意気に感じる
2010年4月30日 (金曜日)
こんにちは。もうすぐ30歳の長崎です。
私、高田、土田の誕生日が1週間以内に固まっているのですが、昨年の誕生日近くに「俺ら誕生日以外も似たもの同士じゃないですかぁ~」と土田に言われ、カチンときたことを思い出しました。
さて、私の好きな言葉シリーズ。
第3弾は「意気に感じる」。
いきます。
★☆★☆★
皆さん、アルバイトの経験はありますか?
学生であっても「働く=サービスを提供する」ことを体感できる貴重な経験ですよね。
私も学生時代は、よくあるものから、一風変わったものまで、結構な数のアルバイトを経験しました。どんなアルバイトからも学ぶものは多かったのですが、今振り返ってみると、一番「働く」ということを学べたのは、某ファーストフード店
でのアルバイトでした。
なぜか。
一番しんどい思いをし、一番本意ではない仕事を任されることが多かったからだと思います。
たとえば。
注文内容と違うものを提供してしまい、お客様が帰宅後にその事実を発見。
するとこんな電話がかかってきます。「ちょっと!注文したものと違うものが入ってるじゃないの!!どうしてくれるの?!(怒怒怒)」
この場合、誰かが本来提供すべきだった商品をお客様のご自宅まで届けにいかなければなりません。怒られるかもしれないし、できれば行きたくない。
しかし、この役回り、なぜかいつも私にまわってきます。
店長から「ずっと陸上部だったんでしょ?体力あるし、なんか元気だからさ。お客さんにちゃんと謝ってきてよ」と言われると、断ることもできず…。
制服を着たまま、時には自転車をこいで、時には電車に乗って、お客様のご自宅までお届けにいきます。道中、それはそれは憂鬱です。
「おたくのお店には、もう二度といかないわ!」と怒られることもあります。
でも、「わざわざありがとうね」と感謝されることの方が多かったです。
あぁ、誠心誠意謝って、お客様のために動けば、怒っている人でも感謝してくれることもあるんだな…と。ピンチはチャンスなんだな…と。
たとえば。
クリスマスが繁忙期のお店だったので、クリスマス前後は全アルバイト総出で乗り切るのですが、一人ひとり役回りが違います。やっぱり、レジ担当は花形。
「あぁ~レジやりたいなー」と思っていても、店長から「長崎さんは、今日も外立ち販売ね。声大きいし、北海道育ちで寒さに強そうだから」と言われると、従わざるをえません。
立ちっぱなしで、大声だしてお客さん呼び込んで、店舗外で販売する仕事。
とにかく寒い。しかも隣には、競合商品(モ●●●ン)を販売する人(ちょっと美人)がいるではないですか!通り過ぎる人から「どっちも美味しいけど、どうせなら美人から買おうぜ」なんていう声が聞こえてこようものなら、「なんでこんな惨めな思いしなきゃいけないんだよー。皆は店舗の中でぬくぬくしやがってー。そもそもなんでクリスマスに働かなきゃいけないんだよー」と怒りと悲しみがこみ上げてきます。
でも。
幸せそうな家族がやってきて、「お姉さんこれちょうだい」と購入してくれた時、私の脳裏にこの家族がクリスマスの食卓を囲んでいる絵が浮かびます。そして、お客さんは言いました。「ありがとうね」と。
あぁ、私が売っているこの商品が、あの幸せそうな家族をもっと幸せにするんだな…と思うと、「頑張ろう!」という気になってくるものです。仕事って、素敵だな、と。
★☆★☆★
仕事って、しんどい時の方が多いし、必ずしも自分がやりたい仕事ができるとは限らない。
マイナスの気持ちから始まる仕事の方が、マイナス幅と同じくらいの「やりがい」や「発見」があるものです。
「迷ったら、しんどい方を選べ」とはよく言ったものですよね。
しんどい方が、得られるものが多いのです。
ただし、単純にしんどい仕事を選べばいいかというと、そうではなくて、その仕事を与えられたことを「意気に感じる」ことが必要。
長崎の好きな言葉、第3話。
だから、皆さんに問いかけます。
キミは“意気に感じること”ができるか?
毎日がいいことばかりではない。
特に就職活動をしていると不本意なことが多いのではないだろうか。
でも、そんな時こそ「意気に感じて」ほしい。
自分が一歩前に進むための試練だと思って
試練そのものにも、試練を与えてくれた人(企業)にも
感謝の気持ちを持ってほしい。
試練ごと、自分のエナジーにしてほしい。
「試練を与えてくれてありがとう。
よっしゃ、いっちょやったるでー」って。
意気に感じることで、今までとは違う視点、考えが出てくるはず。
負けずに頑張れ!就活生!
お次は、二丁目ブログデビュー、新人奈良です。