パフスタッフが綴る何気ない日常。日々感謝をこめて。「パフ・ザ・マジックドラゴン 執務室」

自分の名前

2008年9月17日 (水曜日)

こんにちは!長崎美香です。

この「長崎美香」という名前。日々、当たり前のように使っていますが
時々「名前」の存在が不思議でたまらなくなるときがあります。

たとえば、友達の結婚。
苗字が変わると人間そのものが変わってしまうような錯覚に陥ります。

たとえば、自分の名前を何回もノートに書く時。
考えごとをしている時によくやるのですが、自分の名前、いやそもそも
漢字自体が普段使っているものと違うように思えてきます。

たとえば、姓名判断占いをする時。
案外当たっていたりして、名前の意味するところを熟考してしまいます。

きっと不思議になってしまうのは、私自身が自分の名前を軽んじているから。
名前は自分の顔です。もっと大事にしなければと、自分に言い聞かせています。

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私の祖母はかなりの嘘つきで、両親は良いことも悪いこともすぐ忘れる性質です。

だから、真実を知ることは不可能に近いのですが、私の記憶によると名前の
由来について、以下のように言い聞かされながら育ちました。

「長崎」という苗字は、私の先祖が長崎県で蘭学のお医者さんをしていた、と。
だが、息子にどうしようもないボンクラ野郎がいて、その人が勝手に北海道に
渡ってしまった、と。長崎県から来た人だから「長崎」と呼ばれて、そのまま
苗字になったのよ、と。

「美香の先祖はお医者さんなんだから、賢い素質はあるのよ。だから、勉強
しなさい」とよく言われていました。幼いながらも「でも、息子はボンクラだから
賢くないよな。そっちの方が血が近いよな」と気づいていました。

この話、正しいかどうか、全くもって不明です。
我が嘘つき祖母は、「美香の祖先は、藤原頼朝なのよ」とも言っていたし…。
私が子孫だったら、国民の90%は子孫にあたるのではないでしょうか。

「美香」という名前の由来は、さすがに両親がはっきり覚えているらしく
正しいことを教えられたと判断しています。

私は5月7日生まれなのですが、私の地元北海道で桜が咲くのはちょうど
その1~2週間後の5月中旬前後。父が桜を見ながら、「桜のように美しく
香る女性になってほしい」という意味をこめ、名づけてくれたらしいのです。

しかし、今考えると桜ってそんなに香らない。

実際は、「睦(むつみ)」と名付けるつもりだったらしいのですが、出生届
を出す直前に例の祖母から大反対され、急きょ考えた名前なんですって。

意味付けが無理やりなのは、そのせいです。

長崎睦だったら、歩む人生も性格も全く違ったのではないかと空想しています。
今の名前だからこそある人生。もっと大切にしないとですね。

皆さんもご自分の名前、大切にしてみてください。
まず、名乗る時は「大きな声で、はっきりと!」、書く時は「一字一字を大切に、丁寧に!」。

私も今日から実践してみます!

次は、30歳と10ヵ月を過ぎた吉川です