どうもありがとうございました。
2010年6月22日 (火曜日)
こんにちは。伊藤です。
私事ですが、6月30日付でパフを退職します。
これまで出会ってきた皆さん、どうもありがとうございます。
深く御礼申し上げます。
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この「2丁目ブログ」も今回が最後。思うことをつらつらと書い
てみます。(最後だから脈絡ないけど大目に見てくださいね)
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ちょうど10年前に就職活動し、パフと出会いました。
パフ主催の就職イベントで出会った人事担当者の方々、複数名に
「伊藤君はうちの会社じゃなくて、パフが合うと思うよ」と言わ
れ、気づいたらパフ自身の説明会に行き「よく分からないけど、
おもしろそう」と思ったのを覚えています。
最終面接で、社長の釘崎から「一緒に働こう!」と言われ、手を
差し出されました。応募先の会社の社長に手を差し出されて、拒
否するなんて選択肢としてあり得ません。「はい」と言って、握
手。そうして就職しました。以来、パフに入社したことを後悔し
たことは一度もありません。
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入社当時、社長の釘崎以外は、経理の方が1名と、新卒入社の2年
目の先輩社員が3名。そして1年目の同期が5名。いま思い返しても
奇跡のような状況です。当然、会社は驚くほど未熟でした。
未熟ゆえ、社内外問わず「パフはさぁ…」という(建設的な意見
ではなく)不平や愚痴を耳にすることがありました。それが大き
らいでした。だって、会社とは自分自身だから。パフへの不平や
不満は、自分自身への不平と不満です。まして自分がそれを口に
するなんて、自分の力の無さを吐露しているにすぎない。
……そんなことを思いながら、何よりも仕事を優先し、あっとい
う間に数年が経ちました。
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学生の時の想像を遥かに越えて、仕事は大変でした。
学生の時の想像を遥かに超えて、仕事は楽しいものでした。
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数えきれないほどの人に出会いました。
かっこいい大人はたくさんいることを知りました。
かっこいい大人も、くだらない大人もいるけれど、そこに会社や
職種は無関係であることを知りました。
偉い人はみな、謙虚であることを知りました。
偉い人たちの、気配りと思いやりに圧倒されました。
パフメンバーが、心底、好きです。
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学生の時に考えなかったからか、あるタイミングで自分の人生を
考えるようになりました。やりたいこと、できる(だろう)こと、
すべきこと、に分けてみると、「すべきこと」がうまくまとまり
ませんでした。私は個人であり、息子であり、旦那であり、パフ
メンバーであり、先輩であり、後輩であり、育てた奴であり、仕
事のパートナーであり、川崎市民であり、日本人です。どこを向
くかで「すべきこと」は変わります。
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パフが学生の皆さんにお伝えしている「自分で考え、行動し、決
めることを大切にしよう」を、30歳の私も実践します。7月に会社
を立ち上げ、改めてゼロからスタートです。
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仕事は人を成長させてくれます。
仕事は真剣に取り組むと、苦しくて、楽しいものです。
仕事と友だちになるためには、仕事と向き合うしかありません。
友達になると、結構、いや、かなり、いい奴です。
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組織や会社や社会に何かを求めると、愚痴っぽい人になります。
大切なのは「会社や社会は、自分に何をしてくれるのか」という
視点から、「自分は会社や社会に、何ができるのか、何をすべき
なのか」という視点への転換です。私がお会いしてきたステキな
人たちは、皆、そうでした。
不思議な話ですが、求めると手に入らず、目の前の「事」に「仕
える」と、気づいたら手にすることができる大事なことが、たく
さんあるようです。
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私もまだまだ若造ですが、学生の皆さんには、純粋な心と未来へ
の希望があります。皆さんは、磨けば光る、ダイヤの原石です。
決まった就職先で、真剣に働き、ダイヤになってください。まだ
内定が出ていない皆さん、あと10カ月もあります。さぁ、今から
です。
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志と思いやりがある素敵な世の中を、一緒に創っていきましょう。
またどこかでお会いできることを楽しみにしています。
明日は、岩崎です。
追伸
本ブログをご覧になっている、ご挨拶に伺えていない社会人の皆様
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2002年の入社以来、皆様方の温かいご指導ご鞭撻に支えられながら
歩みを重ねてまいることができました。深く御礼を申し上げます。
また、ご挨拶に伺うこともできず、申し訳ございません。
皆様の益々のご活躍を心より祈念するとともに、パフにおきましては
今後とも変わらぬ御芳情を賜りますよう、何卒よろしくお願い申しあ
げます。
伊藤篤志
これまでに頂いたコメント
6件コメントがあります
- 青木孝博さん
- パフ伊藤さん
青木様 ご丁寧にありがとうございます。田町には足を向けずに寝ることにします(笑)
イベント司会は、私とは違う色を出せるメンバーが多数おりますので、ご安心くださいませ。そしてスモールワールドであること、早くも実感しております。みんなつながっているんですよね…。
結婚式の際に続き、お心遣い誠にありがとうございます。いつかお会いできることを楽しみにしております。 - あさひ。さん
伊藤もとうとう旅立ちの時を迎えるのですね。
驚きもあるけど、私としては
「時が来たのだ」という感覚の方が強いですね。
昔の伊藤しか知らない私からすると、
この文章を読んで思ったことは、
「あの伊藤がねぇ…」
でした(笑)
時間の流れというのは、
人をこうも変えるものなのだな、
と改めて思いました。
上から目線でごめんなさい(笑)
それでも、自分の道を進もうとする伊藤の背中は、
とても頼り甲斐のある男の背中として、
今あるパフの後輩の目に映ることでしょう。
未知、満ちて、道。
何もないところを歩いて、
道は初めて道になります。
いつまでも飄々と、
伊藤の信じる道を歩いて行ってください。 - パフ伊藤さん
あさひさん
ご無沙汰してます。あさひさんらしいコメント(笑)ありがとうございます。「未知、満ちて、道」だなんて、普通はかけないですよ。
そうですね。時は人を変えますね。
非常階段で昼休みに一緒に音楽聞いたり、一人ひとりに書を書いてもらったり、懐かしい思い出たくさんです。
飄々と、自分の正義にしたがって生きていきます。 - deerさん
「伊藤先輩はナ、将来釘崎さんの後を襲ってパフを乗っ取るか、自分で起業すると僕は思う。君も人材業界に飛び込んだなら、ソレぐらいの気概と迫力を持たなアカンで」ってな具合に、当時内定者だった土田さんへエラソーに僕がハッパをかけたのは、今から丁度2年前の事でした。
とうとうそんな日が、本当にやって来ましたね。
上司とソリが合わず、仕事にも行き詰まり、尾羽打ち枯らした状態で、花の東京へやってきたってのが僕の30歳。今更ながら、昇竜の勢いの伊藤さんに比べたら…、正直汗顔の極みですワ。
ある意味気楽な宮仕えの身分とは違い、全ての責任がその双肩にかかる社長業は、孤独な商売って聞きます。トニモカクニモ健康だけには留意され、世のため人のためとなるでっかいビジネスを立ち上げて下さい。
選別代わりとして、上方より大きなエールをお贈りします
しかし、寂しくなるなぁ - パフ伊藤さん
deer様
エールありがとうございます。
deerさんとの思い出、多数あります。初めてお会いしてから6年くらい経つのでしょうか。いつも笑顔で、お会いするたびに元気と笑いをもらってばかりいました。
社長業、孤独とは聞いていますが、なんとかやっていきます!ジム通いもやめずに続けます(笑)
ありがとうございます
伊藤さん 新天地への旅立ち、おめでとうございます。
弊社の担当と「イベントの司会はどなたが?」と朝からお騒ぎでした(笑)。着実に後輩の皆さんが育ってらっしゃると思いますし、何より30才での決断に敬意を表します。
新卒で入社した会社を出て初めて判ること、幾つかありますが、1つはパフ以上の会社に出会わないこと。パフを越える会社をなかなか作れないこと。それだけ白いキャンパスは強烈なんですね。
もう1つは、成る程、世間は思った以上に「スモールワールド」なんだということ。古巣の方々、この場で出会った方とは結構長いお付き合いになると思いますよ。釘さんの交流歴を見ればお分りでしょうが。
実はそれほど接点が多くは無かった私共ではありますが、これからもよろしくお願いします。
吉川さんご担当企業、釘さん同様「竜馬」好きのおやじが伊藤さんが次のステージでもご活躍されるよう田町の空より祈っております。。