便利になるということ
2008年9月29日 (月曜日)
こんにちは。平原です。
以前、スギヒラがこの日記に書いていたと思うのですが、
人は、環境が便利になると能力が落ちていくという話が頭から
離れません。
・携帯でいつでも連絡がとれるから、待ち合わせ場所も決めず
に友達と待ち合わせ。電池が切れたら落ちあえない!
・電車の時間はネットですぐに調べられる。時刻表の読み方が
分からない!
・キーボードを押せば漢字が出てくる。ペンを持っても漢字が
書けない!
ちょっと昔、こんなに便利な世の中ではなかったころ、こうした
「不便」をカバーするのはすべて人間の能力でした。
でも今は、機械やシステムに頼るばかり。
私自身、エクセルがないと何もできない、なんて思います。
便利だからシステムに頼る。それはいいと思います。
でも、そんな「便利」に比例して、こんな声を聞くようになりました。
学生さんから・・・
「確認のメールがこなかったのでイベントに行きませんでした」
採用担当者さんから・・・
「内定者になんど電話しても折り返しすらかかってこない。
しまいにはご自宅に電話をして、会社に電話するように伝言して
もらう始末でした」
便利になり過ぎて、ちょっとした手間を惜しんだり、最適な環境が
用意されていることに慣れ過ぎてしまったりして、人として大切に
すべき細やかさや気づかいを失ってしまっている人も、増えてきて
いるのではないでしょうか。なんだか悲しいことですね。
たとえば、お友達からの連絡はちゃんと折り返す。そんな身近なこと
から、人との付き合い方を見直したいと思う今日この頃でした。
次は、同期の田代君です。