パフスタッフが綴る何気ない日常。日々感謝をこめて。「パフ・ザ・マジックドラゴン 執務室」

アクティブラーニング!

2011年12月15日 (木曜日)

こんにちは。奈良に「かわいらしい笑顔」と紹介され、かなり舞い上がっている平原です。後の修飾語は読まなかったことにします。

 

さて、私は先日、現役の高校の先生方の勉強会に参加してきました。

なんで一般企業に勤める私が?と思われた方も多いと思います。

実はこの勉強会を主催されている先生は、今の常識よりもずっと広い視野で教育を変えていこうとされている方で、企業教育と学校教育の壁をなくし、ノウハウの共有を進めていこうと考えているのです。だから、企業人と教師が一緒に勉強会をやる。これ、スゴイ事だと思いませんか?

 

その勉強会のテーマは「アクティブラーニング」です。

一方的に教師が講義をするスタイルではなく、受講生(生徒)がグループ学習を通じて学んでいく、という手法です。

この日の教科は「国語」。テーマは「古典」。先生からの講義はほとんど無し。出された課題の「和歌」を、グループごとに調べて込められた意味を全体の前で発表するというものでした。

私は理系です。古典は、正直面白いと思ったことは過去一度もありません。

そんな私が、現役の先生方と他社で務める社会人の方と混ざり合ってひとつの和歌に取り組みます。右手に資料、左手に古語辞典、これはどういう意味?なんでこの人はこの言葉を選んだんだろう?実際はどんな事情があったんだろう?短い時間でしたが、白熱した議論が起こりました。

普段だったら文法的な観点から、これはこういう意味だ、と機械的に訳してしまうところですが、皆でワイワイ議論していると、その和歌の背景にある情景をあれこれと思い浮かべることができました。

驚くことに、それはすごく楽しい時間でした。

 

和歌って面白いんだ。

 

12年間の「国語教育」では見つけられなかったその事実に、たった15分で辿りついてしまったのです。

 

一度興味を持ってしまえば、その後掘り下げていくのは容易な事です。学ぶ為には、まず意欲が必要なんだということ、そしてそれを作るのは「面白い講義」ではなく「自分から見つけさせる」事なんだと言うことを、心から実感しました。

 

先生たちはスゴイ!!教育は、どんどん変わろうとしている!!

さあ社会。私たちも、どんどん変えていきましょう。

 

お次は、和歌を詠んでいるところが想像できない保坂です。