父のことば
2012年6月21日 (木曜日)
みなさま、こんにちは。
台風4号による大粒の雨が降り注ぐ19日(火)午後20時すぎ、オフィスでこのブログ原稿を書いている杉平です。
子供の頃から台風が近づくと妙にワクワクするのは、わたしが台風の日に生まれたせいでしょうか。
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週末は父の日でした。
毎年、母の日が近づくと父や弟とメールのやりとりをして、今年は何をあげようか、誰が買ってくるかという相談をするのですが、どういうわけか、父の日は忘れがちだったりします。
それでもかろうじて数日前に思い出し、ちょっとしたプレゼントを用意していたのですが、まもなく71歳になる私の父はいまだに現役でバリバリ働いていまして、あまり家におらず、父の日も不在でした。
そこで、とりあえず
「プレゼント用意していたけど、手渡ししたいから今度一緒に居酒屋でもいこう!」 と、メール。
文末には、「いつもありがとう!元気で働いている父さまは、私の誇りで自慢でお手本です!」 というメッセージを添えました。
この年になると、本当にしみじみと、親が元気でいてくれるって有難いことだなぁと思います。
仕事やプライベートな時間に専念できるのは、家族が健康でいてくれてこそ。
近くにいすぎて当たり前になってしまっているけれど、自分の毎日を支えてくれている大切な存在。
それに、大人になってからはそんなにしょっちゅう話をすることがなくなっても、子供の頃からずっと親に言われてきたことって、しっかり自分の中に刻まれていたりします。
私の場合、父に何度も言われてきたことでいちばん心に染み付いているのは、
「自分の身に起こることはいいことも悪いこともぜーんぶ、自分の選択の結果だ。
絶対に誰のせいにもするんじゃないよ。」
という言葉です。
子供の頃はピンとこなかったけれど、歳を重ねて、いろんな経験をするほどに、心から「そのとおりだな」と思うようになりました。
わたしの心にこの言葉が残ったのは、決してくりかえし言った回数が多かったからではありません。
父という一人の人間が、会社を立ち上げたり、倒産したり、大儲けしたり、人に騙されたり、事故で死にかけたり・・・山あり谷ありの人生経験の中で得た「真実の声」だったからだと思っています。
わたしも、人の心に残るような人生の重みを含んだ言葉がつむぎだせるように、まだまだ修行せねば。
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さて、次は頑固一徹!な職人のお父様を持つ、高田です♪