パフスタッフが綴る何気ない日常。日々感謝をこめて。「パフ・ザ・マジックドラゴン 執務室」

こんにちは。パフの横山です。

学生向けコラム、第4回目は「学生の時には見えていなかった気持ち」

をテーマに執筆します。

 

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先日、企業の採用活動で面接官をご担当されている方と

お話しする機会がありました。

 

面接官としての意見や悩みなど、

少し前まで面接を受ける側だった私にとって新鮮なお話が多くありました。

 

就職活動を始める前の私は、

採用選考=能力を一方的に試される場

面接官=能面のような顔で人間味のない人、といったイメージを持っていました。

 

その後、何回か面接を受けていく上で、考えが変わりました。

じっくりと話を聞いてくれる面接官、

鋭い観点でツッコミを入れながらも、私自身の良さを引き出してくれる面接官

に出会ったことで選考で面接官と話すことが楽しくなったからです。

 

そして社会人になった今、

面接官も悩んだり、試行錯誤しながら学生と向き合おうとしていることを知り、

また印象が変わりました。

 

今まで私には、面接官は“完璧な大人”のように映っていましたが

その中に親近感や人間らしさを感じ、

採用選考を受ける学生も、採用する側の面接官も、

悩み、考えながら選考に臨む点は似ているのかもしれない、

と思うようになったんです。

 

皆さんも“面接官も自分と同じ人間なんだな”と思えたら、

面接を受ける際も少し緊張が解け、気持ちが楽になるのではないでしょうか。

 

また、選考会場での挨拶も

“ルールだから挨拶する” といった感覚ではなく

“人として向き合い挨拶する” という自然なものになると思います。

 

そんなことを頭に入れながら、

ぜひ、自然体で面接に臨んでみてください!

 

 

面接評価の振り返り方

2015年5月18日 (月曜日)

こんにちは。パフの田代です。

 本日は「面接評価の振り返り方」をテーマにコラムを執筆します。

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 ◆面接の結果を分析・評価し、次に活かすには?

 多くの企業は、採用活動が終わるタイミングで振り返りを行います。中でも、
 応募者数や選考に進んだ人数、内定者数や入社数など、定量的な部分は年度
 ごとに振り返りと、次年度の活動への改善に活かされています。

 しかし、面接の細部まで振り返る企業は、実は多くはありません。合否を出
 した結果の人数を振り返るのであれば、合否を出した基準や評価項目につい
 ても分析をしてしかるべきだと思います。採用活動の成功のために、面接業
 務の中で成功した点とその理由はなにか、また失敗した点とその理由を明確
 にしておき、次回以降の活動に活かしましょう。

 
 ◆面接官の人選は適切だったか?

 面接業務を担う面接官の人選が適切だったかどうかを振り返る必要がありま
 す。面接官の人選が採用選考に与える影響は次のようなものが挙げられます。

 1、応募者の志望度への影響
 2、応募者の評価と合否
 3、面接に呼ぶことができる応募者数

 本日は「1」について取り上げます。

 1.応募者の志望度への影響

 採用成功のためには、応募者の志望度を上げることが必要です。そして多く
 の場合、応募者に最も多く接する社員は面接官です。応募者は評価されると
 同時に、応募先の企業が自分に合っているのか、また活躍できそうな場所か
 を無意識にチェックしています。面接官はそのことを十分に自覚し、応募者
 の応答をする必要があります。

 また人事も、応募者の心理的状況にうまくマッチした面接官を配置すること
 が求められます。一般的に、選考初期段階では若手社員が面接官を担当し、
 その後、中堅、最終段階では役員クラスが面接を担当することが多いようで
 す。しかし、なぜそのようなステップなのかということを人事担当者が理解
 し、戦略性をもって配置していることは稀です。あくまで習慣にのっとった
 戦術をとっていないか、改めて振り返ってみることをお勧めします。

 とはいえ、若手~中堅~役員という並び順には、多くの企業が採用する理由
 があります。応募者の目線から見れば、入社直後の仕事内容や心理的変化な
 どを若手面接官から吸収することで志望度を上げ、中堅社員を見て自己のキ
 ャリアアップをイメージし、役員層を見て企業の成長戦略を知る、という企
 業理解の道筋はとても分かりやすいでしょう。

 まずは採用活動の中でどのような戦略にそって面接官を配置したかを見直し、
 そこから分析手法を考えることがよいです。分析の仕方の代表例としては、
 アンケート形式(内定者、承諾者などへ各面接後の志望度の変化やその理由
 をアンケートに取る。また、不合格者、辞退者などについても同様のアンケ
 ートを取り、両者の違いをまとめる)が良いのではないでしょうか。

 今回のコラムは以上です。

常に「自分が」という意識

2015年5月15日 (金曜日)

こんにちは。パフの横山です。

学生向けコラム、第3回目は「常に「自分が」という意識」をテーマに執筆します。

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先日とある社会人の方とお話させていただいた際に、

「何事においても常に自分に対して言われていると思って挑むべきだ」

というお話がありました。

 

例えば人と会話をしているとき。

相手の話を聞いて「自分が何を感じたのか」を、相手に伝えるべき、という考えは

私にとって新鮮でした。

 

相手にとっては、話が伝わっていることを確認することができます。

また、そのような考えもあるのだな、という新たな発見につながる可能性もあります。

自分自身にとっては、アウトプットをすることによって話が整理され、

より理解が深まります。

 

感じたことを自然と伝えられれば良いのですが、難しい場合には

“常に自分に対して言われている”という意識でお話を聞くとよい、

とおっしゃっていました。

 

私はこの4月から社会人になり、

先輩達から仕事のやり方はもちろん、仕事に対する意識に関することなど、

今までの自分にはない考えを聞く機会が増えました。

しかしながら私は、その話に対して自分の中で感心するばかりで、

「自分がそのお話を聞いてどう感じたか」というアウトプットが

できていませんでした。

 

どんなに環境が良くても、「自分から吸収していこう」という意識がなければ

成長につながりません。

私はまさに今、その壁にぶつかっています。

 

すぐには改善できていませんが、

日々チャンスを逃さないためにも、その精神を忘れずに挑んでいきます。

自分を伝えるには?

2015年5月12日 (火曜日)

こんにちは。パフの横山です。

 

学生向けコラム、第2回目は「自分を伝えるには?」をテーマに執筆します。

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エントリーシートを書いたり、選考に行ったりするようになると、

自分がどんな人間であるのかを相手に伝える必要に迫られます。

 

そんなとき、 皆さんはどのように「自分」を伝えていますか?

 

私が就職活動を始めたころは、

改まって自分の人間性を人に話すこと自体、それまでなかなかないことだったのに、

初めて会う見ず知らずの人にきちんと「自分」を伝えることはできるのだろうか…

と不安に思っていました。

 

周りの友人の話を聞いても困っている人が多く、

「あまり大した活動をしていないから話すことなんてないな…」

「先輩が過去に書いていた文章を真似すれば、どうにかなるのではないか…」

そんな自信のない声を聞きました。

 

いざ面接に行くようになると、

「自分はこれをやりました」というように、人間性や価値観ではなく実績のみを

全面に押し出すようなアピールをただただする人や、

 

準備をしてきた自己PRは堂々と話せるのに、

他の質問では急に声が小さくなってしまうような人もいて

 

「選考とは一体何を見ているんだろう」と思うようになりました。

 

そんなとき、ある会社の面接で人事の方から

 「生きる上で大切にしているものはなにか」

 「(活動に対して)なぜそのような行動を取ったのか」

 「そのときどう感じたのか」        といった質問をされました。

 

その方の質問に答えることで、

自分でもわかっていなかった自分の価値観や性格がどんどん見えてくる感覚があり、

それまでの疑問が解消されました。

 

 

自分が取り組んできたことについて、どうして実施したのか、その時どう感じたか。

そんな自分が行動をした際の感情を確認していくことで

人間性が見えてくることが分かりました。

 

自己PRと言われると

「何をしたのか(事実、結果)」に焦点を当てがちですが、

「何をしたくて、何を感じながらその活動をしたのか」を整理しておくことが、

 

より「自分」を伝えるうえで重要だなのだと思います。

志望度を上げる面接手法

2015年5月7日 (木曜日)

こんにちは。パフの田代です。

 本日は「志望度を上げる面接手法」をテーマにコラムを執筆します。

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 ◆面接で志望度を上げる必要性

 採用における面接は、面接官が応募者を評価する場だと思われがちです。
 しかし、面接での面接官の態度・言動で応募者は会社を見極め、志望度
 が決まります。つまり、その場にいる面接官は応募者にとってはその会
 社の「顔」なのです。

 就職と採用においては、応募者だけが評価されるわけではなく、企業も
 評価されているということを意識する必要があります。では、面接で応
 募者に良い印象を与え、企業志望度を上げるにはどうしたらよいので
 しょうか。

 ◆学生からの声

 就職活動を終えた大学4年生を対象にした、「志望度が上がった選考、
 下がった選考の理由とは?」のアンケートで次のような意見が出ています。

 ・選考を重ねる度に志望度が上がっていきます。人事の方もゆっくりと話
  を聞いてくれるので非常に話しやすく思いも伝えやすいです。また、社
  員の方がその企業を好きであるのが伝わってきて非常に良かったです。

 ・面接官の話の聞き方がとても好印象だった。名刺の受け取り方なども教
  えてくださった。

 ・面接を受けていく上で、将来への疑問や不安をしっかり解決してくれるから。
 
 ・しっかり話を聞いてくれて、人柄をしっかり見てくれていると感じたから。
  面接の後フィードバックをしてくれたのもありがたかった。

 ・面接において、非常に丁寧な応対をしてくれ、一人の人間として見てくれて
  いるように感じる。

 以上のデータからも分かるように、応募者の志望度が上がる面接に必要なのは
 「誠実さ」「丁寧さ」「真摯さ」、そして「応募者にとって有益な情報」です。
 一人ひとりの応募者と向き合い、理解しようする姿勢、丁寧に一つひとつの疑
 問や不安を解消していく対応が重要だということが分かります。

 そこで、面接官が気をつけるべきポイントは以下3つだと言えます。

 【対立軸で対峙していると感じさせない】

 → 攻撃的な口調・話の腰を折る・机を叩く・体をゆする・険しい表情、
   などに気を付ける

 【距離感を感じさせない】

 → 相手の目を見て話をする&聞く・腕を組んで話を聞かない・ずっと
   椅子の背に寄り掛かったままで話を聞かない&話をしないなどに気を付ける

 【理解しようとしてくれている、と感じさせる】

 → ねぎらう・うなずく・話の内容を確認する などを意識する

 
 これらを意識して面接を行うと、面接官個人の魅力を通して企業への志望度が
 上がることでしょう。

 今回のコラムは以上です。