パフスタッフが綴る何気ない日常。日々感謝をこめて。「パフ・ザ・マジックドラゴン 執務室」

そうだ、エア・トリップしよう。

2020年6月18日 (木曜日)

旅に出たくなったら、あの日あの場所を思い出して「エア・トリップ」するはすみんです。
鬼丸さんに旅の巨匠と言っていただいて素直に嬉しいので、今日は旅ネタでまいります。
ちなみに旅やリゾート系の番組、私も大好きです!
お気に入りはYouTubeの、超高級リゾートの景色をひたすら流す「the Luxury Travel Expert」です。
ぜひぜひご覧あれ。

では、はすみんの旅の軌跡を、ちょこっとご紹介したいと思います。
Facebookでよく見る旅自慢みたいになってたら、すみません…

私の旅の歴史は、浅いです。
子供の頃は、旅といえば両親の実家の鳥取と広島に帰省するくらい。
国内海外あちこち旅行に連れていってもらえる、羨ましキッズではありませんでした。

初めて海外旅行に行ったのは、19歳くらい。
大学のサークルで、バリ島の孤児院に日本語を教えに行く活動の一環としてでした。
今も忘れない、旅立ちのあの日。
ず~っと楽しみで前々から準備していたにも関わらず、成田空港まで行くのに乗る予定だったスカイライナーは【事前予約が必要だった】ことを、
当日の朝、小田急線の中(多分登戸あたり)で初めて気づき。
「初めて海外に行くわくわく」で激しくなっていたはずの心臓の鼓動が、別の意味で「…ドクンッ」といって、
冷や汗と動悸、白黒の視界にとって代わられた瞬間でした。
(どうにかこうにか当日のチケットを買って、無事空港につきました)

次に海外に出た時も、行き先はバリ島でした。
今度は留学&インターンに行ったのですが、その合間でもちょいちょい旅を繰り返しました。

インターン用のビザをもらいにシンガポールへ。
バリに家族が来たときはお隣のチュニンガン島へ。
彼氏が来たときはお隣のレンボンガン島へ、クアラルンプールへ。

さらに友達とヌサプニダ島へ、ギリ島へ。
また友達に会いにジャカルタへ、ジョグジャカルタへ。
後輩に会いにロンボク島へ。
2-3時間バイクの後ろに乗ってシンガラジャへ。

地名を並べられても意味不明だと思いますが、要は近隣の島々です。笑

また、結構1人旅が好きだった&宿泊施設そのものが好きだったもので、バリ島のウブド、クタ、サヌールほかあちこちに1人でも足を延ばしました。
何の目的もなく1人で泊まりに行っては、宿にこもってテイラーのライブ動画を見まくって、この世の楽園を味わっていました。

インターンが終わって日本に帰るタイミングでは、中継のクアラルンプールの宿の物置きに全ての荷物を預け、1人カンボジアへ。
アンコールワットをひたすら歩いたり、バイクのおっちゃんを1日雇ってコウモリの洞窟を見に行ったり、ベッドが超狭い夜行バスに揺られて次の街まで7時間移動したり。
最後に行った小さな島、コー・ロン・サンロームでは、ネットがない、お湯がない、個室もない状態で4泊(1泊3ドル‼‼)し、主にマンゴーを食べて過ごしました。

そんな生活をした直後、日本に帰って就活をはじめ、パフに出会った訳ですが笑
それはさておき。

その後、最後に自分らしい旅をしたのは、卒業旅行のとき。
パフには「いつからいつまでインターンはできません」と宣言し、人生初のヨーロッパへ行きました。

モスクワ経由、バルセロナ発着で往復のチケットを買い、途中のルートはほぼ決めず。
機内持ち込みだけで旅をするため、持ち物の総重量は10kgちょい。
途中で服を捨てては、減ったぶんだけお土産を買う、という原理で身軽に動きました。
合計2カ月弱、食費も宿泊費も節約ざんまいで、本当に行きたい場所にはお金を使う、というスタイルの放浪の旅でした。

まずモロッコで友達と合流、サハラ砂漠で一泊し、満月のもとでさばしょん。(敢えてひらがな)
フェリーでジブラルタル海峡を渡り、イギリス領のジブラルタルでまずいまずいフィッシュアンドチップスを堪能。
そのままスペインをバスで移動し、美術館や市場を訪れながらマドリードへ。
そこから飛行機でギリシャに入り、相当な数の遺跡をまわりました。
ハネムーンのメッカ(?)サントリーニ島も1人でふらふら満喫し、ちょうど船が安かったので行くことにしたパロス島では、史上最高の部屋に泊まりました。
その部屋についてたオーブンでシンプルに野菜を焼いたら、人生で一番美味しいレベルの「焼き野菜(?)」ができたのもいい思い出。
アテネに戻ろういう時、台風で予定の船が来ず、どうなることかとひやひやしましたが深夜に無事に船が出て、お次はマルタへ。
そういえば、「やっと船が出そう!」と家族にLINEで連絡したとき、お父さんが「神に感謝だ」とか言っていたのは忘れません。
ごめんよお父さん。

マルタでは友達と合流して、久しぶりに日本語を話し、文明的な気分になりました。
そのまま鉄道に乗って北上し、イタリアはミラノやヴェネツィアをめぐり。
その後鉄道でドイツへ行き、映画のように美しい港町も訪れました。
そこで節約のつもりで買った缶詰が缶切り必須のタイプで、「スプーンでこすって缶詰を空ける」ハックに初挑戦しました。
小さな小さな穴からレンズ豆のスープをすすった幸せな夜は、忘れません。※豆がなかなか出てこない

最後はまたバルセロナに戻り、モスクワ経由で日本へ帰りました。

良い日々だった…
こうして振り返ってみると、いかに自分が幸せ者か、なんだかじーんときますね。。。

まぁしんみりは置いておいて現実に戻ると、
在宅で疲れたとき、いらいらしたとき、暴走したいとき、
あの日あの時の、色んな場所へエア・トリップしていました。

お気に入りだった、Airbnbのあの部屋。
パロス島で野菜を買ったあのスーパー。
満天の星空のもと、波音に隠れてテイラーを熱唱したカンボジアの島。
ホステルの、洞窟みたいなバンクベッドで入り口を覆って作った、私だけの楽園みたいな空間。

見ての通り私は、世界各地でパーティーに繰り出し、現地でたくさん友達を作って帰ってこれる系の人間ではありません。
でもだからこそ、こもったり巡ったり飛び出したりした、この旅ができた。
これはこれで、お金があって時間がない社会人にはできない、または社交的でアクティブな人にもできない?
「ザ・プライスレス」な旅でした。

嗚呼。
今夜は、写真を眺めて眠ります。
(こういう旅が好きな人、募集中)

お次は、旅行の時は「準備8割」っぽい!?さとみんです。