パフスタッフが綴る何気ない日常。日々感謝をこめて。「パフ・ザ・マジックドラゴン 執務室」

興味のアンテナを逃さない

2010年6月23日 (水曜日)

こんにちは。岩崎です。
伊藤との思い出を書き綴りたい気持ちでいっぱいですが、
久しぶりに書きたいと思うネタがあるので、また別の機会にします(笑)

先日、念願だった『STOMP』の日本公演を見てきました。
声や楽器を使わず、日常にあるもの(デッキブラシとかゴミ箱とか)や体を使って、
音を奏でるパフォーマンスです。

元々はイギリスの路上から始まったものらしく、
学生時代に一緒にイギリスへ短期留学をした友人が、ロンドンのミュージカルを
見に行っていたことが、興味を持ったきっかけでした。
ちなみに私はそのとき『CHICAGO』のミュージカルを見に行ったのですが、
よく考えれば、『CHICAGO』はアメリカ発のミュージカルであるのに、
なんて地域性を無視した選択をしてしまったのかと後悔した記憶があります。

後悔の念とともに、なかなか見る機会がないとなると、
無性にこだわってしまうのが人間の性。
大して詳しいわけでもなかったのですが、今年の日本公演を見つけて、
「どうしても行きたい!!」という思いばかりが強くなっていたのでした。

そんな期待大の中、始まったステージはまさに期待通りのものでした。
迫力のある音だけではなく、コントのような笑いも多く盛り込まれていて、
楽器も言葉もなくて、客席とステージという距離があっても、
コミュニケーションは成立するんだと肌で感じた瞬間でした。
あの迫力を生で体験できたこと、本当に嬉しかったです。

また、内容以外で驚いたことがありました。
それは客層の幅広さです。
私のようなサブカルチャー好きの若者ばかりかなと思っていたのですが、
意外や意外。小学生くらいのお子様から、ご年配のご夫婦まで、
私が今まで参加したライブなどの中で一番ではないかと思うほどでした。

自分とは異なる世代の人が、自分と同じものに興味があると知ったことも
驚きでしたが、それをみんなで共有できる空間だったことが、
とても素敵でした。流行ではなく一つの文化になっているんだなぁと。

なぜこんな話を書いたかというと、
自分が興味を持っていることを逃さずにきちんとキャッチすることで、
新しい感覚や発見が得られることをお伝えしたかったのです。

就職活動を終了している人も、そうでない人も、
当たり前ですが、今この瞬間は今しかありません。
ましてや、学生時代は限りあるものです。
今やりたいなぁと思っていることにぜひ取り組んでみてください。

次はいまだにCDウォークマンを毎日持ち歩いている大野です。