大きな失敗
2010年10月19日 (火曜日)
皆さん、こんにちは。
職サークルに参画する企業約40社のうち、30名の人事担当者が集まって
「自社の採用活動を通じて若者が育つ環境をどうつくれるか?」を熱く
議論する会議を10月15日に開催しました。その運営事務局をしている吉川です。
職サークル参画企業の人事担当者さんは、本当に熱いです!
ぜひどんな企業が参画しているかは、目を通してくださいね。
http://shokugakkou.com/front/kyousan/kyousan_index.html
—-
さて先日、ある会社の社員取材をしました。
取材では、入社して約半年になる新入社員の方の苦労話を聞いたのですが、
新人にしては大きなミスをしてしまっていて、それはそれは大変そうな
エピソードでした。
取材が終わって、ご本人に「本当にたいへんな経験されましたね」と感想
を伝えると、こんな答えが返ってきたんです。
「いいえ、そんなことないです。
このミスのおかげで、社内の方々がどれだけ自分のことを助けてくれるの
かが分かって、逆に良い経験になりました。
最初はミスを報告するのさえためらっていたのですが、先輩に正直に話し
たところ、怒られるどころか『チャレンジして起きたミスなら仕方ない』
とチームの皆さんが全員で助けてくれました。
今は、早く大きなミスができたこと、良かったと思っています」
なんとも大物な発言。
少しビックリしたのですが、この言葉はまさにその通りだと感じました。
これまで数百人の社会人にインタビューをしてきましたが、会社を背負って
立つエースと言われる方々は皆、過去にとても大きなミスを経験していました。
若い頃は、ミスを恐れて小さくまとまってしまうよりも、未知なこと・新たな
ことにリスクをとってチャレンジしている人の方が将来大物になります。
確かに私も、「あの時の経験が今の自分をつくっているな」と思い出される
エピソードはすべて、大きなトラブルを起こした経験です。
何したって、命とられるわけじゃ、ないんだから・・・。
小さくまとまってちゃいけないな!
新人の方の前向きな言葉に、当たり前のことに気づかされ、とても励まされた
瞬間でした。
明日は、素敵な弟を持つ岩崎です。