思考の粘着力
2008年12月8日 (月曜日)
こんにちは。引越しをした伊藤です。
学生と社会人の違いのひとつは、正解を教えてもらう機会が多い(そしてその再現性で「先生」という人に評価される)学生と、そもそも正解なんてない世界で生きる社会人、です。
だから当然、「○○してもよいのですか?」「こういう就職活動のやり方は正しいですか?」と就職活動は疑問を社会人にぶつけ、「就職活動にそもそも正解なんてないよ」と社会人は戸惑いながら答える、という構図が生まれます(たぶん両者とも「ん?」となる違和感トーク)。
社会人は学生に言います。「自分の軸を見つけることが重要です」
学生は思います。「軸はどうやって見つけるのか、見つけ方を教えてほしい」
仕事では、どれだけデータを集めてみても、どれだけ経験を積んでみても、「だからこのやり方が100%正しい」という方法にたどりつくことはありません。より効率的なやり方があるかもしれないし、より効果的なやり方があるかもしれない。一見関係ないようなことがキーになることもあれば、まったく把握できない外部要因でいきなり綿密なプランが弾け飛ぶかもしれない。そもそも、「人」と「人」が「ビジネス」をするのだから、「完璧なプラン」を立てることが不可能です。
では、どうするのか。
・・・ノリ?
そんなことはありません。
要素を分解し、客観的に眺め、より良い策を考える。策を実行して、評価され、改善する。その繰り返しです。
(特に日本という国のビジネスマンにより一層)重要なのは「考えること。考えることを途中でやめないこと。完璧なロジックなんてないんだから、どこかのタイミングで判断し、行動すること。また考えること」です。
12月に入り、就職活動も徐々に本格的に始まると、当初考えていたことと違う結果が出てくるなんて当たり前におきてきます。そのとき、再び考え、再び行動することです。それが、社会人になってからもきっと、あなた自身のチカラになります。
風邪に気をつけて、今日も元気に動き回りましょう!
明日は、メガネの岩崎です。