パフスタッフが綴る何気ない日常。日々感謝をこめて。「パフ・ザ・マジックドラゴン 執務室」

こんにちは。田代です。

今日は、社会人の超越した思考をお届けしましょう。

社会人になり、
2年、3年、4年、5年と過ぎていく。

色々と仕事もできるようになり、後輩も下にできてくる。
知らず知らずのうちに、会社という組織に染まってくる。
不景気で暗い日本社会にも違和感なく馴染んでくる。

明るさを失った小さな世界の中で、
ちょっと仕事ができるようになると威張りたくなる。
悲しいかな、これが、多くの人と接していて感じる現実です。

私は、自分をドブネズミだと思っています。

ブルーハーツのリンダリンダにあるような
変な表現なので、もう少し、一般社会の用語に直します(笑)

ドブネズミ…
つまり、まだまだ未熟者であることに誇りを持ち、一生懸命生きること。
心には情熱と謙虚さを強く持つ人を言います。

私は、仕事や私生活を通じて、色々な人に会いますが、
自分のことをドブネズミだと認識している人が少なくなっているようで
すごい危惧しています。

・ちょっと仕事ができるようになって鼻が高い人
・既得権益の中に縛られて生きている人

あなたはどうですか?

社会人経験が増えてくると、
人は自分がドブネズミであることをすっかり忘れてしまいます。
もっと言うと、ドブネズミは汚い動物だと思ってしまい
本来持つその美しさを忘れてしまいます。

今週。私は、月末でバタバタしていて、毎日終電でした。

会社がある東銀座から有楽町までの晴海通りを毎日ダッシュして
京浜東北線に乗って、家路を目指していました。

当然、仕事をしているので、お酒も飲まない素面で、

銀座のネオン街を見ながら、
いちゃつくカップルを見ながら、
うるさい酔っ払い集団を見ながら

それでも、終電目指してダッシュで走っていました。

すると気付くんですよ。

あ、俺って毎日、人通りが少ない銀座の街をダッシュしている。
これって、東京マラソンじゃん。俺、毎日が東京マラソンじゃん、と。

表向きの東京マラソンは、日中の明るい時間に行います。
でも、その裏側で、光の当たらないところで、
同じマラソンコースの夜道を毎日走ることができる喜び。

そうか、俺には、表向きの東京マラソンを走る権利なんてない!

ドブネズミみたいに、まだまだ未熟者なのだから、
皆が楽しいことをしている夜に、必死こいて、一生懸命に努力して、
それで、ようやく銀座の街を走る権利を、神様が与えてくれているんだ。
お前が東京マラソンを走りたいなら、深夜の終電ダッシュやぞ。
もっと努力せんとあかんぞ、と神様が言ってくれているんだ。

ドブネズミと自分を認めて、必死になれると、強くなれるんです。
どんなに苦しい経験でも、明るく生きることができるんです。
写真には写らない美しさがあるんです。

ちょっと賢くなって、人生の先輩ぶって。
名声と地位と幸せを手に入れても、そんなのクソくらえです。

自分のことをドブネズミだと思って、
でも誇りを持って、そして必死にならないと。
特に20代後半~30代のお前じゃー

最近、自分に対して
そんなことを強く言い聞かせています。

さて、皆さん。こんな社会人、どう思いますか。
社会は泥臭いですよ。就職活動も泥臭く行きましょう。

次は土田です。