歴史から学ぶこと
2010年10月27日 (水曜日)
こんにちは、テカテカ、ギトギトの高田です。。。。。
先日、ライフネット生命の出口社長の講演を聴く機会がありました。
出口さんとそのライフネット生命の活躍は、色々なところで聞いており、
素敵な会社だなぁとファンになっていたので、もううれしくてしようがなかったです。
出口さんのお話をお聞きして、思ったこと。
それは、出口さんが、大局観をお持ちでいるということです。
人生を何度か生きているかのように、物事の本質を捉える力は聴いていて、圧巻でした。
何を質問をしても、シンプルに的確に答えるその姿を見て、何でこの人はこうなんだろうと。
何を見聞きしたら、こういう考えになるのだろうと。
話を聞きながら、そんなことを考えていたら、
出口さんの講演資料の最後に、何冊かの推薦図書を紹介していました。
その中に、多数の歴史に関する本がありました。
とても浅はかな推測ですが、
おそらく、出口さんは、歴史を学ぶことで人間の本性を学んだのではないでしょうか。
(もちろん、ご本人の優秀さも多様にあると思いますが。)
影響されやすい私は、その中で、紹介をしていた「昭和史」という本を早速読んでみました。
評価の高いベストセラーなのでとても面白い本だったのですが、
著者の半藤さんが昭和という時代から導き出した5つの教訓というのが、とても衝撃でした。
1.国民的熱狂をつくってはいけないこと。そして、それに流されてはいけないこと
2.日本人は「起きると困るようなことは、起きないものと決めつけてしまう」
傾向があり、具体的・理性的な方法論を検討しなくなってしまうこと
3.日本的タコツボ型社会における小集団主義になってしまうこと
4.国際的常識を理解すること
5.何かことが起こったときに、その場しのぎの対症療法的な方策で処理してしまうこと
これって、どうでしょうか。今の日本や日本企業に当てはまるのではないでしょうか。
もちろん、パフにも当てはまることでもあります。。。
結局、人間は動物なので、その本性はいつまで経っても変わりません。
多少賢くなったふりをしていますが、所詮、数十年前には大戦争をしていたのが人間です。
歴史から人間の愚かさを学び、それを繰り返さない努力をすること、
そして、仕組みと体制で自らの愚かさと対抗することが、
とてもとても重要なのではないでしょうか。
今年の年末は、歴史の本を読んでみようと思います。
次は、スポーツから多数のことを学んでいる、田代です。
これまでに頂いたコメント
2件コメントがあります
- deerさん
- パフ高田さん
deerさんコメントありがとうございます!コメントを拝見する限り、歴史本にかなりの造詣があるのですね。歴史本の初心者なので、オススメの塩野七生さんの本、早速買ってみました。オススメ本のご紹介、ありがとうございます♪
歴史ものは、分野も広いですし、奥も深いので、ハマリ性の私は、どっぷりとつかってしまいそうです。。。。
こんにちは 歴史もん大好き人間として、黙ってられなくて(ワラ)。最近のお気に入りは、●井沢元彦氏の逆説の日本史シリーズです。いまも断続的に読んでます。「言霊」と「怨霊」が通奏低音として流れる、独自の切り口で興味深いです。●塩野七生さんの著書はどれもお気に入りです。一冊上げるなら「海の都の物語」でしょうか。ベネチア共和国のビジネスパースンの話です。 よろしければドーゾ