パフスタッフが綴る何気ない日常。日々感謝をこめて。「パフ・ザ・マジックドラゴン 執務室」

良い悪い、より、好き嫌い

2017年4月17日 (月曜日)

皆さん、こんにちは!
「憧れ」などと言われて嬉しい反面、石上が私に似て、どんどん大きくなってしまわないか、心配な吉川です。

大岡さんが書いた「ブラック企業とは何か?」というブログが、newspicksに取り上げられたようで(→https://m.newspicks.com/news/2184056 )、
パフを知らない多くの方からもスゴイたくさんコメントがついています。
改めて、普段考えていることを発信することの大切さと、世の中における「ブラック企業」という言葉への注目を実感した次第です。

最近、学生さんと話をしていて感じるのは、「良い企業に入りたい、悪い企業につかまりたく無い!」という思いです。
今年に入って企業選びのポイントを聞くと「福利厚生」を挙げる学生がとっても多くなりました。

その話を大学時代の友人にすると、
「え~!福利厚生なんて普段全く気にせずに働いているよね??給料ならわかるけど。そんなことを基準にして楽しく働ける会社を見つけられるのかね」
という反応。就職とか採用とかの業界にいない社会人からすると、福利厚生で会社を選ぶことって、けっこう信じられないようです。

「給料」は自分の実力次第で金額が決まるものですが、福利厚生は社員平等に与えられる権利のようなもの。
学生たちからすると、福利厚生がよいというのは、全社員に手厚い優良企業=「良い会社」という判断なんだろうなと思います。
誰から見ても良い点を持つ会社は、親や友人にも説明しやすいですからね。

ただ私は、「良いか悪いか」って、社会に出たことがない学生からするととっても判断しづらい軸だなって思っています。
モノの良し悪しを判断できるようになるには、その領域での知識と経験(様々な失敗)が必要だからです。

だから私は、学生時代の企業選びは「好きか、嫌いか」でいいじゃないかと思うんです。「好きか、嫌いか」だったら、どんなに若い人でも判断できるからです。

え!そんな直感でいいの??と思うかもしれませんが、
結局人が「この仕事してて、よかった」と思う瞬間って、自分の「好き」なことを実感できた瞬間だからです。

ただ実はこの「好き」「嫌い」。ひとつ落とし穴があります。

それは「知らないこと」は、好きも嫌いもわからない、ってことです。

たくさんの知らないことを知ることで、多くの好き嫌いを判断する場面に直面する。
その繰り返しが、自分の本当の「好き嫌い」の基準に自然と辿りつく近道なんだと思います。

良い悪いではなくて、好き嫌いを見つける活動の方が楽しいし、前向きだし、より自分を知るキッカケになる。学生の皆さんには、そんな気持ちで、知らないことをたくさん知る春にしてほしいです。

あ、これは我々社会人でも同じことですね。
営業として、もっと好きな人たちとたくさん仕事ができるよう、本日も知らない会社に訪問してきます!

明日は、社内で一番好き嫌いを言わないホサカです。