夏の終わりの・・・
2016年9月12日 (月曜日)
ムシムシした日も少なくなり、ミンミンとセミの鳴き声も小さくなり
夏の終わりのハーモニーに、少し寂しさを感じている今日この頃。
ただ、読書の秋、スポーツの秋、食欲の秋と、秋も大好きな折原です。
パラリンピックが開幕して、夜更かしをしている中で
US OPENまで見てしまうと、ついつい寝ることを忘れてしまいます。
トーナメント形式で戦うテニスは気が抜けませんね。
どんなにいい試合をしても、一度負けたら終わり。その大会にリベンジするのは1年後。
ただ、今回のUS OPENでの錦織圭選手は、準決勝で負けてはしまったものの
壁と言われていたA.マレーにフルセットで勝利したことは、自信が確信に変わった
勝利かとも思いました。
TOP3の選手との差はメンタルとも言われているので、今後がとても楽しみです。
リーグ戦形式で年間を戦うプロ野球では、広島東洋カープが25年ぶり7回目の
リーグ優勝を果たしました。
年間144試合で80勝~90勝が優勝ラインと言われていますので、
55敗前後して良いことになります。
あのV9時代の巨人の9年間の平均勝ち数ですら78勝でした。
ちなみに、1950年松竹が優勝した時は98勝35敗4分。試合総数が現在よりも7試合少ないので、
100勝を越えた可能性もあります。驚異的な勝ち数です。しかしながら、やはり負けはついてきます。
ですから、その「負け方」が非常に重要となります。次につなげられる内容だったのか、
はたまた負けによって見えていなかった課題が得られたのか等々。
負けを失敗と捉えるか、勝つためのヒントと捉えるかで、勝利へ近づく時間がだいぶ異なるとも思います。
広島の優勝については、精神面で牽引していた2名の存在が大きいと言われています。
1人は背中で語るタイプ、1人は後輩からもイジられる距離感のない存在。
優勝の円陣で、その2人、黒田選手と新井選手が抱き合って涙していたシーンには私も涙してしまいました。
前回の優勝が1991年と25年の四半世紀、優勝するのに時間はかかりましたが、
ブラウン監督時代に種をまき、野村監督が水をまいて、今の緒方監督が2年目で刈り取る。
そして、水まき・刈り取りをした監督と現役時代を共にした2名がリーダーとして、チームを精神面から牽引する。
理想的な組織です。
25年前(1991年)の出来事といえば、、、
・東京都庁が新宿に移転し、新東京都庁舎開庁
・ジュリアナ東京オープン
・東京23区の電話番号が10桁に
・横綱・千代の富士が現役引退
・SMAPがCDデビュー
球団・チームの雰囲気も良かったからこそ、ファンも増え「カープ女子」が急増するほどになり、
より一層チーム・ファンの一体感も強くなりました。
これぞ市民球団の鏡ではないでしょうか。
そこには、市民球団でありながら約40年間黒字経営を続けている優良企業という、更に素晴らしい面もあるのです。
テニスは一見「個人スポーツ」として捉えがちですが、実は選手をサポートするためのチームが存在します。
コーチやトレーナー、栄養面をバックアップするスタッフ等々が、選手を組織力でバックアップしているのです。
テニスや野球、オリンピックやパラリンピックの各競技を見ても、選手の後ろにはたくさんのサポートスタッフが存在しています。
自分を信じ、周りの仲間を信じて、勝負に挑む姿は、私たち企業人にも共通するところがあると感じました。
勝負に勝つためには、やはりチーム力や組織力が物を言うということです。
私も、自身が属する「組織」の力を更にパワーアップさせることができるよう、周囲の仲間を信じ邁進していきたいと思います。
注:野球は大好きですが、広島ファンということではありません・・・
明日は、日本ハムファイターズの優勝争いが気が気でない、大岡さんです!