ライフワークバランス
2017年11月29日 (水曜日)
こんには。仕事も遊びも「今やる!すぐやる!やるときはやる!」がモットーの吉川です。
先日、久しぶりに学生さん向けイベントの司会をしました。
くだんTalkNightという、「はたらく」に関連した答えのないテーマに対して、うんうん議論するという職サークル伝統イベントです。
当日のテーマは「ワークライフバランス」。
非常に難しいテーマで、学生さんも社会人の方々もうんうん言いながら対話をしていました。
イベント中、運営者の一人である30代の女性が、私の横でぼそりと言いました。
「私は、ワーク・ライフ・バランスではなく、ワーク・ワーク・ワーク人生ですけどね」
それを聞いた私は、「はい、私も!」と思わず手を挙げちゃいました。
そうしたら、さらに横にいた大先輩女子も「もちろん、私も!」手を挙げました。
ガハハ!!と三人で豪快に笑って、そこで話は終了したのですが…、
帰りの電車で「ワーク・ワーク・ワーク!」と宣言した仕事女子の生き生きとした表情が再度頭をよぎりました。
ワークライフバランスがとれていることが、必ずしも人生の幸せではないのだな、と。
きっと仕事が、遊びと同じように楽しくて仕方なくって、気づいたら夢中になっている人たちなんだろうと思います。私も含めて。
先日読んだ本に「今の時代はワークライフバランスより“ライフワークバランス”の方が重要」という話が載っていました。
「世の中の潜在的なニーズを把握する」ことが仕事の成功において重要な今の時代は、
生活者として生きる余暇の時間が、仕事においても重要な役割を担う。
となれば、今後はどんどん余暇と仕事の境目があやふやになっていく。
だったら、24時間夢中になってしまう「ライフワーク」の幅を広げ、なるべく公私混同で仕事に取り組んだ方が効果的だ。(ヨシカワ意訳)
確かにライフワークが、目の前の仕事の中に見いだせた人はとっても幸せなんだろうなと思います。
仕事=たいへんで辛いもの
遊び=楽で楽しいもの
という切り分けをしている限りは、仕事が楽しくなることはない。
遊ぶように仕事する。
そんな自分であることが、私の目指すべき人生スタイルなのかもしれない、と気づいた夜でした。
また、同じ本に、さらにこのようなことも書いてありました。
決して「好きなことだけ磨き続けろ」ということではない。
誰もがやりたがらない仕事を率先してやることで、初めて周囲から信頼を得られる。
周囲からの信頼を得てこそ、好きなことに没頭できるスタートラインにたてるのだ。(ヨシカワ意訳)
カッコ悪くてもいいから、自分らしく、泥臭く、公私混同していこう!
そう決心した40歳になった直後の出来事でした。
明日は、私と違って、体も頭も身のこなしもスマートな保坂です。