パフスタッフが綴る何気ない日常。日々感謝をこめて。「パフ・ザ・マジックドラゴン 執務室」

勝利!

2011年4月19日 (火曜日)

こんにちは、さみしがり?な平原です。結構強い方だとも思いますが(笑)

さて、今日は過去何度も書いてきたバレーボールについてです。
私の所属しているチームが出場している大会は、毎年4月~11月にかけて、2カ月に1回ペースで開催されます。なかなかいいチームが集まる大会で、実を言うと、私たちはいままで3年間、ほとんど負けっぱなしだったのでした。
2010年の夏の大会で、あまりにも悔しい、情けない負け方をして、全員が苦汁をなめました。あのときチームが解散してもおかしくなかったくらいです。
それを乗り越え、平均年齢30歳(!)のチームは、練習に加え走り込みや筋トレをし、ちょっとずつ力をつけていました。

もともとバレーが上手い、強いメンバーが集まったのではなくバレーは好きだけどブランクがある、中学校の時にやっていた、大学から始めた・・・という経歴のメンバーばかり。それでも「試合で勝つ事」を目標に掲げ、社会人の貴重な休みである土曜日を、よっぽどの用事がない限り誰も休まず、毎週毎週練習し続けました。社会人チームで、こんなにメンバーが入れ替わらないチームも珍しいと思うのですが、本当にみんなよく努力をしてきたと思います。

「次は、絶対に勝とう」
そう誓って4月の大会に向け、調整を進めていた矢先の震災でした。震災が起こってからというもの、体育館が利用できなくなり、ほぼ1カ月半、練習が全くできない状態が続いており、メンバー全員の顔に不安と緊張の色がよぎります。さらにはセッターが試合に参加できなくなり、急きょのツーセッター制に。ピンチです。

試合直前、キャプテンの言葉。「不安はあるかも知れないけれど、1ヵ月半でそんなに落ちないよ。 ここまで頑張ってきた力は、ちゃんとみんなについているから。 自信もって、楽しくバレーしよう!」

この言葉で吹っ切れました。そうだ、頑張ってきたのは事実。ブランクなんて、影響ない。絶対にできるんだ!
みんなで目を合わせ、コートに入りました。

結果、いままでで一番、いい試合をして、いいバレーをして、拾いまくって、打ちまくり・・・・接戦の末、遂に勝利を収めました。
いままでぼろ負けしてきた相手に、勝ったのです。たかが市民大会なのですが、嬉しくてほぼ全メンバーが涙していました。

社会人だからこそ、時間がない中だからこそ、いろんなものを犠牲にしてバレーにかけてきた、そんな思いがこみ上げました。プライベートと仕事の両立、って言葉がありますが、仕事が忙しいからこそその貴重な時間をどう使うかに価値が生まれるのだとも、あらためて実感しました。

公私ともに全力であることが、私がイキイキと働く為に必要なことの一つなのかもしれないと感じた出来事でした。

次は、すっかりメガネが定着した保坂です。