パフスタッフが綴る何気ない日常。日々感謝をこめて。「パフ・ザ・マジックドラゴン 執務室」

どうにもならないとき。

2011年6月2日 (木曜日)

こんにちは。大野です。

海外の大冒険といえば、学生の頃いったインドを思い出します。
当時は行ったことだけで大冒険でしたが、強烈だったのは、ホームスティ先のお母さんに、断ち切りハサミで髪を切ってもらったことです。
前髪が一切ない、なんとも奇抜な形にしてもらいました。
(切った後のお母さんの爆笑が気になったのを覚えています・・・)

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さて、話はガラリと変わりますが・・・
人が生きていく過程の中には時々どうにもならないことが起こります。

そんな時、人は、落ち込んだり、悔しさを噛み締めたり、怒りをぶつけたりします。

私は【社会人】や【大人】になったら、それだけで強くなって、
どうにもならないことにも動じない強い人間になれる!!という幻想を、
学生時代には抱いていました。(入社するタイミングで変身するイメージです。)
でも、実際はそうではありませんでした。

【社会人】や【大人】になったから強くなるわけでもありません。
スーパーマンになれるわけでもありません。

社会人だってどうにもならないことに出くわすと、
やはり落ち込んだり、悔しがったり、蔑んだり、泣いたりと忙しいのです。
ただ、やっかいなのは【社会人】=【完璧】だと勘違いして、
弱い心をなかなか認めないことです。

今は【社会人】や【大人】こそ、どうにもならないことを経験したときに
自分の感情と向き合うことが大切だなと思っています。

もちろん辛いですし、できるなら考えたくないことだから、
忙しさを言い訳に見逃すことはできます。
そうでなくても、今の世の中は感情を誤魔化す手段で溢れています。

ただ場面場面で感じる気持ちを理解することをおろそかにすると、
どんどん時間だけが過ぎていき、最終的にいきつくのは、
自分に対する無関心と他人への無関心かもなぁと、思うのです。

どうにもならないとき。

自分の気持ちに向き合うこと。
誰かのことを考える時間をつくること。

それが人を成長させ、更には他者の痛みを理解できる人になれるのかもしれません。
いつか強くて優しい社会人になれるでしょうか。

友人の失恋から、いろいろ考えた大野でした。

次は、同じく人生最大の冒険は何か気になる大橋です。