時間どろぼう
2019年3月19日 (火曜日)
こんにちは!清水です。
口癖…全然思いつきません…。
しいて言うならば最近は、「今夜は何食べるー?」でしょうか(笑)。
毎日献立を考えている世の主婦の方々を、尊敬して止まない今日この頃です。
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皆さんは、ミヒャエル・エンデの『モモ』という作品をご存知でしょうか?
私は小学生の頃、朝の課題図書として読みました。
主人公は、不思議な少女「モモ」。
ある日、「時間貯蓄銀行」から灰色の男たちがやってきて、
街の人々の「時間」を盗んでいきます。
すると人々は、心がギスギスするように。
モモはみんなの時間を取り戻すべく、奮闘する・・・
という物語です。
NHKのお菓子作り番組、「グレーテルのかまど」で、この『モモ』に登場する
「金色の朝ごはん」が紹介され、懐かしくなって週末読み返してみました。
昔読んだ本を読み返して新たな発見をすることはたくさんありますが、
今回は特に印象的、というか、ちょっとドキッとしました。
ネタばれになるので詳細は書きませんが…
人は忙しくなると、どこか自己防衛的に「忙しい日々や生活こそ有意義」という考えを持つことがあります。
皆さんもきっと経験があるのではないでしょうか?
忙しさが充実感に繋がることは確かにありますが、「忙しい=前進」ではありません。
目標に向かって一生懸命になることはもちろん素晴らしいけれど、
そのプロセスを手段として生きるというのは、ちょっと悲しいな、とも思います。
働く人にとっての「時間どろぼう」は、きっと自分自身の中にいて、
効率的・合理的・生産的であることを称える存在です。
もちろん必要な存在ではありますが、たまには、
手紙を書いたり、ゆっくり映画をみたり、洋服や料理を手作りしたり、
そういった「あえて時間のかかること」をやってみてもいいのかなと思いました。
採用に関わる皆さんが一番忙しい、今だからこそ、読んでみてほしい作品です。
移動中の、飛行機や新幹線の中ででも、ぜひ!
お次は牧野さんです!