パフスタッフが綴る何気ない日常。日々感謝をこめて。「パフ・ザ・マジックドラゴン 執務室」

ホモサピエンス

2011年10月24日 (月曜日)

こんにちは。保坂とお客様へ訪問した帰り、電車の中で女子高生のように話に花を咲かせていたところ、マングローブ社のI野社長とS村さんに出会ってしまった平原です。女子高生のように、というのは聞こえがよくて、単にうるさかったという状態です・・・恥ずかしい。反省です。

さて、最近、本当にハマっていることがあります。「人類はいかにして誕生し、現在に至るのか。人類史」です。

いわゆる歴史、というものではなく(歴史は最苦手科目の一つ)人類学、考古学、遺伝学、民族学などの混ざり合う領域です。

自分でも不思議なほどハマっているのですが、平原がここ数週間で図書館、雑誌、WEB等で集めた知識の中でも面白いものをいつかをご紹介します。

●46億年前、地球誕生
●40億年前、生命誕生
●500万年前、人類は、チンパンジーと共通の祖先から分岐した。でも当初はほぼチンパンジー。直立二足歩行はするけれど、木にも登る。人類の進化は、全てアフリカにて起こった。アフリカ以外の土地にいたチンパンジーは進化しなかった。
●250年前、食糧がなくなり、それまで草食だった猿人は肉を食べるようになる→高品質エネルギーの獲得→脳の大型化への第一歩!
●200万年前、人類の祖先の数種類が初めてアフリカ大陸を出る!(ジャワ原人や、ネアンデルタール人など。世界に広まるも、絶滅)
●10万年前、現在の人間であるホモサピエンスが誕生。ただし、言語などをつくりあげるのに5万年はかかったのでは。
●5万年前、ホモサピエンス、遂に出アフリカ達成!その一団は、推定150人。たった150人の集団が、その後全世界に広がっていく。(ホモサピエンスの出アフリカは1回のみという説が有力)
●4万5千年~3万年前までは、ヨーロッパでネアンデルタール人とホモサピエンスが共存していた。 当時、ネアンデルタール人はヨーロッパ(寒冷地帯)で暮らして長く、環境に適応して白い肌に金髪だったと思われる。一方、ホモサピエンスは出アフリカから間もなく、肌は黒かった可能性が高い!
●その後、数万年かけて地球全土に分散したホモサピエンスは、それぞれの環境変化に適用しながら、遺伝的浮動の影響も受けながら、それぞれに進化し、現在の多種多様な人種となった。

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初めて人類が誕生してから、ホモサピエンスが誕生するまでの期間、490万年。
ホモサピエンスがアフリカを出るまでに、5万年。
文字が成立し、文献資料で紐解ける歴史は、なんとたったの5000年。
キリスト生まれ、西暦が改まって、2000年。
江戸時代が終わって、144年!!

と、途方もない話をしてしまいましたが、このスピード感、たまらないですよね。今の私たちの生活を当たり前だと思ってしまいがちですが、地球と人類の歴史を見て、改めて奇跡と言える時代に暮らしているのだと痛感します。

その奇跡の時代を作ってきたのは、ホモサピエンスが持つ「どんどん良くする」という、他の動物がもちえない、それまでの人類ももちえなかった改善の能力です。この能力が、私たちを人類絶滅に追い込むことなく、この歴史のスケール感に似合う永続的な発展を果たすことは可能なのでしょうか。

う~ん、想像できない。。。。

今、世の中で言われている「持続可能な社会」づくりは、この人類発展の歴史を眺める目でみると、かなり切羽詰まった課題と言えそうです。

私も切羽詰まった心で「エコ」な人間になろうと思いました。

次は、電車で騒いでしまった事を共に反省した保坂です。