歯磨き粉・ぶちゅーの話
2011年6月27日 (月曜日)
こんにちは。田代です。
今日は皆さんへのメッセージとして、一筆しました。
突然ですが、皆さんは「どうしようもない時に出た一手」の経験は
ありますでしょうか。(よく考えれば、誰しもあるはずです)
私は公私にわたって、沢山経験をしてきました。
今日はそんなお話です。
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例えば。私自身の話。
営業職の仕事をしていて、どうにもこうにも結果が出ないとき、
もうどうしようもなく窮地に追い込まれたことが過去に何度もあります。
そんな時、最後に頭をひねって出てきたアイデアは、
「お手製オリジナルチラシ」だったり
「まったく前例のない奇抜で面白いセミナー支援」だったり。
要するに、企画書やサービスカタログにない全くのオリジナルサービスでした。
そしてこのアイデアが反響があって成果につながったことがあります。
そうした会心のアイデアには共通点があります。
それは泥臭さです。
おそらくそういったサービスを考えていた時の私の顔は、
窮地に追い込まれ、悲壮感たっぷりに、髭もそらず、
ものすごーく汚い顔をしていたことでしょう。
私は、こうした経験を「歯磨き粉・ぶちゅーの話」と読んでいます。
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歯磨き粉を想像してください。
もう使い終わったかなぁ…という歯磨き粉を思いっきり
ねじり出すと「ぶちゅー」って出てきませんか?
あれです。実は私たちが思う以上に歯磨き粉は中にあって
まだまだ出てくるんですよね。毎回、不思議に思う瞬間です。
私はいつも信じていることがあります。
それは、人間は極限状態の時、火事場の馬鹿力のような
理屈抜きの凄い力を生みだす動物だと言うことです。
困難な状況に立たされ、どうしようもない中、
一つの光を導き出そうとねじり出てきた歯磨き粉たち。
これは、何も特別なものではなくて人間であれば、
誰しもが持っているものだと思います。
・オリジナルがない
・自分には武器がない
本当にそうでしょうか。あなたの中に歯磨き粉は残っています。
この「ぶちゅー」の固形物が、
自分にとってのオリジナルであり武器だと思うんですよね。
ひねり、絞り出せば、必ず出てきます。
むしろ逆境はオリジナルや武器を作るチャンスだと思うべきかもしれません。
まだまだ残っている、歯磨き粉。ぶちゅーって出してみませんか。
オリジナル、個性、武器は、かっこよくもなんともなくて、
すごく泥臭いところから生み出されるのです。歯磨き粉の残りみたいに。
次は土田です。