パフスタッフが綴る何気ない日常。日々感謝をこめて。「パフ・ザ・マジックドラゴン 執務室」

恩を返す

2009年12月14日 (月曜日)

11月は、パフ社内に風邪ウィルス&インフルエンザウィルスが蔓延しており
2回も新型インフルエンザ検査を受けた長崎です。
(2回とも、無事陰性でした)

11月後半。週末になると高熱を出すことが続きました。
忘れもしない11月28日(土)。

金曜の夜から、おかしな気配は感じていたのですが、その前の週末に高熱を
出して以来、ずっと体調が芳しくなかったので、あまり気にしていませんでした。

土曜の朝。
どう考えても、様子がおかしい!
が、11時に人と会う約束をしていた私は、這うように家を出て
待ち合わせ場所の銀座で、なんとか用事を済ませます。

帰ろうと思ったのですが、歩くのさえ辛い…。
自宅の体温計の電池が切れているのを思い出し、パフに置いてあった体温計を
目指し、一路パフオフィスに向かいます。

体温をはかってみると…
39.2℃!!

「し、し、死んでまう……」(関西弁)

すぐに病院に行こうと思ったのですが、自宅近くの休日診療所は、土曜日に
限って17時からの診療。その辺にある病院も、午前中で診療が終了しています。

「ま、ま、魔の時間帯……」
「誰かたすけて~!」

助けてほしくても、休日のオフィス。誰もいるはずがありません。
その時、、ピッピッピッとドアの施錠を解除している音が聞こえるではないですか!
「誰か来た!」。希望の光が見えた瞬間です。

そこに現れたのは、伊藤さん。希望の光が薄くなった瞬間です。

伊 「お疲れさまー」
  (私がボロボロになっている姿を見て)
  「何、徹夜?」

丸井並に、「OIOI」と心の中でつぶやく私。

長 「ね、ね、熱があるんです」

伊 「へー」

長 「39.2℃あるんです」

そこで、伊藤さんは、オフィスの窓という窓を開け始めます。
換気をしたかったのでしょう。

伊 「早く帰れば?」

俺にうつしてくれるなよ、と。
パフに悪魔がいると悟った瞬間でした。
※伊藤さんに事実確認をとった上で掲載しています。

人間、苦しい時に受けたことは忘れないものです。
しかし、苦しい時に受けた仕打ちは早く忘れた方がいいですね。
伊藤さん、早めに忘れます。

今回の日記で伝えたかったのは、苦しい時に受けたこそ
忘れずにいたいということ。

今までどんな人にお世話になっただろうと考えた時、たくさんの人が
走馬灯のように思い浮かぶのですが、自分が苦しかった時に助けて
くれたり、アドバイスをくれたり、ただただ側にいてくれたり…

そんな人ばかりだと、気付いたのです。

早く恩を返したいと思いつつ、「恩を返す」だなんて傲慢かもしれないな
と最近思っています。自分が受けた行為を、後輩たちにもしていくこと。

そうやって、社会は永続していくのではないかと思うのです。
もう少し気遣いのできる人間になろうと、11月28日を起点に思ったのでした。

次回は、パフの事業仕分け人平原さんです。