パフスタッフが綴る何気ない日常。日々感謝をこめて。「パフ・ザ・マジックドラゴン 執務室」

おはようございます。ハム石河です。

ちょうど1年前の出来事を回想しながら、ブログを執筆していこうと思います。

 

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その日もいつもと変わらない、1日が始まるはずだった。

 

遡ること、ちょうど1年前くらい。
私は当時、青森県は下北半島の横浜町というところにいた。

そもそもの前提からお話しするならば、
あの時の私は、野宿をしながら本州をぐるっと旅をしていた。

前日に本州の最北端に到達し東京まで残り800kmを残し、旅も終盤戦に突入した矢先の出来事だった。

 

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当時の1日のスケジュールは、

あさ、日の出とともに起床。

日中120kmくらい漕ぎ、隣町へ。

食事は現地で調達 or お恵みをいただく。

お風呂の代わりに、コンビニで2リットルの水を買い
人気のないところでその水を浴び、体を洗う。

そして、寝る
(公園、コインランドリー、その辺の軒下、海辺、道の駅、無人駅、その辺に捨ててあるダンボールの上…)

 

きっと今日も、明日も、明後日も、日常が続くと思っていたし、そのことに関しては疑いの余地も全くなかった、

 

はずだった…

 

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9月15日。午前6時30分。青森県下北半島、北端。

 

いつもより少し早く起きて、日光浴をしていたその時、突如として町中にサイレンが鳴り響く。

 

それと同時に、アイフォーンが騒ぎ始める。
『Jアラート』と呼ばれる、気味の悪い警報があたり一帯を覆う。

 

どうやら、北朝鮮からミサイルが発射されたらしい。
前回と同じ起動なら、まさに上空を通過する。

 

防災無線では「地下に逃げろ」とアナウンスされる。

 

野宿なので、もちろんそんな退避場所なんて存在しない。

 

人生で初めて死を悟った瞬間だった。

 

本土上空を通過するまでは10分。
何かの間違いでミサイルが落ちてきたら、間違いなく死ぬ。

 

生きた心地が全くなかった。

 

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人生〇〇時間というけれど、人生100年時代というけれど、
本当にそうなんでしょうか。

 

「ドラえもん」でお馴染み「藤子・F・不二雄」先生の作品で、『ある日』という漫画があります。
(https://m.youtube.com/watch?feature=youtu.be&v=nqB-2dRtulU)

 

ある日、唐突に日常が終わりを告げて来るはずだった「明日」が来なかったら…
そんなこと、明日になってみないとわからないけど、今日が人生最期の1日だっていう可能性だってないわけじゃあないか。

 

***

 

結局、ミサイルは無事(?)に通過し、ことなきを得たのは周知の通り。

 

「もしも今日が人生最期の1日だったらー」

 

自分には何ができるのか。
誰かのお役に立てているのだろうか。
感謝の気持ちをもれなく伝えられているだろうか。

 

最近物騒なことが多くニュースで報道される中、そんなことを考えながら、朝を迎えている今日この頃です。

 

さて、お次は鬼丸さんです!