パフスタッフが綴る何気ない日常。日々感謝をこめて。「パフ・ザ・マジックドラゴン 執務室」

こんにちは
クイズが得意か、と言われると「昔はねぇ」と答えるコバやんです@
 
最近頓に思うのは、「昔(高校くらいまで?)は頭柔らかかったなぁ」です。
人と一緒がとにかく嫌いで、奇抜なことばかり考えていました。
今じゃ灰色の脳細胞どころか、真っしろしろで。。。
子供の自分に頭を下げて教えを請いたい気持ちです。
 
 

 
そういえば、人事・採用に携わる私たちの頭をまた悩ませる話題がありましたね。
経団連の就活ルール撤廃が発表されたのが先日のこと。
大岡さんのブログでも触れられていますので、ぜひ読んでくださいね)
 
これまで以上に採用戦略や採用設計が大事になるなと気が引き締まる一方
学生側も同じように複雑な境地に立たされているようです。
 
先日テレビでやっていた学生へのインタビューでは
「自分のタイミングで就活できるから嬉しい」という意見もあれば
「周りとスタートが一緒じゃないから不安」という意見もありました。
 
不安をあおるわけではありませんが
学生時代を安穏と過ごしていては、自分が活躍できる会社には
ますます出会えなくなってしまったということです。
 
売り手市場などと言われていますが
結局のところ会社規模や業種によって求人倍率は大きく違ってきますしね。
 
こんな時代ですから学生たちには「世間の就職活動」に振り回されず
己を知り、他を知って「自分の就職活動」で運命の会社に出会ってほしいと
今回のことで強く感じています。
 
 
で、今回は「就活に悩まない”己”を知る」に焦点を当てて
改めてキャリアアップやキャリア教育のことに目を向けてみようかと
WEBを探ってみることにしました。
 
経済産業省のホームページを見てみると
今年3月に実施された人材力強化に向けた研究会の報告書が掲載されていました。
 
内容としては社会人向けの人材確保と育成についてで
個人の土台作りやキャリア・アップについての意見や
企業の役割などにも言及しており、コラムもあわせてなかなか面白いです。
(読んだことのない方はぜひお時間あるときに)
 
この報告書では「キャリア・オーナーシップ」についても触れられていますが
その下地になるのは就学前教育から始まるキャリア教育でしょうか。
 
 
では、そもそも日本のキャリア教育はどう進んでいるのか。
私自身が無知で全く分からず、そのあたりをもう少し掘ってみたところ
面白いお話しをしている先生を見つけました。
 
●筑波大学キャリア教育学研究室
 
筑波大学教育学類長の藤田教授がまとめていらしゃるサイトで
先生が「キャリア教育 よもやま話」にいろいろな話を掲載してくださっています。
(どのお話しも面白くて勉強になります!こちらはオススメしたいです)
 
そのなかで私が興味を持ったのは「キャリア・パスポート」!
第26話に掲載いただいていますが
キャリア・パスポートとは先生の言葉をお借りすると
 
 一人一人の児童生徒が、各教科等(教科・科目、総合的な学習の時間、特別活動
 等を広く含みます)において経験してきたそれぞれのキャリア形成にとって重要
 な学習活動を振り返り、それらの学び通した自らの成長や変容を自己評価できる
 ようなポートフォリオのような教材」
 
であり
 
 「児童生徒が学びのプロセスを振り返ることを通して自らの成長や変容を自己評
 価し、肯定的な自己理解を深め、主体的な学びに向かう力を育て、自己のキャリ
 ア形成に生かすために活用するもの」
 
であるとのことです。
 
参考として兵庫県と秋田県の学校で取り入れている
「キャリア・ノート」を挙げて頂いていますが、これがナルホドの出来。
この内容、見た目や作りこみ方を変えれば、大学生や社会人向けに十分通用する内容で
自己分析と、キャリア構築のために何が必要かの洗い出しに
非常に役立ってくれそうです。
自治体の先生や教育委員会の努力が垣間見える資料ですね。
私も勉強させてもらいました。
 
さて、このキャリア・パスポートを小学校入学から利用してきた子供たちが
いざ就職活動に取り組むまで、まだ10年も先の話になりますが
そのころには日本全体のキャリアに対する考え方も
今より成長しているのでしょうか。
 
私の子供ももうすぐ3歳。
義務教育の年齢にはもう少しかかりますが
子供に胸を張ってキャリアの話ができる父親になりたいと感じています。
 

 
 
それではでは、コバやんのひとりごと、今日はこのへんで。
お次は清水さんです。よろしくお願いします♪