パフスタッフが綴る何気ない日常。日々感謝をこめて。「パフ・ザ・マジックドラゴン 執務室」

あやまる

2008年12月3日 (水曜日)

食欲の秋。食欲大爆発の村上です。

最近、引っ越しました。
そして、引越しにともない、通勤に利用する沿線が変わりました。

そこで、気づいたことが一つ。
今回の沿線の鉄道会社の方は、謝るときに心がこもっているなぁ、ということ。

都心の通勤ラッシュ時には、不慮の事故や故障で、電車が遅延してしまうことが多々あります。
乗客は、イライラ焦りながらも、電車が動き出すのを大人しく待つしかありません。
そんなザワついた車内に流れる状況説明と遅延のお詫びをする車内放送。
今まで、私はこの車内放送に違和感を持ち続けてきました。

『お急ぎのところ、誠に申し訳ございません』
という丁寧な言葉は繰り返されるのですが、心が感じられないのです。

「ホントは悪いと思ってないんじゃないの。
線路に落し物なんて、鉄道会社のほうがいい迷惑だよね。
謝りたくないなら言わなきゃいいのに…ブチブチ」

遅刻が心配で焦る私は、心の中でブチブチブチブチ毒づいてきました。

しかし、新しい路線を利用するようになってからは、
(気のせいかもしれないのですが)お詫びの言葉に心を感じるのです。
社員教育の違いでしょうか?

このことで思い出したことが一つ。
社会人になりたての頃、一番難しかったのが、自分ではどうしようもない不可抗力で
お客さまに迷惑をかけ、謝らなければならない時の対応でした。

お詫びの言葉を口にしても、頭を下げても、心から「申し訳ない、詫びたい」と思っていなければ、
相手にはわかってしまいます。
詫びの場面で、心を通わすことができなければ、その相手は二度と本気でこちらを相手にはしてくれません。
しかし、逆に、誠心誠意謝って、気持ちが伝われば、相手もこちらの立場をわかってくれて
ピンチがチャンスに変わるということもありました。
痛い思いをずいぶんして得た、貴重な教訓です。

頭ではわかっていても
「これくらいなら、まあまあ、そんなに問題にならないだろう」、思ってしまいがちです。
相手が親しい間柄や近い存在であればあるほど、「今のは自分が悪い」と思っても、
すんなり「ごめん」が出てこないこともあります。

仕事上ではもちろん、仕事を離れても、悪いと思ったら素直に心から謝れる、
そんな大人でいたいものです。

次回は、感情量は西郷ドン級の吉川先輩です。