パフスタッフが綴る何気ない日常。日々感謝をこめて。「パフ・ザ・マジックドラゴン 執務室」

雪やこんこん

2018年1月24日 (水曜日)

大岡です。
月曜の雪は凄かったですね。
と、過去のことのように言ってますが、思いっきり影響の残る火曜の朝にこれを書いてます。

私の実家の滋賀県彦根市はゲリラ雪で新幹線を止める悪名高き米原駅の隣の駅なので、子供の頃からまあまあ雪には慣れ親しんでますが、東京が一面の雪景色になるのはこっちに出て来て25年超の今でもなかなか珍しく、テンション上がりますね。
そしてそんな日はどうしても飲んじゃいますよね。そんな日じゃなくても飲んじゃいますけど。

私が小学校の5年生くらいの時に、地元で記録的な大雪が降りました。
確か積雪2メートル級だったんじゃないかな。
雪でドアが開かない家が続出するレベルでした。
子供は雪掻きの苦労も知らずにただテンション爆上げで、休み時間はずっと雪合戦、そこいら中に巨大な雪だるまとかかまくらが並びました。
先生たちも滅多にないことだからと授業の内容変えてクラス対抗雪像作りが開催されました。
うちのクラスはゴジラ。
確か私がテーマを決めました。
安定感のあるフォルムは雪像向きで、2メートルを越す大きく立派な雪のゴジラが出来ました。

しばらくの間、グランドの真ん中に鎮座していたゴジラも日が経つと段々と崩れてきてしまい、ある日の帰り道で思い立った私は一人で修復作業を始めました。
背びれを下の方から直して、頭の上の方に向かおうと背中をよじ登った時、
ゴッシャー!!
とゴジラの上半身が崩れ落ちました。
日数が経って弱っていたのか、小さい時からデブ気味だった私の体重を支えきれなかっただけなのかはわかりません。
単に私は皆で作ったゴジラを壊してしまった罪悪感、というより皆に物凄く責められそうな恐怖でテンションダダ下がりで帰ってきました。

翌朝、誰が
「ゴジラが壊れとる!」
と言い出すのかビクビクしていました。
話題になった時、黙ってやり過ごすべきか、正直に言うべきか。誰にも見られてないはず。いや、もしかしたら誰かが?
言うとしてどういう順番で話せば皆が許してくれやすだろうか。。。
頭をフル回転させていました。
今でもその時の気持ちはリアルに思い出せます。

が、結果として、誰も何も言いませんでした。
もう皆数日前に作ったゴジラへの愛着なんか無くなってたんですね。
いつか自然に溶けてなくなるものだし、なんかのキッカケで壊れてもおかしくはない。
今思えば特に責められるようなことでもないのかもしれないけど、その時の私はその後も数日引きずり、結局先生に
「実は僕が壊しました」
と告白しました。
よく覚えてないけど、先生はなんだそんなことかと思いつつも、よく告白したね的なことを言ってくれたような気がします。

おっさんになってもこういうことって鮮明に覚えてて、大雪になるたびに思い出します。
おっさんだけど、おじいさんになった時にこうやって思い出せるいろんな経験をこれからもできるように、色々頑張ろうと思いましたとさ。

明日は雪が降ると喜び庭かけまわる石上です。