学生向けの「就職支援研修」を行っている日
2011年2月13日 (日曜日)
昨日から、東京の大門にある研修会場で、学生向けの就職支援研修(研修名は【Believe】)を行っている。講師を担当しているのはビジネスパートナーであるエスプール総合研究所(SRI)の頼木さんと坪内さん。ふたりともビジネスマン向けの研修のプロだ。
今回の研修の目的は、学生向けの研修が、ビジネスとして成立するかどうか(効果=本質的な価値を生み出し、お金に換算することが出来るか)を検証することにある。
対象は、パフに会員登録している学生。20名限定で募集した。
受講料は(今回は研修の効果検証が目的なので)無料。食事まで無料で付いているので、参加できた学生は、とてもラッキー。恵まれている。
パフからは、僕とタカタがオブザーバーとして参加。研修を客観的に観察しながら、講師や学生たちに時折アドバイスをしている。
昨日は、朝9時から夜の8時まで。自分が大切にしているものが何であるのかを、徹底的に掘り下げた。講師たちからの深くえぐるような突っ込みに、たじろいだ学生も多かったのではないだろうか。
学生が日頃よくやっている「自己分析」は、エントリーシートを書いたり、志望動機を「作り」あげたり、面接を「対策」したりのものに成り下がっていることが多いようだが、ここでの自分自身の掘り下げは、いままで味わったことのない、本当の自分の内面と向き合うための良い体験となったのではないだろうか。
本日の研修も、朝9時から始まった。本日は、いよいよ社会や会社や仕事との接続がテーマだ。
いま僕の前では、学生たちの「おはようございます」「失礼します」「よろしくお願いします」「ありがとうございます」の、基本的なマナーである「挨拶」の練習が繰り返されている。気持ちのいい挨拶だけで、厳しいビジネスマスターから内定をもらえるくらいまでになるのだという。さて、ビジネスマスターがおもわず「内定!」と言ってしまうような挨拶とは…?
その後も本日は夜遅くまで、プログラムが目白押しだ。
研修が終わったとき、そして明日以降、この2日間の受講者たちがどのような変化を遂げていくのか。期待しながら追跡していきたいと思う。
「新卒就職採用活動の適正化に関する意見」に見解を述べた日
2011年2月10日 (木曜日)
経済同友会が先月下旬に表明した「新卒就職採用活動の適正化に関する意見」について、とある関係者の方から意見を求められていた。
企業の新卒採用に関しては各方面で様々な議論がなされているが、なんだか間違った方向(現在の状況をかえって悪くする方向)での規制が検討されたり、世論が形成されたりするのではないかと危惧している。
そんななか、とてもいい発言の機会をいただいたので、僕なりの考えをまとめてお話しすることにした。
で、本日はそのことを書こうと思ったんだけど、まだ上の方に届いていないものなので、やっぱりもう少し寝かせておくことにしよう。まずは、そういうことがあったという記録だけに留めておく。
(日記のタイトルからすると期待はずれでゴメンナサイ)
昨日は、本件も含めて、まじめな打ち合わせや面談が3件。夜は、まだ明かせない(いや、以前うっかり明かしたことがあったかも)秘密の打ち合わせが1件。ずっと社外にいた。
社内の他のメンバーも、昨日は来客による打ち合わせが多かった一日のようだ。
人と人とが打ち合わせすることによって前に進むこと。打ち合わせがあることによって打開できるものがある。一方で、打ち合わせがあることで(それを待ってしまったり、余計な気づかいをしたりで)、進まないこともある。打ち合わせが多いと、ついつい仕事をした気分になるっていうこともあるんだよなあ……。
さて、本日は、昨日とは反対に、部屋(サーバールームだけど)に篭ってやらねばならない仕事がある。孤独の作業だ。一日で終わるかな。夜は、うまれよ塾もあるし…。
明日からは(世の中的には)3連休というところも多いが、パフでは若者向けに開発している研修の実験(?)を行なうことにしているので、ほぼフル稼働だ。雪も降るらしい。なんだかざわめいてきたな。
では、そろそろ行って来ます!あ、でもその前に、昨日の整理をしよう。
冷たい雨
2011年2月9日 (水曜日)
昨夜から冷たい雨が続いている。東京の一部の地域では雪も混じっているそうだが、月島はいまのところ雨。それもかなりの本降りだ。
昨夜は帰り道、久々に傘を開いた。傘を開くほど雨が降ったのは、今年になって昨夜が初めてかな?
冷たい雨が降ると、僕が高校生のときに流行っていたハイ・ファイ・セットの「冷たい雨」(作詞・作曲は荒井由実)の唄が頭に浮かぶ。赤い鳥のメンバーだった山本潤子さんの澄んだボーカルが印象的だったなあ……。
それはともかく、マラソンの後遺症(?)だった、足の腿と膝の痛みは、昨夜くらいからほとんどなくなってきた。一週間はダメかと覚悟していたのだが驚異的な回復力だ。それなりに練習を積んできたことが功を奏したのだろうか。なんだか嬉しいな。
そうそう、公式タイムがWebで発表されていた。
釘さん第一回ハーフマラソン公式タイム: 2時間29分04秒
である。
iPhoneの計測アプリでは、2時間22分の記録が出ていたのだが、どうやら途中GPSの電波の関係で計測が中断されてしまっていたようだ。実際は制限時間ギリギリだったのだ。あぶないあぶない。
何にしても2時間30分を切ることができてよかった。次の目標は2時間の壁を破ることだ。
さて、本日は、打ち合わせと面談が目白押しだ。
特に夜の打ち合わせは、今年の上半期を占ううえで、重要な打ち合わせになりそうだ。気合いを入れて臨もう。
冷たい雨の中、回復した足で、しっかりと歩いて出勤するかな。
では、行って来ます!(でもその前に、朝飯!)
懐かしい筋肉痛に襲われた日
2011年2月8日 (火曜日)
いやー、マイッタ。予想したことではあるが、昨日は歩行困難な状態に陥ってしまった。一歩踏み出そうとする瞬間、足の腿と膝に激痛が走る。座るときも席を立つときも「えいっ」と気合をいれる必要がある。
この筋肉痛、なんだかとても懐かしい。過去にも一度、しかもずーっと昔にあった。
そう。思い出した。
あれは中学校に入学したばかりのころ。
柔道部に入部した僕は、それまでほとんど運動なんてしたことがなかったのに、練習初日から、いきなり腕立てや腹筋やうさぎとび等々、これでもか!というくらいに筋肉を痛めつけるシゴキにあった。ちょっとでも休むと先輩から竹刀で打たれるので、ひーひー言いながら、その日の練習を耐えた。
翌日に待っていたのが、いまだかつて経験したことのない筋肉痛である。あのときは辛かった。歩けない。学校まで本当に這うようにして(普段の3倍くらいの時間をかけて)通った。歩くのはもちろんだが、服を着替えるのも激痛でままならなかった。ご飯を食べる時も箸が口のところまで上がらなかった。こんな痛みが一週間くらいは続いた(それでも毎日練習を続けて、最後は慣れてしまったのだからスゴイ)。
こんな中学1年生のときの痛みを思い出したのだ。
でも今回の痛みは下半身だけだから、あのころの痛みの半分だな。
しかも、先輩に竹刀で叩かれ痛めつけられたわけでもない。自分の意志で走りぬき、「時間内完走」という成果も勝ち取ったわけだから、「名誉の筋肉痛」なのだ。「痛い痛い」と言いながらも、この痛みに誇りを感じる。
・・・とは言っても、やっぱり痛いのは辛い(笑)。
この痛みが取れたら、また早朝ランニングを復活させよう。そして年内にもう一回くらい、ハーフマラソンに挑戦しようかな。さらに、来年の東京マラソンへの参加を本気で目指すことにしよう。東京マラソンは、すごい倍率の抽選らしいから、くじ運もあげなきゃな。
さて、筋肉痛2日目の徒歩出勤。実は昨日はあまりの痛さに、途中でタクシーを拾ってしまったのだが、本日は歯を食いしばって会社まで完歩することにしよう。普段は20分で到着するのだけれど、1時間くらいかかるのかしら……。遅刻したら社員に示しがつかないから、早めに出ることにしようかな。
では行って来ます!!
速報!ハーフマラソン21.0975Kmを完走した日
2011年2月6日 (日曜日)
やった!!
完走したぞ。
神奈川マラソン。ハーフ。21.0975Km。
生まれて初めての体験。自分の体力を完全に上回る挑戦。
僕は、走ることにかけては、小さなころから劣等生。しかも半端ないほどの徹底した劣等生だった。
中学生のころは180人の生徒中、たぶん一番のノロマだったと思う。
そんな僕でも。しかも、50歳を超えてしまった僕でも、完走することが出来た。
人間やればできる。できるレベルをきちんと自己理解し、超えるべきレベルを設定することでやれるのだ。
傍から見れば無謀なチャレンジでも、自分自身で達成の根拠を持つことが大事なのだ。
そして、ギリギリが大事。
達成できるかどうか分からない、(いや、一見できそうもない)ギリギリのところに目標を設定するのが肝要なのかもしれない。
僕のことをよく知っている人はハラハラしたと思うが、なにはともあれ完走しました。
ご声援、どうもありがとうございました!!
※詳細なランニングコースと1Kmごとの記録は、以下のURLをご覧ください。
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.@walkmeter でランニングを完了, 神奈川ハーフマラソン ルート上, 時間 2:22:06, 21.37 km, マップ: http://j.mp/ifIieT, 平均 6:39
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応援してくださった皆々様に感謝です。
さて、明日の朝、ちゃんと手足が動いていることをお祈りすることにしよう。
振り返ってみると1月20日以降、土曜日と日曜日も含めて、毎日のように公式な(アルコールも入るような)行事があり、休みが取れていなかった。この間、早朝ランニングを行なったのは2回だけ。一方で連日の宴会続きで、脂肪分が相当に蓄積されてしまった。
これではいかんと思い、(大会前日なのに)昨日は朝から走りに出た。
やっぱりきつかったな。最初の1Kmくらいで、もう歩きたくなった(実際歩いた)。
あかん。完全にカラダがなまっている。
でも、(全部で5Km強走ったんだけど)後半の2Kmは、なかなかいいペースで走れたような気がする。
・・・さて。
泣いても笑っても、本日が大会本番である。生まれて初めてのマラソン大会への出場なのである。
僕は子供のころから走るのが大の苦手。かけっこはクラスで(いや学年でも)いちばんビリっケツだった。昔の友だちに会うと「え、おまえがマラソン走るの!?」と一様にビックリする。そりゃそうだ。自分でもビックリしてるくらいだから。
でも、こういう(自分にとっては)無謀なことにチャレンジするのは嫌いではない。心配な半面、なんだかウキウキするのだから不思議なものだ。
大会の場所は、JR根岸線の磯子駅から200M くらいのところにある。海岸線をウロチョロするようだ。
果たして完走できるのか。制限時間内に間に合うのか。タカタに勝てるのか。翌日ちゃんと歩けるのか……。
不安と興味は尽きないな(苦笑)。
スタートは、午前11時半。
そうそう。iPhoneに、途中経過(走行距離や時間など)をTwitterに自動投稿するアプリをインストールしたので、気になる人は @kugisaki をどうぞご覧ください。5Km走行するごとに投稿されるはずです(途中棄権で一回も投稿されなかったりして…、汗)。
では、結果は今夜か明日の日記にて!
内定者に「うまれよ」の講話を行なった日
2011年2月4日 (金曜日)
パフから徒歩1分のところにあるS社。毎年この時期、内定者(2ヶ月後の新入社員)向けに講話を行なっている。
今年もまた、その日がやってきた。
昨日は、午後2時過ぎから4時半まで。S社の内定者の皆さん、それから人事の皆さんと、約2時間半の時を過ごした。
毎年の講話の内容は、「うまれよ塾」をS社向けにアレンジしたもの。現在、採用担当者となっている入社2年目(もうすぐ3年目)のOさんも、内定者だったころに僕の講話を聴いている。
小一時間の講話のあと、グループワークが30分。内定者がグループワークをやっている最中、僕は暇なので、会議室の隅っこでお茶を飲んでいた。
すると、僕のところに採用担当者のOさんが、「少しお話させていただいてもいいですか?」とやってきた。
しばしの時間、Oさんとの雑談。
僕が内定者に話していたキャリア論(スタンフォード大学のクランボルツ教授が提唱している「プランドハプンスタンスセオリー」を元にしたもの)や、僕自身のキャリアや起業のときのエピソードに関心をもってくださったようだ。
確かに入社3年目というと、仕事や会社のことがだいぶ分かってきて、自分自身の今後のキャリアについて色々と想いを巡らせる時期かもしれない。
ほんの15分くらいの短い時間だったが、Oさんに多少のアドバイスをさせてもらった。
ひょっとしたら、若手社員向けのうまれよ塾(講話&キャリア相談会)を実施したら、案外評判になるかも、なんて思ったりした。
キャリアには、これっていう正解はないのだが、自分にとってのよりよいキャリアは、目の前の仕事をポジティブに、柔軟に、我慢強く継続することで築き上げられていくものだ。
そしてあるとき、絶好の機会が偶然訪れる。その機会を逃さず、思いきったチャレンジをすることで、一段上のステージに登ることが出来る。
偶然を、自分の力で自分のものにする。リクルート創業者の江副さんが仰っていたように、「自ら機会を創りだし、機会によって自らを変える」。キャリアとは、そんなものなのだと思う。
とはいえ、若いころは、焦らず、慌てず、じっくりと。自分に課せられた役割を全うし、目の前の仕事を日々レベルアップしていくことが、何より大切なのだと思う。
うん。キャリアとは奥深いものだ。