パフスタッフが綴る何気ない日常。日々感謝をこめて。「パフ・ザ・マジックドラゴン 執務室」

士為知己者死

2009年5月20日 (水曜日)

はじめまして!酔っ払いに絡まれた新入社員Tこと土田です。
新人3兄妹の次兄です。

本日、遅ればせながら2丁目ブログにデビューすることとなりました。
新参者ですがよろしくお願いいたします。

簡単に自己紹介をば。

生まれも育ちも広島県です。大学進学を機に上京。
ある辺鄙な都内の外国語大学で、中国語を専攻。
21歳で、なぜかアメリカに留学。
就職活動を経て、パフに入社。
先日24歳になりました。

全ての人生の選択に共通していたのは、
「逆張り」の思想。

趣味は中国。しょっちゅう貧乏旅行をしていました。
特に、中国の歴史や文化、古典が大好きです。

古典に出てくる、「故事成語」も大好きです。

そこで、記念すべき第一回の2丁目ブログでは、
私の大好きな「故事成語」をご紹介したいと思います。

私がパフに入社を決めた理由とも
関係のある成語です。お楽しみください。
(かなり長くなってしまいました。すいません)

(以下、私用SNSの日記から抜粋)
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「士為知己者死」(士は己を知るもののために死す)
(「史記」刺客列伝)
意味:自分を高く評価してくれた人の恩には、命を懸けて報いる

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この「士は己を知るもののために死す」。
私の大好きな故事成語の一つです。

実はパフの選考をうけていたときに、
釘崎さんとの個人面談で、言った言葉でもあります。

私は、
「絶対あの企業に入りたいから、あの企業の求める人物になる!」とか、
「あの企業ではこういうことは受けないから、面接では言わないほうがいい!」、
「今日は○○業界を受けるから、○○業界モードのワタシ♪」とかいう、

「自分を偽って、選考をくぐり抜ける」
という考えにどうしても賛同できませんでした。

「ありのままの自分を、高く評価してくれる企業に報いたい」
ずっとそういう思いで、シュウカツをしていました。

そのとき、常に心においていたのが、今日の成語です。
成語のもととなったストーリーは、以下をご覧ください。

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晋の時代のこと。
豫譲という男がいました。

この豫譲、現代で言うと「シュウカツ生」。
「自分の仕えるべき君主は誰なのか」、各地を回っていました。

ところが、最初に出会った君主も、次の君主も、
豫譲を雇うだけ雇っておいて、まったく重用しませんでした。

そんな折、3人目に出会った君主、知伯は、
豫譲の才を見抜き、厚遇しました。

しかし、時は乱世。
その知伯、趙襄子に滅ぼされてしまったのです。
趙襄子は見せしめのため、知伯の頭蓋骨を便器にしたといいます。
(今から考えれば、すごい話・・・)

怒り心頭の豫譲。
知伯の敵討ちを誓うのでした。

豫譲は、あの手この手で趙襄子に近づこうとしました。
人相を変えるため、顔に漆を塗ったり・・・
病人に扮するために、毒を飲んでのどをつぶしたり・・・

そんな豫譲を見ていたたまれなくなった友人いわく、
「そこまでしなくても、趙襄子に仕える振りをして、近づいて
 隙を見て暗殺してしまうほうが簡単じゃないか。」

しかし、豫譲は一蹴。
「私は君臣の義を明らかにしようとしているのだ。
 一度でも趙襄子と君臣の誓いを立てておいて
 それを裏切って殺してしまったのでは、
 はじめから二心をもって仕えるということになる。」

豫譲は仇討ちにも、あくまでも、筋を通したかったのです。

しかし、あるとき、豫譲は捕らえられてしまい、
趙襄子の前に引きずり出されてしまいます。

趙襄子が言いました。
「お前の、主君が死んでもなお、その恩に報ずる気持ち。
 天晴れである。どうだ、今までの罪は赦してやる
 私に仕えんか。」

固辞する、豫譲。

理解できない趙襄子。いぶかしげに、
「豫譲よ。お前は前に仕えた2人の君主が滅びたときは
 何もしないでおいて、どうして知伯が滅んだときは
 そこまで仇を討とうとするのだ。」

「以前の君主は、私を人並みにしか扱わなかった。
 人並みの恩には、人並みの報い方をしたまで。
 知伯さまは私を、国士として扱ってくださった。
 国士の恩には、国士として報いたいのだ。」

ため息をもらす趙襄子。
「お前の志は分かった。その志、知伯にも届いたことであろう。
 敵ながら天晴れよ。しかし、私はお前を見過ごすわけにはいかぬ。」

「死を恐れてはおらん。しかし最後に、趙襄子よ。
 あなたの衣服を切って、知伯さまへのはなむけとしたい。
 あなたを討つことはかなわなかったが、せめてもの願いだ。」

その言葉に胸を打たれた趙襄子。
衣服を豫譲に与えてやりました。

豫譲は、服を空に向かってなげうち、
気合をこめて、雄たけびともに、とびあがり・・・

一閃、二閃、三閃、
ばらばらに刻まれる服。

それと同時に。
「これで心置きなく、死ねる」
豫譲は自ら喉に剣を突きつけ、自害しました。

趙襄子は眼の前に起こった壮絶な光景に、涙を流し、
豫譲の死を惜しんだといいます。

———————————————–

ちょっと長くなってしまいましたが、いかがでしょうか。

あの日の土田青年も、自分を認めてくれる人、会社に恩を返したい。
そんな思いで、パフに入社を決めたのでありました。

と、五月病になりかけている自分に対して、
初心を取り戻すためにも、こんな日記にしてみました。

みなさん、これからもよろしくお願いいたします!

次は、私と誕生日が6日しか変わらない、長崎です。

これまでに頂いたコメント

3件コメントがあります

  • deerさん

    土田 様 
    デビューおめでとうございます。deerと申しまする。
    しかし・・・、自覚されているとはいえ、いきなり長いブログやねえ(笑)。高校の古典の時間思い出しました。次回も頑張って書いてくださいね。
    「士は己を知るもののために死す」 いい言葉ですね。男子たるものかくあらねば!
    「石田治部少(三成)に過ぎたるものが二つあり 島の左近と佐和山の城」と謳われた、私の同郷の武将、島左近公を思い出しましたワ。
    「天佑ヲ確信シ、全軍突撃セヨ!」
    最近お気に入りの僕のキャッチフレーズです。
    以上ご紹介まで。

  • みとぅをさん

    土田 さま
    職学校ブログでははじめましてですね
    みとぅをと申します
    実は私も古代中国の歴史とか大好きです
    酒が入れば5~6時間は話せますよ~
    ちなみに私のキャッチフレーズは
    「士別三日、当刮目相看」
    (士、別れて三日なれば、すなわち刮目して相待つべし)
    です!
    (三国志呉志?十八史略?忘れた・・・)
    私ももうおっさんではありますが
    こんなふうに日々成長したいもんですなぁ
    これからもアツいブログ、期待してます!

  • 土田さん

    お返事が遅くなりすいません!
    deerさま
    コメントありがとうございます!
    内定者のときにお会いして以来ですね。
    (すみません正体を聞いてしまいました・・・)
    島左近、かっこいいですねー!
    私も大好きです。
    なかなか現状と、「かくあるべき姿」は離れておりますが
    一歩一歩着実に縮めていきます。
    みとぅを様
    お久しぶりです。
    内定者のころに、田代とお伺いして以来ですね。
    「士別三日、当刮目相看」
    これは私も大好きですよー!
    確か、正史にのみ載っており、演義ではカットされている内容のはずです。
    呂蒙は、もともとがエリートでないので、
    感情移入しやすいですよね。
    わたしも、次にお会いするときは
    「呉下の阿蒙にあらず」
    といわれるよう精進します。