パフスタッフが綴る何気ない日常。日々感謝をこめて。「パフ・ザ・マジックドラゴン 執務室」

歴史人物伝をよく読む理由

2018年8月13日 (月曜日)

こんにちは!清水です。

小林さんからの質問、” 好きな本は? “と聞かれて一番に浮かぶのは、
言わずと知れた司馬遼太郎の名作「燃えよ剣」です!
ご存知の方も多いと思いますが、新選組副長・土方歳三の生涯を描いたこの作品。
私は小学5年生のときに図書館で出会い、一章読んだところで一目ぼれのように心酔しました。
(思えばここから、歴史オタクが始まりました(笑)。)

それから引っ越しを繰り返しましたが、この本は手放すことなく、今でもたまに読み返しています。
つい読み返してしまうのは、自分の年齢によって感じ方が変わっていくからです。

例えば、初めて読んだ11歳のときは、
「土方歳三かっこいい!!すごい!!」だったのが、
高校生になると
「こんな男の人と結婚したいなー。」(笑)。
そして今は
「こういう大きな視野をもって国や組織を考えられるリーダーになりたい!」
…というように、
読んだときの年齢や職業・立場が、感想や学びに影響するのは面白いです。

当たり前ですが、現代は人生やキャリアにおいて「普通」や「正解」はありません。
縛られることなく色んな道を歩める一方で、
自分が目指す方向に本当に進めているのか、なりたい状態に近づけているのか
確かめる方法がなく、不安になることもしばしば。
だから私は、所謂歴史人物伝のような、誰かの人生を描いた物語をたくさん読んでいます。
もちろん成功者の例ではありますが、色んな考え方や価値観、人生の選択、
そしてその結果を知ることで、少し自信が持てたり、必要なことが見えてきたり。
何かしらのヒントを与えてくれるものだと思います。

そういえばこの作品は、「組織論の教科書」として扱われることも多いですね!
賛否両論ありますが、上に立つ者としての基礎や組織の作り方は
学べるところが多いと思います。
きっとどんな年齢・立場の方でも、歴史に興味がない方でも面白く読める作品なので
ぜひぜひこのお盆休みに、読んでみてください!
私に印税は一切入りませんが(笑)、今回は好きな本の紹介でした!

お次は、先日「応仁の乱」を題材にした本を貸してくれた
牧野さんです!