クレームになる人、ならない人
2009年8月4日 (火曜日)
みなさま、こんにちは!
これでも一時期よりは趣味の数もそれにあてる時間も減ってきたなー、と思っている杉平です。
最近、自分に届くメールの数が急増しました。
なぜかというと、内定者・インターンを含めた入社3年目までの若手社員に
「社外の方にメールをする時には必ず社長室をcc.に入れること」
というルールを課すことにしたからです。
目的は、社内コンプライアンス(法令遵守)強化対策。
送信先ミスや表記ミスなど、マナー上の問題に加え個人情報保護法にも絡んで、
日頃から十分その重要性・危険性を肝に命じておかなければならない電子メール。
毎回、送信ボタンを押す前に、
間違いがないかどうかをしっかり確認する癖をつけてもらうきっかけとして、
また、万が一ミスをした場合の早期発見と対処のために始めました。
毎日、彼らからcc.で送られてくるメールをひとつひとつ読んで、
初歩的なミスのチェックや、敬語や文章の不適切な箇所を指摘しています。
面白いことに、毎日目を通しているとそれぞれの間違いやすいパターンや
すっかり癖になってしまっている間違いがわかってきます。
そして、同じミスでも人によって与える印象が違うこともリアルに実感します。
Aさんがミスをしても、
「あら、○○ちゃんにしては珍しいじゃない」と笑い話で済んでしまうのだけど、
Bさんがミスをすると、
「まただよ・・・」という、気分にさせてしまう、ということがあるんですよね。
ここでまたまた、
以前、旅行会社で添乗員研修を担当していた頃を思い出します。
朝早くから夜遅くまで体力的にとてもハードな添乗員のお仕事。
移動中のバスや飛行機の中でついウトウトと眠くなることはよくあります。
もちろん、研修では「絶対に寝てはダメ!」と教えるのですが、
そのとき私はよくこんな話も一緒にしていました。
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適当に最低限の仕事をこなしているだけの添乗員がバスで寝ようものなら、
大クレームになります。
でも、お客さまのために一生懸命動いている添乗員がバスで寝ていても、
お客さまは「あんなに働いてるんだもの、疲れてるのねきっと。
ちょっとくらい、寝かせておいてあげましょうよ。」とおっしゃるのですよ。
クレームを出さない添乗員 = ミスをしない添乗員 ではありません。
最悪ミスをしてしまったとしても、それをお客さまがかばって下さるくらいの
信頼関係をつくらなければ、クレームは必ず出ると思ってください。
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もちろん、ミスはしないことが一番望ましいのですけれど、
万が一が起きてしまった時にそのミスが大事件になるか小さい話で済んでしまうかは
日頃の行いがものを言うのですよね。
若手社員諸君、小さいミスだからといって侮ることなかれ。
その積み重ねから信頼を失って、
「また間違ってるよ・・・」とお客さまをがっかりさせることにならないように。
まるでドラマにでてくる小姑さん(?)のようにうるさい存在かもしれませんが、
ネチネチやりますからねー(笑)
お次は、毎年恒例のフジロックフェスティバルで夏を満喫してきた、
日焼けで真っ黒な、高田の登場です!