ワークハピネス
2010年1月29日 (金曜日)
こんにちは。カーペットを買った平原です。1月中にはお家に届くそうです。
色は白。ふわふわの、マイクロファイバーです。あったかそう・・・・
先日、とある方から「ワークハピネスカンパニー」という本をお借りして、読んでいます。
まだ最初だけなのですが、とってもいいエピソードが書かれていましたので、ご紹介したいと思います。
1960年代の高度経済成長期の頃、工場排水によって魚が汚染され、漁師の仕事が成り立たなくなりました。汚染源の会社が、獲得した魚をすべて市場価格で買い取るという補償をしました。最初漁師たちは喜んで漁に励み、生活を維持していました。ところが自分たちが獲った魚は工場の片隅に捨てられて異臭を放っているだけなのです。漁師たちはやがて大いなる倦怠感を感じるようになりました。美味しく食べてくれる人たちがいるからこそ頑張って漁をしていたことに気付いたのです。
生活のためだけに漁をするのは情けなくて涙が出てくるのでした。やがてほとんどの人は漁師を辞め、転職していきました。生活は困窮しました。でも、人に「貢献」しない無益な漁に精を出すのは、それ以上に辛い拷問だったのです。
そうなんです。生きていくため、ご飯を食べるためだけを目的にした仕事って、本当に辛いものだと思います。たとえおなじ仕事でも、その先に大きな目的や、他の誰かへの貢献があればとても価値のある仕事にだってなり得ます。
この職学校WEBの「校訓」と、全く同じことを伝えるエピソードですね。
http://shokugakkou.com/member/11/shokugakkou/about/rule.html
まだ仕事をしていない皆さんは、この話を聞いてどこまでぴんとくるかわかりません。でも、きっと就職して、働き出した後に「こんな仕事をしたくない」「仕事がつまらない」と思う時も来ると思います。その時に、ぜひ自分の胸に問うてみてください。
「あなたは、その仕事を、何のために、誰のためにやるのですか?」
「やりがいのある仕事」なんて、ありません。やりがいは、私たち一人ひとりの目的意識と高い視点によって生まれるものだと思います!
仕事は自ら視点を上げ、楽しむものです。受け身の姿勢で「楽しい仕事を提供してくれる会社に入社する」だなんて思わずに、「自分が入社した会社の仕事を楽しんで」頂きたいと思います!!
次は、最近釣りバカ日誌を観た保坂です。