パフスタッフが綴る何気ない日常。日々感謝をこめて。「パフ・ザ・マジックドラゴン 執務室」

言葉

2009年12月11日 (金曜日)

基本、人を疑い続けると紹介されました土田です。
語弊のないように補足しますと、他の人の意見も勿論参考にしながら
自分の考えを太くしていきたいので、鵜呑みにはしないという考えを持っております。
ひねくれているとは思いますが、人間不信というわけではございません。

今回は、ちょっと趣向を変えて、回顧録調で行きます。

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本日、西東京方面でアポがあり、自宅からいつもとは逆方向の電車で直行した。

何らかのトラブルで、電車が大幅に遅れているらしい。
車中ではずっと、同じフレーズが車掌の口から繰り返されていた。

「お客様には、お急ぎのところ、ご迷惑をおかけしまして、大変申し訳ございません。」
「お客様には、お急ぎのところ、ご迷惑をおかけしまして、大変申し訳ございません。」
「お客様には、お急ぎのところ、ご迷惑をおかけしまして、大変申し訳ございません。」
・・・

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結局、「我々の発する言葉の内容なんて対して重要ではない」と思う。
人は言葉そのものによっては、相手の発言を判断しない。

車掌が遅延の原因を直接作ったわけではないのだろうが、
車掌の言葉からは全く謝意や誠意が感じられなかった。

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我々営業の仕事も、同じだ。

いくら流暢に商品を説明できても、
お客様は全く関心を示されないこともある。

逆に、ぎこちなくても、お客様に熱意と自信を持って話すとき、
本当にお客様にとって、有益であると自分でも確信できる提案をするとき、
自分のエゴではなく、お客様の視点から必要なもののアイディアを語るとき、

成功体験の数自体はまだまだ少ないが、お客様のリアクションはまるで違う。

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就職活動も、同じ。

どこかで聞いたことのある、借り物の自己PR。
会社に迎合して、無理やり作った志望動機。
「ありのまま」という言葉を履き違えて、面接をする相手(企業)側視点の欠如したプレゼン。

それは、相手にすぐ伝わる。

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「何を言っているか」ではなくて、「何を考えているか」。
そしてそれを、「どう伝えるか」、「どう言うか」。

かっこいい大言壮語を言えばいいのであれば、誰も苦労しない。
かっこよくなくてもいい。最初は借り物でもいい。

「自分の言葉」をどんどん育てていけば、
「内定」をゴールとした就職活動なんて自然となくなるはずだ。

そして、これって、社会人になってからも
本当に大事なことだと、しみじみと感じている。

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珍しい朝の下り方向満員電車で、
そんなことを考えた一日であった。

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次は、イベント担当としてパフLiveを成功に導いた長崎です。