パフスタッフが綴る何気ない日常。日々感謝をこめて。「パフ・ザ・マジックドラゴン 執務室」

JAL経営破たん・・・

2010年1月22日 (金曜日)

みなさま、こんにちは!
手帳の内表紙に羅列してある自分にとっての 「クレド」 の中でも、
“Smile Smile Smile!” という言葉を特に大事に思っている、杉平です。

「1月19日、日本航空が東京地裁に会社更生法の適用を申請」のニュースは
皆さんももう何度も新聞やニュースでご覧になったかと思います。

ナショナル・フラッグ・キャリアの経営破たん、
最近では2001年のサベナ・ベルギーや、2005年のヴァリグ・ブラジルなど
もちろんナイ話ではないけれど、日本でこんなことが起こるとは・・・
元旅行会社社員のわたしには、共に仕事をしていた思い入れもあり
何ともはや、言葉にならない複雑な思いです。

学生の皆さんも、 「大企業=安定」 という式が、
非常に脆く浅い考えであることを考えさせられたのではないでしょうか。

20日の日経には、利用客のコメントに加えて、
日航の社員やその家族のコメントもいくつか掲載されていたのですが、
その中の一つ、整備部門で働く中年男性の言葉に目が留まりました。

「自分がリストラの対象になるのかもしれないという不安もある。
 だが、ここで運航トラブルを起こしては世間に笑われる。
 こんな状況だが整備に携わる者の士気は上がっている。」

自分たちの仕事を、単なる 「整備という作業」 ではなく、
「利用者に安全を提供するという使命」 として誇りをもっているからこそ
出てくる言葉だと思いました。
彼らは、利用者の目に触れることはなく、
また、パイロットや客室乗務員のように華やかな仕事でもありませんが、
日本航空という会社を紛れもなく動かしている人達です。

皆さんは、これから入ろうとする会社を選ぶとき、
 「利用者」 の目線だけで見比べたりはしていませんか?
旅行でどこの航空会社を使うかを考えるように、
こっちのほうが安いから、サービスや条件がいいから、カッコいいから、
みんなが使ってるから、有名だから、大きい会社で安心だから・・・

利用者の目線でその会社のことや扱っている商品のことを調べることは
もちろん大事なことですけれど、
あなたが座るのは客席ではなくパイロット席です。

働くということは、組織という名の動いている乗り物に乗っかることではなく、
その乗り物をその手で 「動かす」 ことだということ。

それを忘れずに就職活動をしていただきたいな、と思っています。

・・・さて次は、パフのムードメーカー、高田の登場です!