パフ代表の徒然ブログ「釘さん日記」

昨日から朝はずいぶん涼しくなった。やっと秋が近づいてきたという感じだ。

昨日は月曜日。朝8時からの営業戦略会議に続いて全体会議。僕は毎週月曜日朝の全体会議のときに、論語を読んで、その解説を行うことにしている。

昨日は、「人知らず、而して慍(いか)らず、亦君子ならずや」を解説した。凡人はとかく「自分のことを誰も分かってくれない」と嘆いたり恨んだり怒ったりするものだが、君子はそんなこと気にしない。むしろ他人のことを理解してあげられるような人間にならなきゃ、という話である。仕事が忙しくなると心や視野が狭くなりがち。そうなると余計仕事がうまくいかなくなる。いまのパフの社員たちにとってタイムリーな論語だったように思う。

午後は来客。

一人目は、昨日の日記にも書いた、「チャレンジコミュニティ2010」の仕掛け人のひとりだ。地元仙台で活躍している若者(といってももう32歳かな)。パフとの連携も視野にいれての来訪だった。

現在の30歳前後の世代というのは、「超就職氷河期」のときに社会に出た若者たち。この時代の若者と出会うたびに、僕は逞しさを感じる。厳しい時代が彼らを鍛えたのだと思うのだ。

その後、もうひとりの来客。やはり超就職氷河期世代だ。就職せずに、学生時代から起業している若者である。とある企画への協力依頼でパフに来てくれた。やっぱり逞しいなあ。

夜は、CA養成講座の課題実践。8月上旬から続いた課題(すべての社員と飲みながら話をする)だったが、昨夜でやっと完了した。いやあ長かった。こんな小さな会社なのに、「全社員と飲む」ということがこんなに大変だったとは。不公平になってはいけないと思って、全員(全グループ)同じ店で飲んだのだが、最後は飽きちゃったな(苦笑)。とはいえ、やり遂げた達成感で満足なのである。

さて、本日は週末の役所との打ち合わせに備えた怒涛の書類作成。それを行った後に、関西方面に出張だ。すっきりしたうえで新幹線に乗り込みたいものだ。

 

昨日は午前中、銀座の山野楽器で、あれやこれや小物の買い物をしたのち、丸の内まで足を伸ばした。

ソーシャルビジネスエコシステム創出プロジェクト(内閣府の「地域社会雇用創造事業」の一環として、地域大学・団体関係者、大学生・若手社会人へのインターンシップおよび創業支援事業の普及・啓蒙を目的として運営されている)が主催する、「チャレンジコミュニティ2010~地域若者チャレンジ大賞~」というイベントに出席してきた。

地域の課題解決や発展を目的として、学生たちが地元の企業に長期のインターンシップとして入り込んで、さまざまなプロジェクトを行っている。

本日のイベントでは、全国の予選を勝ち抜いた8つのプロジェクトの取り組み内容が発表された。

北海道、東北、北信越、関東、東海、関西、中四国、九州の8つのブロックの代表たちである。

プロジェクトに取り組んだ学生自らが、苦労をして成し遂げたことを思い思いにプレゼンしていた。

初々しくも、よく考えた、自分の言葉でのプレゼンだった。

逃げだそうと思った(実際に逃げ出したんだけど戻って来た)話などを、正直に話してくれた。感極まって泣きそうになっている学生もいた。

「最近の若者は…」という若者バッシングを最近よく耳にするが、この会場に来ている学生たちとは無縁な話だろう。

いや、この会場に来ている若者も、ひょっとしたら「最近の若者は…」と批判されている若者と、実は変わらぬ若者なのかもしれない。

ただ違うのは、使命感や責任感を感じながら行える仕事の機会を得ていたということ。もちろん、機会を得たのは本人の努力の結果だし、使命感や責任感を感じながら仕事を行えたのも、本人の努力によるところが大きいのだが。

なにより彼らが立派なのは、「目の前の困難から決して逃げなかった」ということ。逃げなかったからこそ、成果が得られたのだ。そしてその結果、この晴れ舞台で発表できているのだ。様々なひとたちから称賛されているのだ。

この「チャレンジコミュニティ2010~地域若者チャレンジ大賞~」という取り組み。今年で3年目だということだが、とても素晴らしい取り組みだと思う。NPO法人のETICが事務局となって全体の仕掛けや段取りを行っているのだが、ホントに頭が下がる。立派だ。これぞ若者育成の本質だと思う。

若者が育つためには、家や図書館や教室の中に閉じ籠っていては駄目なのだ。地域や企業ともっと密接に絡んで、本当の課題と向き合い、困難を経験し、乗り越える体験をしなければ、本物の成長は得られない。

企業が欲する人材とは、そういう本物の体験をしてきた学生だ。エントリーシートを上手に書けたり、流暢な面接ができる学生ではないのだ。

とはいえ残念ながら、すでに企業で働ている社員たちのなかには、目の前の困難から逃げたり、言い訳したりする者が少なくないのも事実。

このプロジェクトに参加したような“言い訳しない&逃げない若者たち”が、早く社会人デビューし、どうしようもない先輩たちに大きな刺激を与えてくれることを期待したい。

 

さて、今週も火、水と出張だ。関西の某大学のセミナーにゲストとして呼ばれているのだ。出張以外の日は宴席多数。面接(僕が受ける側ね)もあったりする。あ、土曜日は久々の「うまれよ塾」もある。

その次の週は、九州と上海でほぼ一週間不在なので、何かと慌ただしい一週間になりそうだな。

目の前の困難から逃げずに、でも心にはゆとりをもってガンバロウ。

昨日は早朝から深夜まで暗躍したな。

まず早朝7時半より、東京駅に隣接するサピアタワーにある某大学のサテライトオフィスで、大学3年生向けに講演を行った。

参加した某大学の学生は62名。

全員、昨夜神戸を出発し深夜バス(大型バス2台貸切)で早朝東京に着いたのだった。

某大学のキャリアセンターが主催する「東京の会社巡り弾丸バスツアー」に応募した学生たちだ。

「学生たちが会社訪問を開始する前に、釘崎さんのほうから彼らを鼓舞するような講演をおこなってもらえませんか?」というキャリアセンターからの依頼に、お応えしての講演だ。

いつも「うまれよ塾」で話していることを、ぎゅっと圧縮して約50分間で学生に伝えた。

びっくりしたのは、みなとても元気で声が大きなこと。顔も引き締まっており、気合い十分だ。学生を鼓舞するどころか、僕の方が朝っぱらから鼓舞されてしまった。

いい一日のスタートだった。

昨日は帰社後、来客が2件続く。2件とも僕の旧友たち。「友あり。遠方より来る。また楽しからずや」だったのだ。

その後、外出2件。

2件とも障害者雇用に関するご相談ごと。

法改正もあり、企業の社会的責任として、障害者の雇用は避けられなくなってきたことを実感する。「知らない、分からない、やれない」では済まされないのだ。そして本当の意味でのノーマライゼーションの状態に近づくことを期待したい。

そして夜。

「大人倶楽部2010年度会合」が、東京の下町、文京区根津の隠れ家のような店で密かに開催された。

Nedu 

前回の「大人倶楽部」会合は昨年の8月だったので、ちょうど一年ぶりだ。

この「大人倶楽部」は、清く正しく美しい大人しか入れない秘密結社なのである(笑)。

いまのところ拡大する計画はないのだが、昨日は、「次世代へのバトンタッチも考えないといかんかなあ」という話題にもなった。まあ、僕らが大人から老人に成長(?)するまでには、世代交代をするかな。でも、「老人倶楽部」とかいう名前に変えて、そのままの存続だったりして(苦笑)。

ともあれ大人倶楽部。昨日は準会員(見習い?)も入れて7名の会合だった。

大人っぽい料理とお酒と話題と唄とで盛り上がった。とても楽しいひとときだった。

次回は、一泊で温泉に行こうという案も出ている。

年に一度の素敵な集まり「大人倶楽部」。最低でもあと10年は、このメンバーで続けて行きたいものだ。

 

初めて兄弟で合唱した日

2010年9月10日 (金曜日)

昨日は、朝から時間に追われながら6大タスクの対応に追われていた。

一つめ。まずは税理士さんとの打ち合わせ。

来週末までに、役所に対して大量の書類を提出しなければならないのだが、顧問の会計事務所の税理士さんに応援をお願いしたのだった。

パフがお付き合いしている会計事務所は、創業以来丸12年間のお付き合い。本当によくしていただいている。公認会計士、税理士、社労士など含め総勢100数十名を擁する大手のコンサルティング会社なのだが、困った時には社長をはじめとする専門チームの皆さんが親身に相談に乗ってくれるのだ。

今回も急なお願いだったにもかかわらず、すぐに対応してくださった。特に担当のOさんは、若くて美しい才媛で、僕は密かなファンなのである。Oさん、昨日はありがとうございました♪

 

二つめ。某大型書店の親会社の某大手印刷会社の某仕掛け人がご来社。

某だらけで分かりにくいが、まあ、分かる人には分かるだろう(笑)。

某大型書店と某大学とのタイアップ企画で、「秋季公開講座・講演会」というのがこの10月から開催される。60歳代のシニア層を対象とした教養講座だ。聞くところによると、ハイグレード・ハイソサエティな方々が参加する講座なのだという。

その講座を裏から仕掛けているのが、実は某大手印刷会社。で、この某大手印刷会社の仕掛け人と僕とは旧知の仲。そんなこともあり、この教養講座の講師のひとりとして、僕が任命された。講座のタイトルは「セカンドライフを楽しむには」。頼まれたら断れない性分なので、気安く引き受けたはいいものの(いや、とても光栄なことなのだが)、ハイソなシニア層への講演というのは未知の分野の仕事。出番は11月中旬。さて、どうなることやら。ま、11月に入ってから悩むことにしよう。

 

三つめ。来客じゃなくメルマガのコラム執筆のお仕事。

昨日は、月にいちどの社会人向けメルマガ「Face to Face♪」に連載しているコラム「どげえするんか?」の締め切り日だったのだ(配信は毎月10日)。

毎回、辛口のことを書いているこのコラムなのだが、今回は、おもいっきりゆるいことを書いてしまった。執筆の時間もなかったこともあって。で、そのゆるい内容とは……。ま、届いたら、笑って読んでやってください。でも、あまりにもゆるすぎて読者を怒らせてしまうかもしれないな(苦笑)。

 

四つめ。社内会議。

アウトソーシング事業のチームとの打ち合わせだ。顧客企業の12年度採用活動の本番開始まで、あと一ヶ月となった。そのための社内体制をどうするかという、わりと重めの打ち合わせである。うん。がんばれOSチーム!!

 

五つめ。ああ、そろそろ書くのも疲れてきた(苦笑)。HRプロの寺澤社長+取材陣が来客。

HRプロさんのホームページと、提携している経済誌のネット版で、僕のことを取り上げてくださるのだという。ありがたいことだ。で、そのための取材と撮影が行われた。かなり拡散的にいろんなことを話してしまったのだが、うまくまとめてくださるかなあ…。

 

六つめ。やっと最終イベントまでたどりついた。昨夜は、某大手総合商社の人事関連部署の重鎮たちと、某大手人材会社の重鎮たちとの宴席だったのだ。

なぜか僕は両社の重鎮たちと仲がいい。人材会社の重鎮というのは、ひとりは実は僕の兄のこと。そして、もうひとりも兄貴分みたいな人なので、仲がいいというか、まあ身内みたいなものだ。

7月の中旬に商社側の人事キーマンと軽めの会を催しているときに、「こんどお兄さんたちと一緒に飲みたいですねえ」ということになったので、昨日の会を催すことに決めた。とはいえ、全員会社を背負って立つ重鎮たち。日程の調整に難航して、やっとこそさ2ヶ月を経ての開催とあいなった。まあ、こういう組み合わせというのも滅多にないだろうけど(肩書きだけみるとスゴイ組み合わせなのだが)、とてもフランクで愉快な宴席だったな。

 

おまけ。ほっとひといきのスナック「のろ」へ。

宴席終了後、兄貴と、軽く一杯やろうかということになり、タクシーで1メーターのところにある「のろ」へ。実は兄と会ったのは約半年ぶりなのである。

話題は11月のささかみコンサートのことになり、そのときの演目を歌ってみようということになった。そして、なぜか二人で歌ってみようということになった。曲は、ビリーバンバンの「さよならをするために」。まさに兄弟のシンガーだ。考えてみたら僕は生れてこのかた、兄貴とデュエットしたことはなかったのだが、なかなかいいもんだな。兄弟だけあって声質が似ているのだ。「来年は兄弟でコンサート企画しようぜ」ということになったのだが、なんだか本当に実現することになりそうな予感…。

 

という感じで濃い一日が過ぎ去ったわけだ。書きだしたら、すごい分量になっちゃったな。

あ、そろそろ出かけなきゃ。

本日は、早朝から神戸の某大学のサテライトオフィスで、学生向けにミニ講演を行うことになっている。学生は昨夜、神戸から深夜バスで東京に向かっているのだという。

講演の開始は、朝7時半から。こっちが遅刻するわけにはいかない。

では、行って来ます!!

 

※D社のM課長から実名掲載の許可をいただきましたので文中修正しました。

昨日の福井は朝から雨模様。時折かなり強く、雨が窓を打ち付ける。

そりゃそうだ。台風が福井に上陸しようとしていたのだ。

聞くところによると、今回の台風(9号)は、とても珍しい進路をとっていたらしい。日本海側から上陸する台風というのは極めて珍しいらしく、しかも福井県に上陸するのは観測史上初だという。

よりによってそんなときに福井にいるなんて、運がいいのか悪いのか(苦笑)。

結局、台風は午前11時に福井県に上陸。まさにそのとき僕は、福井市内の商工会議所で、午後からの「人財経営実践塾」のための準備・打ち合わせを行っていたのだった。

今回の講座には、新潟県からゲストをお迎えしていた。

2年前よりパフの「職サークル協賛企業」にもなっていただいている、新潟市の優良企業(石油ファンヒーターのトップシェアメーカーである)ダイニチ工業株式会社の採用責任者、皆木(みなき)課長だ。

皆木課長は僕と同い年。採用の仕事に携わって21年になる大ベテランだ。

ダイニチ工業は、景気の変動に左右されることなく、毎年一定の人数の採用をやり続けている。また、パフでいうところの「顔のみえる採用」や「育てる採用」や「若者は社会共通の財産」ということにこだわりながら採用を行っており、そのことが、学生からはもちろんのこと、新潟県内の企業や我々の同業者からも大きく注目されている。

今回の講座の講師を僕が引き受ける際(今年の5月ころだったかな)、「採用を成功させている地方企業の人事の方をゲストとしてお呼びできないでしょうか」と、福井の担当者の方から相談を受けたのだが、すぐにダイニチ工業の皆木課長のことが頭に浮かんだ。その日のうちに皆木課長に電話で打診したらば、「私でよければ喜んで!」と、二つ返事で引き受けてくださったのだ。

そして午後1時半より本番。

台風の影響で欠席者が多いのではないかと心配していたが、嬉しいことにほぼすべての申込者が出席してくださっていた。

講座は前回の振り返りを簡単に行ったのち、皆木課長にダイニチ工業の採用事例を詳しく丁寧に、ご説明いただいた。

Minaki 

皆木課長は、この日のために何枚ものプレゼン資料を作ってくださっており、本当に頭の下がる思いだ。受講者の皆さんは、真剣にメモを取りながら、食い入るように皆木課長の話に耳を傾けていた。

皆木課長の説明が終わった後は、僕との対談。根ほり葉ほり、ダイニチ工業の採用活動の実際と、皆木課長の採用や学生に対する考え方などをお聞かせいただいた。

終盤は受講者の皆さんからも質問を受け付けたのだが、次から次へと質問が飛び出してきた。とても積極的なのだ。同様の講座で、これほど質問が出たことはないらしい。皆木課長の採用に傾ける情熱と誠実さが、受講者の皆さんに感動を与えた結果なのだと思う。僕も思わず感動してしまった。

いやあ、皆木課長に来ていただいて大正解だった。皆木課長、本当にありがとうございました!!

 

講座がすべて終了したのが夕方の5時。外に出たら、すっかり雨はあがっていた。どうやら台風は通り過ぎたらしい。

が!!

台風は関東の方に向かっているというではないか。

福井駅に向かい、みどりの窓口で聞いてみたら、案の定、新幹線は熱海~東京間で運転を見合わせているという。いつ動き出すかは分からないという。

でも、翌日のことを考えると帰らないわけにはいかない。途中で足止めを食らうのを覚悟で、福井から米原経由の新幹線で東京に向かった。

名古屋あたりまでは順調に運行された。案外大丈夫なのかな?と思ったが、やっぱり甘かった。

その後、だんだんとノロノロ運転が始まった。新横浜では30分以上停車していた。

結局、東京駅に着いたのは定刻よりも2時間遅い23時。なんと福井から6時間もかかったことになる。

でも講座が無事成功のうちに終了したことで、不思議と疲労感はあまりない。新幹線のなかでビールをガバッと飲んで寝ていたからかな(笑)。

ともあれ台風と一緒に過ごした北陸出張は、なかなか記憶に残る出張とあいなったわけだ。

さて。きょうは、すでに木曜日。

いやあ、早いなあ。週の真ん中に出張があると一週間が本当に早く過ぎる。

きょうも明日もハードな行事が目白押しである。

雨にも負けず、風にも負けず、ついでに酒にも負けず、もうひといき頑張りましょうかね。

 

パフには「大学向けプロジェクト」というチームが密かに存在している。

そもそも大学は、我々の業界にとっては昔から、(就職情報を届けるために必要な)学生のデータを入手するための大事なチャネルだった。

大手就職情報会社にとって学生のデータは生命線。データ入手のための専門組織を作り、多くの資金を注ぎ込み、血眼になってデータ獲得に走り回っていたものだ。

そんな感じなので、大学は、就職情報会社に対して極めて優位的・支配的な立場だった。就職情報会社の担当者は、学生のデータを得るために、大学に対して下働きや接待を繰り返していた。「おいおいおい」と言いたくなるような癒着も過去にはあったと聞く。

大手就職情報会社主導による日本の就職・採用システムが長らく続いてきたのには、こういった就職情報会社と大学との蜜月関係?も、その背景のひとつとしてあったのだろう。

それはともかく。

パフの「大学向けプロジェクト」とうのは、もちろん大学との癒着工作を行うための組織ではない(笑)。

大学に対して、学生の「就業力を育成するためのプログラム」を提供するチームなのである。もちろん、プログラムを提供する対価としてお金もキチンといただく。

昨今の学生の就職難は不況のせいではない。学生が有している力(または考え方や志向性)と、企業が求めている力(または考え方や志向性)との間に、埋めがたいほどのギャップが生じていることが原因なのである。

その力のことを「就業力」と呼んでいるわけだが、この力を育てていかないことには、若者の雇用問題は解決しない。就職情報事業者が大学でよくやっているような、「○○ナビの使い方セミナー」や「エントリーシートの書き方セミナー」なんかでは解決しないことなのだ。

前置きが長くなってしまったが、この大学向けプロジェクトが主催するセミナーを、昨日、東京で開催した。

このプロジェクトを一緒に推進しているパートナー企業のガイアックス社との共催だ。

そして講師は、われわれのプロジェクトに、専門的な立場から数々の助言をくださっているアクティブラーニング社代表の羽根拓也さん。羽根さんは、ハーバード大学で教鞭をとっていたときに、その独自の指導法が評価され、「優秀指導証書」を授与された教育のプロフェッショナル。日本に戻ってきてからは、経済産業省が提唱している「社会人基礎力」の委員となる一方で、様々な大学や省庁や企業に対して、アクティブラーニング(能動的学習法)を提供している。「就業力育成」という分野でも、羽根さんは日本の第一人者なのだ。

 セミナーは品川区にあるガイアック社のセミナールームにて。午後1時半から3時間に渡って、約20名の大学教職員をお迎えし、みっちりと行われた。アクティブラーニング方式で、長時間の講義であるにもかかわらず、あっというまのセミナーだった。

 

・・・と、この話は長くなるので、また今度、どこかで。

 

セミナーが終わるやいなや、僕は品川の新幹線乗り場に向かった。

福井に、夜9時に入らなければならなかったのだ。

先日の日記でも書いたが、福井の中小企業の経営者や人事担当者の皆さん向けに、「人財経営実践塾」という講座を行うためだ。

講座は翌日(つまり本日これから)なのだが、今回はゲストを新潟県からお迎えしており、そのゲストと打ち合わせを兼ねて一献傾けることになっていたのだ。

夜の9時過ぎから11時過ぎまで、予定通り楽しい打ち合わせを行ったのち福井市内のホテルに入った。

何気なくテレビのニュースを見ていたら、あらびっくり。なんと台風が福井県を目指して進んできているではないか。

明けて本日。現在朝の7時であるが、確かに風雨が強まってきている。どうやらお昼過ぎには直撃となるようだ。

大丈夫かな……。

続きは明日の日記で!!

パフでは毎月の第一月曜日の夜は、月次キックオフミーティングを行うことに決まっている。全員参加の全体ミーティングである。

各チーム、グループ、プロジェクトの前月の振り返りや進捗の報告が中心である。

きょうはすでに9月6日なので、キックオフといっても、すでにボールは蹴りあげられており、選手(社員)たちは、もう先週から走り始めている。

僕は今月は、帰郷したり、上海に行ったり、福井に行ったり(あ、明日だ)、関西に行ったり、出張の入っていない日の夜は、宴席が立て込んでいたり。

たぶん、このままだと、あっというまに10月を迎えることになりそうな気がする。

早く秋が来てほしいのだが、秋を感じる暇もなく、いっきに冬となるとの予報もあるらしい。

なにしろ、あっという間に過ぎ去りそうな9月の始まり。せめて地道にゆっくりと、大地を踏みしめて歩きたいものである。