/

 就職情報会社がかつての大きな力を失ったいま、変える力を一番有している

 のは、企業の経営者と人事担当者の皆さんです。

 

 1社1社の力は小さくても、たくさんの会社が集まることで、それがいつし

 か大きなムーブメントとなります。

 「職サークル」の輪を広げることで、誰が誰のせいにするのでもなく、

 “すべての社会人が当たり前のように若者たちを見守り育てていく世の中”

 を創っていけたらと考えているのです。

 

 【今回のどげえするんか?】

 

 今回のコラムは「お盆ウィーク」ということもあり、読者の数も少ないかも

 しれんの。ちょっと前、Twitterでつぶやいた一言と、関連するブログを載

 せちょこうか。

 『新卒者採用が、若者を騙したり、若者の将来を失望させたりするものであっ

 てはならない

 あんたは、どげえ思う? どげえ考える? どげえするんか?

今週はお盆ウィーク。企業の夏休みは分散してきたとはいえ、やはりお盆の時期に休みをとる人たちは多い。

昨日は通勤路を行き交う人の数も少なかったように思う。メールの数も、電話の数も、いつもよりいくぶん少なかった。

そして早朝からの雨。

7月中旬からずっと続いてきた猛暑も、お盆休みウィークにあわせたのか、ちょっと一休みといった感じだ。

とはいえ、パフの社内はいつもとまったく同じ。月曜日なので朝8時から会議が続いた。

僕は午後は、月にいちどのメルマガのコラムを執筆。

執筆時間は少なかったのだが、ネタとなるブログなどの情報を収集するのにずいぶんと時間がかかった。

今回のコラムのネタにしたのは、「新卒一括採用」について。

先週末、twitterの世界を中心に、この話題で持ちきりだったのだが、僕もコラムで取り上げてみることにした。

新卒採用・就職というのは、企業や学生にとってはもちろんのこと、世の中全体の関心ごとである。

そのあり方について、いろんな方々が議論するのはある意味健全なことだ。

本日配信されるメルマガが、読者(主として企業の経営や人事)の皆さんにとっての、自分の会社の採用のあり方について考える、あらためてのきっかけとなればいいなと思う。

夜はとあるバイオリン奏者との簡単な打ち合わせ。このことはまた今度ね♪

さて。今週はじっくりインプットする週だと位置付けている(知らない間に僕のスケジュールにいろいろ組み込まれているのが不吉だが)。

雨が降って涼しいうちに、頭の整理をして、インプットする隙間を確保しなきゃな。

ジムを復活させた日

2010年8月8日 (日曜日)

昨夜、ちょっとしたハプニングがあった。

めずらしく家族そろって、銀座で晩御飯を食べていたときだった。

食べ始めて10分も経たないうちに、背中に激痛が襲ってきたのだ。

なんとなく夕方くらいから腹部に違和感があったのだが、激痛の箇所は腹部というよりも、わき腹から背中にかけてだった。

この痛みは、約2年前に経験した激痛に似ていた。

そう。思い出すのも忌まわしい、あの尿管結石である。

食事はもちろん中断。しばし座敷に横にならせてもらい、その後タクシーで聖路加病院の救急外来に向かった(家族との食事は台無しである)。

検査の結果、断言はできないものの「尿管結石の疑いが極めて強い」とのこと。

ただ、痛みは病院に着いて検査をしているうちに和らいでいった。水をがぶ飲みしたのが良かったのかもしれない。石はまだ腎臓か膀胱に潜伏していると思われるのだが…(汗)。

自分なりに尿管結石再発の原因を考えてみた。

酒の席が多いのは仕方がないことだし、いまに始まったことではない。

思い当たることがある。

そう。「運動不足」である。

たぶんそうだ。

新陳代謝が悪くなって、石が出来やすいカラダになってしまったのではないかと思うのだ。

5月下旬に足の指を骨折してからというもの、三か月近く、まともな運動を一切してこなかった。

6月下旬までは(足のギブスが取れるまで)タクシーばかりで、運動はおろか100メートル以上歩くことすらなかった。

ギブスが取れてからも運動しない癖がついてしまっていた。

そのうえダメ押しが、ここ数週間連続の酒席である。

酒席を繰り返すたびに、カラダに脂っぽいものが溜まっていっている自覚があった。

そりゃ石もできるわな。

ということで、本日から一念発起。ジムを再開することにした。なんと約3カ月ぶりなのである。

もう足の指もほとんど大丈夫。固くなっていて、曲げようとすると少しは痛いのだが、ゆっくり走るぶんには問題ない。

約2時間。ゆっくりとしたランニングと、軽いウェイトでの筋トレを繰り返して、たっぷりと汗を流した。

そして仕上げはサウナ。ここでも汗をさらに流した。

もちろん途中での水分補給は欠かさなかった。一リットル以上は飲んだと思う。

これで、体内に溜まった老廃物がすっかり外に出たんじゃないかな。

ジムから外に出ると、スッキリとした気分だった。

平日は仕事柄どうしても酒席は避けられない。食事もついつい摂り過ぎてしまう。

であれば、週末のアウトプットをしっかりとすればよいということになる。

インプットとアウトプット。このバランスが大事なのだ。

よし! 来週末も、しっかり汗を流すことにしよう。

それにしても、「石」はいまごろ、どこなんだろう。知らない間に放出されたのだろうか。

しばらくは、たっぷりと水の入ったペットボトルを手放せないな。